門紀行:萬福寺総門
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標   題 萬福寺総門
山 行 日 2012年09.月23日、(雨/晴)
Mapion 京都府宇治市五ケ庄
間 口 三間一戸
特 徴 牌楼形式:漢門、重要文化財 
リ ン ク ひとり言:茶摘み歌萬福寺
概   要 萬福寺(まんぷくじ)は、黄檗宗大本山の寺院。山号は黄檗山、開山は隠元隆g、本尊は釈迦如来である。日本の近世以前の仏教各派の中では最も遅れて開宗した、黄檗宗の中心寺院で、中国・明出身の僧隠元を開山に請じて建てられた。建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有する。
総門は、寛文元年(1661年)の建立。瓦屋根の中央部分を高く、左右の部分を低く、段差を設けているのは中国風で、日本の一般的な社寺建築には見かけない形式である。屋根上左右に乗る魚のようなものは鯱ではなく、摩伽羅(まから)という想像上の生物でヒレの代わりに足が生えている。マカラはサンスクリット及びパーリ語でワニを表す言葉で、東南アジアでは仏教寺院の入口などに用いられています。「第一義」の額が掛けられていることから第一義門とも、また漢門(かんもん)とも言われます。
西向き重層瓦葺。
右背面
左背面屋根
左背面
背面門を額縁にして
左正面
正面遠景
中央上部裏面には円相が型取られています、これは風水的モチーフの一つ「白虎鏡」です
背面
正面
右正面
扁額「第一義)
正面門を額縁にして