あぶらひだけ/かぶとみくにだけ ルート 余野森林公園P(09:10)〜三馬谷〜油日岳(11:00)
〜加茂岳〜忍者岳分岐〜三国岳(12:10/12:40)
〜倉部山(13:05)〜ゾロ峠(13:20)〜駐車場(14:10)
油日岳/加太三国岳 シュミレーション
地  域 24z:鈴鹿峠/南西N 概要 南鈴鹿の最南端部にある、油日岳から三国岳を縦走します。この縦走路には、油日岳・加茂岳・忍者岳・三国岳・倉部山(主稜線から外れている)の五座を巡ります。三国岳は、加太三国岳とも呼ばれ、旧近江・伊賀・伊勢の三国の境にあることから名付けられました。渓谷あり、キレットあり、ザレ場ありと、行程上の変化が著しく、標高差も少なく、メリハリのある山行が楽しめます。主稜線は、崩落が激しく、ヤセ尾根がなくなるかと、心配になるほどの状況が目の前に現れます。簡単であるが故に、多くの方が入山されますが、経験者の同行をお勧めいたします。尾根上では、所々で展望がききますが、各山頂では、樹木が邪魔をして眺望はありません。標識は整っているのですが、標高や名称が、地理院地図やガイドブックの表記とそれぞれが食い違い、どれが正しいのか大いに迷います。
Mapion 三重県伊賀市柘植町
標  高 720m/330m/=390m
距  離 約5.0m、斜度:max29°
体力度 31P、☆☆
山行日 2006.04.18、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要05:00/歩行03:35
アクセス 自家用車、02:00
備  考 急勾配、アップダウン
撮影日:2006.04.18

01 ショウジョウバカマ
02 ?
03 馬酔木
04 椿
ルート・シュミレーション はこちらから
油日岳
  ↓
加茂岳
  ↓
忍者岳
  ↓
三国岳
倉部山
  ↓
ゾロ峠
   ↓
鳥不越峠
 ↓
望油峠
  ↓
滝の詳細 はこちらから
市場谷/坎霞渓の
滝の一つです
何れも滝の規模は小さく
無名瀑です
坎霞渓(かんかけい)
立派な名前が付けられています
倉部川の支流にあたり
市場谷とも呼ばれています
東海自然歩道が並走しています

古くは、壬申の乱(672年)の折
大海人皇子が
美濃へ向かった道でもあり
源義経が
平家追討のため(1184年)
西国へ向かった道と
いわれています
           (標識説明)
「ゾロ峠」、標高:559m
標識には「ぞろぞろ峠」と記載されています
公園案内にも「ぞろ峠」とあり
本hpでも「ゾロ峠」を採用しました
東海自然歩道は
上方向(不動滝、関町方面)から
右方向(余野公園)に通っています
倉部山山頂、標高:688m
ここから、錫杖ヶ岳など
伊勢方向の山が望見できます
熊笹が沢山見られます
コースは綺麗に刈り取られ
心配していた藪漕ぎは
ありませんでした
倉部山山容:手前中央
三国岳よりの尾根からの眺め
高峰に見えるのは
北打山、旗山です
尾根筋から
三国岳を見返りました
彼方の山は那須ヶ原山です
三国岳
  ↓
那須ヶ原山
   ↓
「伊賀甲賀方面展望」の標識
多くのhp管理者が
ここが本来の
「鳥不越峠」だとされています
本hpでも鳥不越峠としました

地形図によると
ここから不動谷に降り
三馬谷口に進めるようです
斜面は忍者岳の山裾です
三国岳山頂
 標高:700m(地図推測)
    711m(公園案内図)
本hpでは、700mを採用しました
右に進むと那須ヶ原山です
私達は、主稜線からはずれ
南側(カメラの方向)に進みます
キレットから上部を見上げる
岩と木の根っこをつかみながら
重い身体を持ち上げます
慎重な行動をとれば大丈夫です
忍者岳と三国岳の分岐
忍者岳は、尾根から少し外れます
尾根の崩落
岩にしがみつきながら回り込みます
尾根筋にある加茂岳、標高:720m(公園標識)
     地形図標高:700m(推測)=本hpで採用
ヤセ尾根、崩落が著しい
油日岳山頂
標高:693m(地理院地図)
    696m(登山ガイドブック)
    698m(標識)
    694m(油日神社、郷土辞典)
以上のように標高値はさまざまです
一体どれが正確なのでしょう
本hpでは、地理院地図値を採用
油日岳は、甲賀市甲賀町にある油日神社の神体山です
9月11日夕方から山頂に祀られている「荒魂
(あらみたま)※」を
山麓の油日神社に迎える神事が行われています
※荒魂=上代日本人の神霊観で荒く猛き神霊
                     (人文社:郷土資料辞典)
三馬渓の一つ「天竜の滝」、一番規模が大きい
滝の詳細 はこちらから
三馬渓谷には
小規模ながらさまざまな滝があります
三馬谷の入り口です、小屋の名前は三馬小屋
ここまで車が進入可能です(規制がなければ)
右の方へは、不動谷経由で三国岳に進めます
奥余野森林公園:登山口
舗装道路を約0.7kmほど歩きます
奥余野森林公園から見る山容
ここからは油日岳は見えません
右側の双耳峰のように見えるのは忍者岳です
山の彩り:4枚
三国岳山中にて
(三重県伊賀市)
奥余野森林公園(登山口)に戻ってきました
ここには駐車場や水洗トイレも整備されています
「不鳥越峠」とありますが
多くの方のご指摘では
ここは「望油峠」と呼ばれる所だということです油日岳が望める(実際には見えない)から
つけられた名前でしょうか・・・・
余野公園にある案内図では切処とありました
本hpでも「望油峠」を採用しました
キレットの鞍部、
切処:きれっと、きりと(広辞苑)
ルート中、最大の難所:キレットです
対面から眺めていると背筋が寒くなってきます
三国岳/倉部山の
鞍部:鳥不越峠(後出)
からの忍者岳
ヤセ尾根:ルート中、ここが一番きびしく
両側に崩落していました
岳大明神の祠:油日神社の奥宮
写真-右:尾根ルートの登山口です
油日岳の登山コースは
@油日神社ルート(滋賀県側)
A奥余野森林公園尾根ルート
B奥余野森林公園三馬谷ルート
がよく利用されています
特に、余野公園は駐車場も広く、アクセスが容易です。普段は、名阪国道を利用する山行の、中継点として利用するのみでしたが、今回ようやくの山行が、Bのコースにより実現しました。黄砂の影響で、眺望がいまひとつでしたが、三馬渓の滝で、1時間近く道草を食ってしまいました。
油日岳
  ↓
加茂岳
  ↓
余野公園の近く、滋賀県側よりの油日岳・三国岳の山容です、黄砂の影響で本来の姿が・・・・
尾根筋の見晴らし場から見る那須ヶ原山と
三国岳(手前の三角錐の山)
山聲-TOP
山悠遊-三重/滋賀南鈴鹿
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき