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門紀行:恵林寺三門
標   題 恵林寺三門
地  域 19:塩山/北東W
Mapion 山梨県甲州市塩山
山行日 2016.11.02、(晴)
間 口 一間一戸
特 徴 楼門
リ ン ク 社寺探訪:乾徳山恵林寺
概   要 恵林寺は、宗派:臨済宗妙心寺派、本尊:釈迦如来、創建:元徳2年(1330)、開基:夢窓疎石。鎌倉時代、甲斐国の守護職であった二階堂氏邸を禅院としたのが始まりとされます。恵林寺は甲斐における臨済宗の中心となり、後には足利義満により鎌倉禅林十刹に準ずる寺格を与えられました。応仁の乱で荒廃しますが、甲斐武田氏の菩提寺に定められて復興し、隆盛します。天正10年(1582)3月、織田・徳川連合軍の武田領侵攻(甲州征伐)により武田氏は滅亡に際し、織田軍は恵林寺を焼き討ちにしました。この際、快川紹喜が燃え盛る三門の上で「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と発して火定したと伝わります。
四本の隅通し柱は、階下が角柱造り、階上部分を円柱造りとする技巧を凝らし、室町末期から桃山期にかけての名作技法とされています。
この門は、入母屋造り桧皮葺、両袖に潜り穴付き板壁付。
左背面
正面
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中門前から三門遠景
背面右脇にある天正時代の礎石
右背面
背面
背面額縁
正面扁額
正面遠景
正面額縁
左正面見上げ
右正面見上げ
正面