おとわやま ルート 石山駅(09:00)〜太子堂・幻住庵(10:05)〜林道分岐
〜西山休憩所〜県境尾根出合〜音羽山(13:00)
〜蝉丸神社〜長等公園(15:35)〜大津駅(16:10)
東海自然歩道音羽山 シュミレーション
地  域 25s:京都東南部/北東E 概要 音羽山は琵琶湖の南側に位置し、滋賀県と京都府の県境にあります。その山頂の真下には、東海道新幹線の音羽山トンネルが通り、北側にある逢坂山の山腹には、名神高速道路、国道1号、JR東海道本線、京阪電鉄が通っている交通の要衝です。古代より開け、蝉丸法師の歌でおなじみの、日本三古関の一つである「逢坂の関」跡があることでも知られます。このコースは、東海自然歩道の本線でもあり、非常によく整備をされています。石山寺から三井寺間のコース取りが日帰りコースとして一般的なようです。コース中には、石山寺をはじめ、松尾芭蕉にゆかりの幻住庵や、蝉丸法師ゆかりの蝉丸神社、三井寺などがあり、歴史に包まれた所です。山頂からは山科盆地や琵琶湖が眺められ、快適な尾根歩きも楽しめます。今回のコースは、JR石山駅からJR大津駅間を選定しました。コースの三分の一は一般道ですので車両に注意が必要です。
Mapion 滋賀県大津市/京都市
標  高 593m/90m=503m
距  離 約15.5km、斜度:max21°
体力度 65P、☆☆☆
山行日 2005.03.27、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要07:10/歩行06:00
アクセス 公共交通、01:30
備  考 尾根歩き一部急な階段
ルート・シュミレーション はこちらから
撮影日:2005.03.31

01 ハナサフラン-シロ
02 ?
03 馬酔木
04 繭
山頂からの北側眺望です
左側は山科市街地、右側は大津市街地です
前方の山は大文字山、如意ヶ岳の山並み
さらに、奥にうっすらと見えている峰は
大比叡(標高:848m)です(写真2枚合成)
山頂から長等公園にむかう登山道(逢坂山山中)
音羽山山頂です、広々としていて眺望もよい
山頂には高圧線の鉄塔があり視界を邪魔しているのが
たまにキズ、というところでしょうか
登山道は暫く沢伝いを進みます
水域が狭いので水量は
多くはありません
清々しい気持で歩けます
音羽山山系の山並み
左側の高い峰は千頭岳(標高:600m)
音羽山は右奥に隠れています
東海自然道は鞍部に向かって進みます
「幻住庵」は
俳聖といわれる松尾芭蕉が
晩年、4ヶ月の間
ここで過ごしたといわれます
現在の建物は平成3年の再建

ここでの生活の様子や
それまで辿ってきた
芭蕉の俳諧道への心境などを
述べたのが「幻住庵記」で
「奥の細道」と並ぶ
俳文の傑作とされています
幻住庵への北登り口太子堂は
この右側にあります
太子堂からの眺望(標高:約160m)
石山の市街地です
太子堂登り口、153段の石段があります
山の彩り:4枚
音羽山山域にて
(滋賀県大津市)
幻住庵から700mほど進むと山中になり、音羽山の峰の一部が見えてきます(中央)
長等公園登山口(本日の降り口)です
「これやこの ゆくもかえるも わかれつつ※
   知るも知らぬもあふさかの関」 蝉丸
※百人一首では「別れては」となっています
蝉丸(せみまろ(せみまる)生没年未詳)は
逢坂山に庵を結び隠棲した盲目の琵琶の名手
この蝉丸を祀った蝉丸神社が
この街道沿いにあります
国道1号の歩道橋です、左方向は山科へ
逢坂の関(不破・関と並ぶ三古関のひとつ)は
歩道橋の向こう側にあります
木の階段で
ルートが整備されています
あと一踏ん張りで
尾根(標高:約450m)に出ます
山頂までは
数度のアップダウンの繰り返し
幻住庵の門に掛かる扁額
幻住庵への石段、風情があります
山聲-TOP
山悠遊-滋賀湖南
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき