だいごやま/せんずだけ ルート 醍醐駅(07:50)〜女人堂〜醍醐山(10:10)
〜横嶺峠〜高塚山〜西千頭岳(12:05/12:45)
〜東千頭岳〜大平山(13:40)〜石山駅(15:35)
醍醐山/千頭岳 シュミレーション
地  域 25s:京都東南部/南東NE 概要 西国三十三箇所第十一番札所の上醍醐寺から、石山駅までを山越えで巡ります。醍醐寺は山上をもって開創の原点とし、下伽藍へと発展したとされています。醍醐山を皮切りに高塚山、西千頭岳、東千頭岳、大平山の5座を縦走します。標高450mから600mの尾根道を辿ることになるわけですが、眺望はほとんどありません。ルートは一部ゴルフ場内の舗装道路を通ることになるのですが、咎められることなく通り抜け、西千頭岳の登山道は、モトクロスの通り道となっていました。山頂は、高圧線鉄塔が立ち、線路がクロスしているので、遠くから山頂の位置が良くわかります。東千頭岳で京都府/滋賀県境となり、北に音羽山、東南に大平山から岩間山へと尾根が延びています。大平山から東の尾根を石山団地に降ります。踏み跡も多く、支尾根に迷い込みやすいので注意が必要ですが、支尾根に踏み込み、新たなルートを見つけるのも一つの楽しみ方です。
Mapion 京都市伏見区/大津市
標  高 602m/20m=582m
距  離 約18.0km、斜度:max23゜
体力度 71P、☆☆☆☆
山行日 2007.03.04、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要07:45/歩行06:20
アクセス 公共交通、01:50
備  考 尾根:枝道多し
山悠遊-京都/滋賀湖南
07:50 醍醐寺駅からの道すがら
醍醐寺黒門からの醍醐山山容
高塚山
  ↓
横嶺峠
  ↓
醍醐山
  ↓
上醍醐寺参道、女人堂入口
石碑には「西国第十一番霊場登山口」
↑横嶺峠
↓醍醐寺
上醍醐↑
 
石 碑
08:15 女人堂
上醍醐は西国第十一番札所であり
西国一険しい札所として知られています
登り口には
かつて女人結界があったことから
女人堂がおかれ、山上のご本尊の
分身をおまつりされています
上醍醐の上り坂の始まり・・・・
08:45 不動の滝 全景
不動の滝:側面から
石樋から流れ落ちる水の糸:滝モドキ?
急なジグザグの階段道(左側通行)
看板には
「お山は修験道にかぎらずとも、人間精神の道場である。頂上に立つ爽快さは、どうしても頂上に立つことなくしては体感できない。がんばれ、降りの道の苦しさを伴っても楽しい。人間精神を鍛える“原始の場”こそは、その価値を失わぬ神秘の姿である」と・・・
9:30 上醍醐の事務所が見えてきました
女人堂から約2.5km、1時間15分(のんびり歩行)
如意輪堂(重文)
懸崖造りの足元を意識してスケッチ
※軒裏が見えにくかったので加工しました
09:40 開山堂(重文)、奥に如意輪堂
開山堂前からの南西展望
市街地がみえるのですが、靄がかかって残念・・・・
この先に奥の院への道
笠取・岩間寺へも続いています
参考に「 醍醐〜岩間寺 」ご覧ください
五大堂、「五大力さん」の通称で尊崇される
仏様がおまつりされています
横嶺峠へは階段下を左へと進みます
   09:50 上醍醐陵(かみだいごのみささぎ)
・白河天皇皇后 賢子
白河天皇皇女尊称皇后?子内親王※?(てい)=女+是
・白河天皇皇女尊称皇后 令子内親王

鳥羽天皇皇女 禧子内親王墓 (宮内庁)
10:10 醍醐山頂上(標高:454m)
標識見つけられません、右の高台の所が
最高所のように見受けられます
開山堂前にある
醍醐山頂の標識
標高は450m
醍醐山の最高所は
地理院の地図によると標高454m
別の位置です
石垣の裏は醍醐陵
↑上醍醐
←西笠取
      女人堂↑
京都国際ゴルフ場→
10:20 横嶺峠(標高:400m)
駐車可能台数はわずか、多いときは路上駐車
峠から上醍醐はかなりのアップダウン
足の不自由な方には少々辛い状況です
↑高塚山
ゴルフ場→
横嶺峠↓
10:45 高塚山分岐
↑高塚山
  桜の馬場↑
ゴルフ場分岐↓
桜の馬場方面分岐
土砂が流れ、かなり道があれています
←醍醐市街
桜の馬場分岐→
高塚山山頂
11:05 高塚山頂上(標高:485.0)
三等三角点、点名:高塚
展望はありません
桜の馬場から山頂までの間で唯一の眺望:山科市街
12:00 京都国際カントリークラブ
ゴルフ場の中の舗装道を通ります
無断で通してもらってもよいのか不明
キャディさんが何人も通られましたが
別にとがめられることもありませんでした
西千頭岳
  ↓
ゴルフ場の打放し練習場
北端に舗装道路が西から東に向かって
延びています
中央の高圧鉄塔のところが西千頭岳山頂
高圧線がクロスしているので
遠目からでも視認できます
(写真では高圧線が見えにくいですが・・・・)
ゴルフ場と登山道の分岐ゲート門扉
鍵はかかっていませんが
2本のフックがあり自由にはずせて
扉が開けられ通行できました
フックについていた紐が
ほどけていましたので
結びなおしてきました
↑西千頭岳
↓ゴルフ場
東海自然歩道
 岩間寺ルート→
バイクが爆音をたてて通っていました
楽しみ方もいろいろあるようです
↑西千頭岳
←ゴルフ場
東千頭岳→
西千頭岳山頂への道は
背丈を越える笹の道でした
綺麗に刈り込まれています
西千頭岳の目標である高圧線のクロスです
鉄塔の下が山頂です
高圧鉄塔が西千頭岳を跨ぐようにたっています
奥の高台が頂上です
12:25 西千頭岳頂上(標高:601.8m)
     二等三角点、点名:醍醐
西千頭岳山頂からの南側展望です
樹木があり、山座同定は楽しめません
東千頭岳(標高:600m)
山頂の標識は
探しましたが見つかりませんでした
最高所をスケッチしました
国土地理院では千頭岳になっています
東千頭岳/西千頭岳の呼称はありません

本hpでは編集の都合上
三角点のある峰を西千頭岳
県境にある峰を東千頭岳と表記します
↑西千頭岳
県境分岐↓
↑大平山
↓音羽山
千頭岳→
13:00 県境千頭岳分岐
千頭岳県境から大平山に向かいます
反射板塔の足元から田上山系を望みます
残念ながら樹木が邪魔をして
良好な展望が得られません
↓大平山
千頭岳↑
登山道は整備されています
枯葉の道をカサカサと・・・・
でも、写真では表現できていませんが
急勾配です
13:40 大平山(おおひらやま、標高:464m)
     地理院地図位置:瀬田/南西NW
大平山山頂から
県境沿いに尾根を少し下ると
反射板塔の側に休憩所があります
ベンチから田上山系が望めます
正面の山は岩間山です
この尾根道を約2.5km進むと
岩間山に辿り着きます
石山へは0.8mほど先の峠を東へ・・・・
岩間山
  ↓
土橋のようなヤセ尾根
どうみても人の手が入っているよう・・・・
袴腰山
  ↓
岩間山
  ↓
大平山休憩所からの南側展望
名神高速道路(石山)からの千頭岳山容:南西側
15:35 石山駅到着、駅舎2階からの南西望遠
東千頭岳
  ↓
大平山
 ↓
東千頭岳
幻住庵のある山塊
  (山名不明)
     ↓
音羽山山系
    ↓
14:35 国分山麓
ここから
さらに藪の中をぬけて市道へ・・・・
  この写真だけ見せられても
  編集子自身も?です・・・・

  早めにファイルしておいたから
  なんとか位置を思い出せました・・
14:40 東海自然歩道音羽山ルート出合
↑大平山国分山麓
↓幻住庵
音羽山↑
国分山麓への尾根道、ルート最大の傾斜地
休憩後、大平山山頂に戻り、ルートを北東に取りました
石山団地方面への尾根ルートです(予定では・・・・)
ところが分岐道があり、これは地図上における林道への分岐道であるので直進しなければと思ったのが
間違いの元。マーキングはあるものの、方角が違います
再度、地図で位置を確認したら別の道・・・・
結果的に新しいルートを見つけることができました
東海自然歩道:石山・音羽山ルート、幻住庵山麓からの千頭岳山容       撮影:2005.03.27
参考に「 音羽山 」をご覧ください
東千頭岳
  ↓
大平山
  ↓
醍醐寺は桜の名所、その時期に訪れるのが一番いいのでしょうが、逆に人出も多いのが難点です。何度となく訪問しているこの地、千頭岳山行を主目的に、人の少ない時期を狙っての訪問です。期待通り人出はまばら、初夏のような陽気に、ほとばしる汗を拭きながらの山行でした。その顛末は・・・・
反射板
マイクロ波回線で、地形上直接パラボラアンテナ間での通信が不可能な場合、反射板にて電波の進路を変え、通信を可能とする方法が採られます
反射板は無給電中継装置といい、電波を反射させて通信回線を確保されます
田上山系
  ↓
  ↑
この舗装道路を進む
大平山
  ↓
東千頭岳
   ↓
ルート・シュミレーション はこちらから
山聲-TOP
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
大平山山中にて
 (滋賀県大津市)
山中の営み:3枚
撮影日:2007.03.04

01 ヤママユ
02 ヤママユ
03 ヤママユ