人生に対する観念・思想上の態度:すなわち人生観において
「働く」目的はなんであるのでしょうか・・・・
         欲のため・・・・
         義務のため・・・・
         生活のため・・・・
         甲斐のため・・・・、などなど、人それぞれです


若さとは、可能性の塊です、失敗も次へのスッテップにつながります
まわりを明るくする太陽のような存在です(であるよう希望しています・・・・)
自分の好きなことが職業に出来れば一番いいのでしょうが
すべての人が思い通りになるわけではありません、日と年を過ぎるとなおさらです

これまでを振り返り、不本意といわれる方もあるでしょう
波乱に満ちたすごし方をされた方もあるでしょう
しかし、いろいろな目的や思惑、しがらみの中で
年を重ね、過酷な試練などの荒波を乗り越え
「定年」といわれる年を迎えられたことは
「無事」ということにおいて、素直に喜んでいいのではないでしょうか・・・・

                      参考に 「 無事是貴人 」をごらんください

西国三十三ヶ所十一番札所:上醍醐に登ったときのことです
通り過ぎる道すがら、いろんな言葉(標語)が掲げられていました
そのなかから心に触れた言葉を拾ってみました
  『 人生は重き荷を背負うて坂道を登るが如し
     勢いにまかせて登ると後で痛い目に合う
 』
  『 お山は修験道にかぎらずとも、人間精神の道場である
     頂上に立つ爽快さはどうしても頂上に立つことなくしては体感できない
     がんばれ、降りの道は苦しさを伴っても楽しい
     人間精神を鍛える「原始の場」
     山こそはその価値を失わぬ神秘の姿である 


そこで思い出しました
徳川家康の人生訓につぎのような言葉があります
  『 人の一生は、重き荷を負うて遠き路を行くが如し、急ぐべからず 』
遠き路・・・・、近い道程ではありません、平坦な道ばかりでもありません
上り坂もあれば、下り坂もあります
さらには、「よもや:まさか(真坂)」という坂道まで存在しているかもしれません

山には坂がつきものです
逆に坂があるから山が形成されているわけです
もう・・・・」という言葉は、下り坂の考え方、捉え方
まだ・・・・」という言葉は、上り坂の考え方、捉え方があると思います

これで終わり、もうこれまで・・・・と思わず、事実を客観的に受け止め
まだまだ、これから・・・・と、更なる飛躍を念じましょう

編集子も「団塊世代」の一員として、その枠内にいるわけですが
人生に「定年」はありません、只今可能性がみなぎっている青春真っ只中!
若さを失ったときに老いが来る・・・・
「団塊」の世代の方のみならず、皆様につぎの言葉をお届けします

   青春とは、人生のある期間をいうのではなく心の様相をいうのだ
         年を重ねただけで人生は老いない
         理想を失うときにはじめて老いがくる
   歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ
         人は信念とともに若く、疑惑とともに老ゆる
         希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる

                       
サムエル・ウルマン)
                           参考に「 青春 」 をご覧くださいませ
言葉は時代と共に変化してまいります
昨今の若者諸君が使用する言葉が難解なように
私達の若いときも、年寄りから同じように言われてきました
また、各地域の言葉(方言や抑揚)も尊重もされるようになってきました
これからも、言葉は進化していくことでしょう・・・・

さて、標題の「 もう・まだ 」ですが、副詞として使われています
いまさら、日本語の勉強ではありませんが・・・・
副詞(ふくし)とは
主して、用言および状態を示す体言または他の副詞を装飾する語です
「たいそう寒い」の「たいそう」は用言を
「およそ3年」の「およそ」は体言を
「もっとゆっくり」の「もっと」はたの副詞を装飾します
       ( 広辞苑 )

2007年問題が数年前から問題視され、その年がやってまいりました
団塊の世代※といわれる人たちが「定年」を迎え
(※団塊の世代:主として、昭和22年から24年に生まれた人たちを指す)
社会的・経済的な分野において、大きな影響を及ぼすとされています
その年の始まりが2007年です

多くの方がサラリーマンをされているということで
法律(法規・規則)などによって退官・退職する決まりになっている年齢を
「定年」という言葉で表現されているわけですが


一定年齢(一般的に60歳ちかく)になると
第一線から去りなさい(退官・退職)というきまりは、「?(いかがなものか)」です・・・・
体力的・精神的・などなど、職業の内容や個人差もあり、加えて社会的なホローも無く
同一列において論じるには無理が生じているのではと思っています

また、長期の展望(百年の大計)の無さや、見誤りによる弊害が随所に現れています
少子高齢化問題にして然り、エネルギー問題にしても然り・・・・
そして責任の所在をうやむやにする努力だけが精力的に行われているように感じます

寺田寅彦(1878-1935、物理・文学者、随筆・俳句が巧み)の言葉に
  『 歴史は繰り返す法則は不変である
    それゆえに過去の記録はまた将来の予言である
 』、というものがあります
目先の損得勘定が優先され、問題が「先送り・棚上げ(ご参考までに)」にされ
先人の教訓から、目をそらした結果にほかならないないのではと思われます
かといえば
この目まぐるしい技術革新のなかで
将来展望を正確に描くことは至難の業である、との見方も出来るのでは・・・・
などのような援護的な考え方も浮上してまいります

そんな中での「定年」・・・・
自分の意思とは無関係に
定められた社会の歯車の回転から、鉄くずが削り(摺り)落ちるように・・・・
「もう」充分働いたから・・・・
「まだまだ」働けますよ・・・・
いろいろな感慨を抱きながら、その日を迎えることになります
石鎚山(標高:1982m)
山行日:2002.10.15/16、(晴)
所在地:愛媛県西条市

最高峰天狗岳から
弥山を望みます
カメラの位置に立つには
険しい岩稜を
通る必要があります
右の青い建物から
直登する三の鎖ルートが
潜んでいます
握力がない編集子は
もちろんエスケープルートを
選択しました
伊吹山(標高:1377m)
山行日:2004.08.21、(曇)
所在地:滋賀県米原市

編集子の地元の花の山です
低い山なのに不思議なことに
山頂部は樹木がありません
この時は
83歳の元気なおじさんを
案内いたしました
山麓からではなく
標高:1240m付近にある
ドライブウェイ駐車場からの
楽チン登山でした
上野登山口からのルートが
シュプールのように
描かれています
左は駐車場から・・・・
荒島岳(標高:1524m)
山行日:2005.09.30、(晴)
所在地:福井県大野市

大野富士と呼ばれる
美しい山です
尾根道としては
見えていませんが
稜線がアップダウンを
雄弁に物語っています
小荒島岳からの山容です
@〜A〜稜線〜山頂へ
好天ですと
枠外左横方向に白山が
望めるのですが
この日はあいにくでした
  ↑
晴れていれば
乗鞍岳望遠
御嶽(標高:3063m)
山行日:2002.08.11/13、(曇)
所在地:長野県木曽町

飛騨頂上の麓から
五の池小屋を眺めます
左下に濁河温泉への
ルートが下っていきます
この山行は
頂上付近で風雨に見舞われ
自然の恐ろしさを
知らされました
しかし天候は劇的に変化
山小屋についた時には
天空は青空が支配するという
変わりようでした
四阿山(標高:2354m)
山行日:2004.10.18、(晴)
所在地:長野県真田町

中四阿を過ぎた辺りからの
四阿山展望です
山頂直下に
白っぽく見えているのは
植生保護のための
木道と階段です
山頂の向こうに三角点峰が
隠れています
南八ヶ岳/赤岳(標高:2899m)
山行日:2006.08.23/25、(晴)
所在地:長野県南牧村

硫黄岳から赤岳への縦走路
起伏にとんだ岩稜越えが
登山者の気持ちを
高ぶらせます
硫黄岳山荘近くからの展望
白馬岳(標高:2932m)
山行日:2005.07.20/21、(晴)
所在地:長野県小谷村

小蓮華山から
山頂に伸びる尾根道
この道を
山頂から下ってきました
704版:平成19年03月28日 水曜日
もう・まだ
剣山(標高:1955m)
山行日:2002.10.17、(晴)
所在地:徳島県三好市

ジロウギュウ峠からの山容ですほぼ稜線にそってルートが
ひかれています
この山行は日程の都合で
登山口から
リフトを利用の山行でした
剣山
その名前に似つかわしくない
穏やかな山容です
伯耆大山/弥山(標高:1709m)
山行日:2006.10.18、(晴)
所在地:鳥取県大山町

弥山から剣ヶ峰を眺めています
崩落が激しく
三角点峰から剣ヶ峰へは
通行が禁止されています
常念岳(標高:2857m)
山行日:2003.07.26/28、(曇)
所在地:長野県安曇野市

この山行は終始
ガスにまとわりつかれました
お陰で写真撮影の枚数が
距離数に対して少ないなか
常念岳から蝶ヶ岳への
縦走ルートが撮影できた
貴重な一枚です
ここは蝶ヶ岳ヒュッテ
朝日の出ている時刻
このあとすぐに
ガスで覆われてしまいました
尾瀬/至仏山(標高:2228m)
山行日:2001.09.18/21、(曇)
所在地:群馬県片品村

鳩待峠から
山頂への尾根道です
※写真がプリント版のコピーのため
鮮明でありません後容赦ください
なぜ山に登るのですか・・・・
「そこに山があるから」
英国の登山家:ジョージ・マロリーの
言葉として知られています
面倒くさくて「適当に答えていただけ」
と言う説もあるそうです
「なぜ・・・・」、質問の本質は
なぜ唄を歌うのですか、とか
なぜお茶を楽しんだりするのですか
などという質問と同じような次元です
山に登るのは本能みたいなもので
自分が欲するからに他なりません
理由は後からついてくるもの・・・・
天候や体調がよければ
素晴らしかったと表現するでしょうし
コンディションが悪ければ
それなりに良かったと答える・・・・
だから何処が良かったかと聞かれても
何処も・・・としか答えようがないのです
「いま、どんな気持ちですか・・・・」など
そんな質問をしないのが賢明かと・・・・
山行に見る 尾根道・坂道
一緒にいってみたいなこんなとこ
みたいな
山葵の山行まっぷ
印の県に「目的地」があります
県名
今日のことば
福井
群馬
長野
滋賀
山呼-リスト
※ご参考までに
このコラムは
管理人のひとり言です
黒や灰色の文字は
編集子のオリジナル
カラー文字は編集子所蔵
資料からの引用です
恵那山(標高:2191m)
山行日:2004.11.05、(晴)
所在地:長野県阿智村

広河原ルートから
黒井沢ルート
尾根出合いへの道です
標高が低いため
森林限界がありません
故に尾根道が目立ちません
快適な笹道が暫く続きます
南・中央アルプスが
良く見えます
甲斐駒ケ岳(標高:2966m)
山行日:2005.10.14、(晴)
所在地:山梨県南アルプス市

仙水峠と駒津峰の中間から
山頂を見つめました
甲斐駒名物の白砂が
尾根道を隠しています
ルートは駒津峰から
@〜Cと進み
稜線を山頂まで緊張の連続
帰路は摩利支天に立ち寄り
駒津峰へ・・・・
直登コースは避けました
山呼らいぶらり〜
愛媛
徳島
山梨
鳥取
さて、今回の特集写真は「坂道」
人生には坂道がつきもの
定年も人生という坂道の
重要な通過点の一つです
それが上り坂なのか
下り坂なのか、それとも
「まさか」という坂道なのか・・・・
坂道が表現されている写真は
意外とありません、というより
写真で表現するのは難しい
そこで
尾根道を集めてみました
数ある山行の中より
日本百名山から
抜き出してみました
三国境
  ↓
旭岳
 ↓
白馬岳山頂
    ↓
鑓ヶ岳
杓子岳
   ↓
常念岳
  ↓
表銀座
  ↓
蝶槍
 ↓
蝶ヶ岳三角点
   ↓
赤 岳
  ↓
阿弥陀岳
  ↓
中 岳
 ↓
横 岳
  ↓
台座の頭
   ↓
大同心
 ↓
  ↑
木道階段
鳥居峠→
甲斐駒ケ岳
   ↓
摩利支天
  ↓

A

B

@
←駒津峰
直登コース
     |
     |
     ↓

C
北岳(標高:3192m)
山行日:2001.08.16/17、(晴)
所在地:山梨県南アルプス市

小太郎尾根分岐から
山頂を展望
この山行は
夜行電車で眠れず
疲労コンパイ状態で
山小屋に辿り着いた
想い出のある山行です
北岳山頂
 ↓
肩の小屋
 ↓
継子岳
  ↓
濁河温泉
黒井沢ルート
尾根出合い
  ↓
恵那山山頂は
この奥
  ↓

@

A
荒島岳
  ↓
上野登山口
     ↓
伊吹山山頂
  ↓
←8合目駐車場
三角点峰
  ↓
剣ヶ峰
  ↓
槍ヶ峰
  ↓