かさぎやま-あすかじ ルート 鹿鷺橋(09:50)〜笠置寺:行場巡り(10:25/11:15)
〜笠置山三角点〜布目川発電所(12:30/13:00)
〜飛鳥路潜没橋(13:40)〜笠置大橋P(14:50)
笠置山-飛鳥路 シュミレーション
地  域 26:笠置山/南東SW 概要 笠置は歴史の漂う所で、二千年前から、巨岩信仰の対象となって笠置寺が置かれ、山全域が修験行場として栄えたと伝えられています。また、「笠置」の名前の謂れは、天武天皇が狩の途中に危難にあった際、目印に笠を置いた言い伝えによるとされます。山頂には史蹟:後醍醐天皇の行在所跡があります。山麓を木津川に沿って、「月ケ瀬」方向から「笠置」へと東海自然歩道が通り、剣豪の里「柳生」へと続いています。今回は、奈良県境にある鹿鷺(かさぎ:笠置の名前の由来となった故事から)橋を起点にして自然歩道を北に進み、笠置寺の行場巡りをし、山中を布目川発電所を経て「飛鳥路」に至り、同じ道を還した後、木津川を「笠置」まで進むコースです。特に、木津川支流である布目川の河床には「甌穴(おうけつ)群:ポットホール」、「勧請縄(かんじょうなわ)」などの他、万葉集で「泉川」と詠われた木津川の清流等、見所があります。
Mapion 京都府笠置町
標  高 324m/40m=284m
距  離 約9.5km、斜度:max27°
体力度 33P、☆☆
山行日 2004.03.28、(晴)
形  態 日帰り、10名
時  間 所要05:00/歩行03:35
アクセス 自家用車、02:00
備  考 枯葉、スリップ注意
ルート・シュミレーション はこちらから
撮影日:2004.03.14

01 ウメ
02 ?
03 モクレン
04 ツバキ
渓流の詳細はこちらから
木津川の潜没橋

大水が出てきても
水の中
に沈んでしまうことから
「潜没橋」と言われています普通の橋ですと
流されるなど
復旧に大変なのですが
水に沈めてしまうことで
流失や破損を軽減しよう
との考えです
まさに逆転の発想です
笠置山山頂にある史蹟:後醍醐天皇行在所跡

鎌倉幕府末期の政変により
後醍醐天皇がここで捕らえられ
隠岐島に流された後「建武の中興」
その後吉野に逃れ・・・・室町幕府が開かれる
太平記の舞台の一シーンです
笠置山からの展望、左方向:木津川下流−笠置大橋、右方向:木津川上流−飛鳥路
東海自然歩道の道標

ゴルフ場の境を過ぎたところ
立派な道路は
ここで山道に変わる
プレートのあるところから
山中に分け入ると
笠置山の三角点に至る
左に行けば笠置方面に至る
私たちはここから
樹林の山中を笠置寺に向かう
鹿鷺橋:出発点

右のほうにゴルフ場があり
この橋はそのとき設けられたもの
川の対岸には
笠置〜柳生への
道路が通っている
丁度、峠道にあたる
東海自然歩道は
右から左の方に伸びている
右に行けば「剣豪の里:柳生」
左に行けば「歴史の漂う笠置」
私たちは右の方に向かう
笠置寺境内にて
(京都府笠置町)
山の彩り:4枚
笠置山から
三角点:最高点のある頂上下に出ると
ゴルフ場の上部に踊り出る
かなりの距離を境界伝いに左方向にすすむ
飛鳥路の布目川発電所を目指す
山頂直下の展望所、大きな岩は「貝吹き岩」とありました
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
木津川の清流です

巨岩奇石が川辺の景色を変えています
布目川発電所から笠置に至る約1.5kmの間は
東海自然歩道が木津川と並行していて
川の景観を楽しみながら歩くことになり
表情が刻々と変化し退屈しません
布目川の甌穴群

川沿いに約500mにわたって
木間越しに見えてきます
「甌穴(おうけつ)」とは
川底の窪みに
渦巻き流が生じて
中に落ち込んだ小石が
回転しながら河床を
深く削り取ってできた
珍しい穴のことです
数十万年〜数百万年も
かかってできたものと
推定されています
山悠遊-京都洛南