標 題 | 口緩む 仏の鼻に 赤トンボ |
山 行 日 | 2012年(平成24年)09月27日(晴) |
地 域 | 柳生/北西NW |
京都府木津川市加茂町 | |
撮影場所 | 岩船寺遊歩道 |
リ ン ク | 山悠遊:当尾の里、浄瑠璃寺、岩船寺 |
概 要 | 奈良県と境を接する京都府加茂町の「当尾の里」は、平安時代後期から鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄え、今も「石仏の里」として多くの人に親しまれています。その地名は「塔の尾根」に由来すると言われています。 「当尾の里」は、「京都府」ですが、奈良の興福寺の別所であったところであり、文化的には南都奈良仏教の影響下にありました。平安時代、世俗化した奈良仏教を嫌った多くの僧侶が、この地で草庵を営み念仏修行に専心しました。草庵はやがて寺院に姿を変えて行き、浄瑠璃寺(じょうるりじ)や岩船寺(がんせんじ)など多くの寺院が甍を並べるようになり、寺院の境内に多くの塔婆や石塔が築かれました。 石仏や石塔が散見できる当尾の里ですが、中でもそのスター的存在として「わらい仏」があります。この石仏の前に立つと自然と笑みがこみ上げてきます。そんな目の前を赤トンボが飛び交っています。のどかな山村風景です。 そこで一言、「口緩む 仏の鼻に 赤トンボ」 |