しゃかがたけ ルート 朝明渓谷登山口P(8:35)〜庵座の滝(9:30/9:45)
〜大陰下(10:35)〜大陰尾根〜松尾尾根の頭
〜釈迦ヶ岳(11:35)〜羽鳥峰峠〜登山口P(14:35)
鈴鹿-釈迦ヶ岳 シュミレーション
地  域 24z:御在所山/北東W 概要 釈迦ヶ岳は、鈴鹿山脈の中央部に位置し、東側(三重県)は急崖となり、大きなガレ場をなしています。登山道は大きく四コースあり、@松尾尾根コース、A庵座谷コース、B羽鳥峰(はとみねみち)コース、C八風尾根コースがあります。このうち、朝明渓谷(あさけけいこく)を登山口とするA〜BおよびBのコースの往復がよく利用されています。Aのコースは1.5km付近に落差:約40mの庵座(あんざ)の滝があり、さらに松尾尾根を眼前にして大陰のガレ場などアルペン的な風景が印象的です。急崖を上りきると松尾尾根の頭と称される頂に立ち、眺望をほしいままにします。大陰は、危険なガレ場直登と尾根道です。今回ルートは直登コースです。そこから山頂は平坦な尾根道です。山頂での眺望は東側のみです。帰路は、Bの羽鳥峰峠を経由して登山口に戻ります。@松尾尾根登山口は、駐車場から車道を約1.5km降り、山頂を目指すことになります。
Mapion 三重県菰野町
標  高 1092m/430m=662m
距  離 約8.5km、斜度:max33°
体力度 51P:☆☆
山行日 2005.11.16、(晴)
形  態 日帰り、1名
時 間 所要06:00/歩行04:50
アクセス 自家用車、01:30
備  考 庵座谷ルート不明瞭
釈迦ヶ岳山頂↓
松尾尾根の頭↓
↓大陰
↓松尾尾根
四日市市街
   ↓
谷に沿って降りてゆくと石積みの堰堤が現れてきます、有形文化財の表示板と共に
看板がありました看板には次の通りの記載がされてありました(一部編集)

なわだるみ堰堤
堰堤の頂上部が縄跳びの縄のようにゆるみを見せてあるので、そのように呼ばれています。
明治初年に来日したオランダの土木技師ヨハネス・デ・レーケが指導した技術により、県下でもいち早く治山砂防が行われたが、その工法によるものと伝えられている。自然勾配の地形に合うようにして、現地の野面石を巧みに組み合わせた空石積みであるため、透水性に優れ、一方では中心を掌状に窪ませてあるので、土砂の流出を防ぐ効果を持たせている。また、あたりの景観を損なうことなく自然のままの景観を保っている。
国指定登録有形文化財
(平成10年9月2日指定)形式:空石積、高さ:9m、堤長:5m
年代:明治22年(1888年)
                            (菰野町教育委員会)
羽鳥峰峠(はとみねとうげ)に
辿り着きました
あたりはザレで
白い山肌と化しています
猫岳中腹からの大陰、松尾尾根の頭を望みました
ここから見るとすごい所を登ってきたという
実感が身体を包みます
松尾尾根の頭↓
↓大陰
↓登山ルート(大陰のガレ場)
山頂で食事をしていると
登山口で先を行っていた3人組のパーティーが
後からやってこられました
「道を間違えちゃって・・・・」
大陰はどのコースでとの問に
「ガレ場を・・・・」、「苦戦しました・・・・」とのこと
同じような印象をお持ちでした
尾根からガレ場をのぞきました
緊張から開放された足の震えが止まりません
落石・崩落の危険性もあり
このルートは好んで登るルートではありません
一般ルート(こちらもかなり緊張を要します)の
選択をお勧めします
松尾尾根の頭、標高:約1090m
山頂とほぼ同じ高さです、眺望は抜群
ここから山頂までは高低差の少ない尾根歩きです
大陰の尾根から猫岳を望みます
背後に雨乞岳・綿向山等の山並みが波打っています
中間付近からガレ場の取りつきを振り返りました
まだ、写真を撮る余裕があります
ガレ場の中間付近にやってきました
残り100m、平均斜度:45度
一般ルートは左側の斜面を上ります
(ガレを右側に見て登る)
そのルートもガレ場に負けず劣らずの急勾配で
ロープなどもあり、いわゆる難所です
ガレの道がのびています
これが音に聞く釈迦ヶ岳の
「大陰のガレ場」です
距離にして約200mまだネコの状態です
ガレが目立つようになりました
目の前にこのルートの核心部である
「松尾尾根の頭」が見えてきました
辺りは、紅葉の真っ盛りです
鉄製の砂防ダム
これを過ぎると沢は消滅
このポイントは
登山口から山頂までの
4/6の位置にあたります
登山口から約1.5km
約1時間で庵座の滝到着です

登山道から5mほどの崖を
一旦川底に降り立ち
100mほど遡ります

3m程の斜瀑の左側を
登ってゆくと全貌が見えます
庵座谷に入りました
渇水期のため水量は多くありません
登山道は沢を右に左に渡渉しながら
高度を上げてゆきます
このコースは
ルートハンティングに苦戦を強いられます
迷いやすいのでご注意を・・・・
庵座の滝、落差:40m、直瀑
本日は水量が控えめです
駐車場の入り口付近に
庵座谷(あんざたに)コースの
登山口はあります
これより
さらに車道を1.5kmほど下ると
松尾尾根の登山口があります
朝明渓谷(あさけけいこく)の駐車場です
祝祭日や紅葉シーズンなどには
環境整備費等の名目で
駐車料\500-を徴収されるときがあります
ネコがとうとうツメを出し始めました
目の前に大岩が出現、手がかりがありません
全身を使い、摩擦の力で這い上がってゆきます
撮影日:2005.11.16

01 紅葉
02 紅葉
03 紅葉
04 紅葉
05 紅葉
06 ムラサキシキブの実
山の彩り:6枚
釈迦ヶ岳山中にて
(三重県菰野町)
ルート・シュミレーション はこちらから
猫岳中腹から山頂・松尾尾根をみつめました (2枚合成)
麓に降り立ち、中峠付近を見つめました
羽鳥峰峠は右斜面の裏側に位置します
なわだるみ堰堤
峠から少し南側(中峠方向)に足を延ばし勾配を上げ
釈迦ヶ岳の山頂を望みました
雪のように白い
山肌の上の峰が山頂です
下山ルートは白い山肌の
右方向に下ってゆきます
このザレ、強敵です
羽鳥峰
猫岳の頂、標高:1058m
右にある岩が「猫岩」と称されるらしい・・・・
羽鳥峰道(はとみねみち)の分岐です
山頂:標識もありません
眺望は  カメラの方向(東側)のみ
大陰の尾根から南方向を見つめました
御在所岳、雨乞岳が望めます
尾根道からの大陰
今も山が崩落し続けているといわれます
今回は幸い落石・崩落はありませんでした
松尾尾根のルートはピークから降りてきます
そしてここで合流します
あと3m、立ち止ってしまいました
ザレ状態で勾配:約60度、手がかりなし、横を見ると大陰の壁が覆いかぶさるように
プレッシャーをかけてきます
息を整えて慎重かつ大胆に一気登り・・・・、大陰の鞍部に到着、ヤッター!
このガレ場を通過するのに休憩を含め40分もかかってしまいました
上流にある二段の滝です
正式名称は解りません
滝の詳細はこちらから
山聲-TOP
山悠遊-三重/滋賀中鈴鹿
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき