いぶき |
ルート |
笹尾P(09:35)〜水谷張出峰(11:05)〜林道出合
〜屏風岩崖上(11:35)〜後谷〜イワス分岐(13:10)
〜イブキ山頂(13:25)〜県道出合〜笹尾P(14:45) |
イブキ |
シュミレーション |
地 域 |
25zn:彦根東部/南東W |
概要 イブキ(標高:550.0m)は、彦根市東部山地にあり、芹川(芹谷)以西に位置します。山地一帯には、高取山・比婆之山・イワス(原石山)などが、彦根市と多賀町の境目としての分水嶺となり、峰を連ねています。イブキはその山塊の西端にあり、稜線は南西側に深く切れ落ちています。山腹に抱かれる屏風地区や後谷地区は、近年の産業構造の変革や文化の変化などにより、山中から里へと生活基盤が移り、現在は先祖をお祀りされるのみの状態に移行しつつあります。イブキはそんな集落同士をつなぐ生活道路の一部を利用しての山行コースとして仕立てます。屏風地区には、垂直に切り立つ屏風岩があり、時折岩壁登りをする人が見受けられます。今回は、山麓の笹尾地区から一般道(県道)を水谷地区に進み、山岳道路分岐から後谷・イブキに進み、ケモノ道を山麓へ一気に下り降りるコースを取りました。とにかく急斜面です、細心の注意を。 |
 |
滋賀県多賀町/彦根市 |
標 高 |
550m/190m=380m |
距 離 |
約7.5km、斜度:max40゜ |
体力度 |
33P、☆☆ |
山行日 |
2007.04.07、(晴/曇/雨) |
形 態 |
日帰り、2名 |
時 間 |
所要05:10/歩行04:25 |
アクセス |
自家用車、00:15 |
備 考 |
イブキ南西稜:急勾配 |
撮影日:2007.04.07
01 ミツバツツジ
02 ショウジョウバカマ
03 ショウジョウバカマ
04 ワサビ
05 ワサビ
06 スミレ
07 サンシュウ
08 サンシュウ
イワス
↓
イブキ
↓
男鬼峠
↓
イワス
↓
イブキ
↓
↓男鬼山
彦根市仏生寺町(標高:140m)、撮影日:2006.04.28、イブキから北西へ約1.6km
男鬼峠
↓
イワス
↓
イブキ
↓
彦根市仏生寺町(標高:140m)、撮影日:2003.09.01、イブキから北西へ約1.6km
イブキ
↓
イワス
↓
男鬼峠
↓
野田山山頂(標高:364m)、撮影日:2006.12.11、イブキから西南西へ約2.1km
イワス
↓
イブキ
↓
イワス山南峰
↓
↑
2007.07.07下山ルート(谷筋)
鍋尻山
(頭だけ)
↓
イワス山頂(標高:640m)、撮影日:2006.04.28、イブキから北東へ約0.6km
野田山
↓
↓青竜山
↓荒神山
イブキ
↓
後谷地区
↓
↑
後谷杣道
イワス山頂(標高:640m)、撮影日:2003.09.01、イブキから北東へ約0.6km
荒神山
↓
金亀山
↓
佐和山
↓
イブキ八景
イブキを目標とした山座同定
甲良町東小学校近く(標高:125m)、撮影日:2007.02.20、イブキから南南西へ約8.3km
↑
イブキ
イワス
↓
向山(芹川北)
↓
野田山
↓
霊仙山
↓
青竜山西稜
↓
イワス南峰
↓
高取山(男鬼)
↓
林の中からでてきました
この辺り(標高:190m付近)は
僅かですがダムにより水没するようです
14:35 県道出合
14:45 駐車場到着、雨は霧雨に・・・・
←水谷・山岳道路分岐
笹尾地区→
ケモノ道を歩いていますと
以外にも歩きやすいのです
シカやイノシシなどのケモノも
本能的に通りやすい所を
見つける能力があるのでしょう・・・・
南西稜:急斜面です
ケモノ道を降りてゆきます
急傾斜の南西稜 横から見てもこの通り
下から見ると、見た目はまさに壁のように見えます
13:25 イブキ頂上(標高:550.0m)
三等三角点:小谷
展望はありません
イブキへの稜線から見るイワス
本hpでは今年になって
最大斜度(勾配)を
記載するようにいたしました
標高差50mに対する水平距離を
地図上で測定し、三角関数により
傾斜角を算出しています
30度を越えると木の枝など
つかまる物が無いと
下るのに難儀いたします
40度を越えると
まさに壁の状態で
通行は避けたほうが無難です
13:10 イワス/イブキ分岐
旧鉱山施設、イワス(原石山)は
セメントの原料となる石灰岩の鉱山跡です
参考:イワスからの後谷全景
撮影日:2006.04.28、(晴)
イブキ→
アミダ峰
↓
高取山方面
↓
青竜山
↓
↑
後谷
屏風岩分岐
|
↓
↑
旧鉱山施設
堰堤上流、イワスの急斜面が迫ってきます
谷筋はそんなに急ではありません
イワス南峰 石灰岩が露出しています
カモシカがいないか・・・・残念でした・・・・
イワス
↓
後谷地区からイワス/イブキ分岐を目指します
堰堤:景観を配慮されているようです
黒くみえる擁壁は
コルテン鋼で造られているようです
イワス
↓
後谷/屏風地区への道路分岐
屏風→
↑後谷/県道分岐↓
12:35 後谷地区が見えてきました
奥にはイワスが覗いています
イワス
↓
崖横からの芹谷小屏風岩(西側、一部)
↑
屏風への道
←芹谷小屏風岩
(西側)
↑
芹谷屏風岩(東側)
※
2007.04.10
屏風岩のカメラスケッチのため
芹川(芹谷)から
屏風岩への直行を行いました
屏風岩 山行詳細 は
こちらからお入りください
11:35 崖上(標高:330m)
ここからは屏風岩が
真横になり見えません
崖下は約15m
小雨も降出し危険なため
無理をしないこととしました
崖上からの南東眺望
11:20 屏風岩標識
(標高:370m)
屏風岩は谷向こうにあります
樹木に邪魔されて
良く見えません
向山(芹川南)
↓
芹川(芹谷)
↓
←屏風岩
道路標識→
←芹谷小屏風岩
県道分岐→
←後谷・屏風
芹谷屏風岩
↓
山岳道路からの南東側展望
※鍋尻山は
アミダ峰〜向山を経て
峰続きに見えますが
大きな谷(エチガ谷)があり
縦走は大変です
水谷張出峰越えは
約0.8km進むのに1時間もかかりました。山岳道路を進めば
30分以内に通り抜けられたでしょうに・・・・
「人はなぜ山に登るのか・・・・」
そんな質問と同じように
「なぜ・・・・」という質問が聞こえてきます
山岳道路出合
鍋尻山
↓
アミダ峰
↓
向山(芹川南)
↓
11:10 山岳道路出合から水谷張出峰見返り
←県道分岐
↓張出峰/後谷・屏風→
11:05 水谷張出峰(標高:340)
10:35 水谷張出峰の尾根取付
(標高:310m付近)
10:10 後谷・屏風地区への山岳道路分岐
現在この近辺で地質調査が行われています
↑後谷・屏風(山岳号路)
←水谷(県道)
栗栖(県道)→
県道分岐からすぐ山中に分け入ります
後谷・屏風→
↓県道分岐
アミダ峰が前方に大きく聳えています
芹谷ダムの建設予定地:前方林のある付近
水谷への道中、V字位置がダム予定地
山中の彩り:8枚
イブキ山中にて
(滋賀県多賀町)
アミダ峰
↓
杉坂山
↓
09:35 笹尾へ行く道に路傍駐車
水谷に向け出発(標高:190m付近)
この道路は、県道水谷彦根線です
芹谷(せりたに)ダムが完成すると
満水時最高水位、標高:201m
この位置は僅かですが水没です
↓鳥居本
↑水谷/笹尾→
彦根東部山塊には、アミダ峰・イワス・ヒヨノのように、カナ混じりの山があります。今回の目的地もそのうちの一つである「イブキ」です。百名山の伊吹山とは関係ないでしょうが、名前の謂れなどは残念ながらわかりません。好い天気に誘われて家を出たものの、途中で小雨。急斜面の山中での雨でしたが、幸い木々が傘の役目をしてくれました・・・・
彦根市中山町(標高:140m)、撮影日:2005.02.04、イブキから北北西へ約2.5km
彦根市善谷町(標高:140m)、撮影日:2005.05.03、イブキから北北西へ約2.3km
イブキ山頂
←南西稜
イワス分岐↑
イブキ↑
←イワス/後谷↑
ロッククライミングの風景
(sizukaさん提供)
雨が降り出してきました、晴れていると
石灰岩の露出がもう少し明瞭になるのですが・・・・
芹谷屏風岩(東側、一部)
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
東屏風岩が樹間から
垣間見えます
屏風岩は2箇所あり
東と西とに分かれています
谷道
←谷道
道路出合↑
芹谷(せりたに)ダム(旧名称:栗栖ダム)
建設事業は、昭和38年度から予備調査
平成 4年度からは建設事業として推進
当初計画では、機能維持容量を確保した計画とされていましたが、水を貯めることによる自然環境やダム下流河川への影響に配慮し、地域の意見を反映した河川整備計画とするため、洪水調節時以外水を貯めない治水専用ダムにする計画の変更で事業計画が進められています。
(滋賀県:一部抜粋編集)
2006.07、滋賀県知事は、凍結を表明2006.12、滋賀県知事は、建設を容認
2007.04、山行時地質調査が進行中
2009.01、滋賀県知事は、計画を中止決定
↑イブキへの近道
イワス分岐→
山悠遊-滋賀北鈴鹿