歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
つるがはちぶせやま ルート 新保登山口P(08:40)〜木ノ芽峠(10:10/10:40)
〜鉢伏山(11:10/12:10)〜古道出合(12:30)
〜木ノ芽峠(12:55/13:25)〜新保登山口P(14:20)
敦賀鉢伏山 シュミレーション
地  域 18e:板取/北東W 概要 鉢伏山(本hpでは敦賀を冠して表記)は、古来の行政区分では、越前・若狭のうち越前に属し、地理的区分としては嶺南・嶺北が使われます。また「嶺」は、山中峠〜木ノ芽峠〜栃ノ木峠の稜線を示し、その嶺を境に北側が嶺北、南側を嶺南と表現し、日常生活のレベルで使われています。なお、本hpでは、大野市や勝山市などの県東北部の地域を越前東部(奥越)及び嶺北東部と称し、資料整理をしています。木ノ芽峠は、律令制度が制定の頃より、北陸街道(越路)が敦賀から府中(旧武生)方面に通っていました。戦国時代に北国街道が今庄から東山道(中仙道)鳥居本まで整備されたことにより、呼称がまぎらわしいことから、近世では西近江路(北陸海道とも)と表現されるようです。世に知られる元亀の騒乱(1570)の「金ヶ崎の退き口」時、織田軍の先陣はこの峠を越していますから、この峠はまさしく歴史の証言者です。歴史古道の散策路です。
Mapion 福井県敦賀市新保
標  高 762m/350m/=412m
距  離 約5.5km、斜度:max26°
体力度 31P、☆☆
山行日 2015.05.17、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要05:40/歩行02:40
アクセス 自家用車、01:30
備  考 峠古道:スリップ注意

08:40 新保登山口、H/L:350m/0kp

歴史の道「木ノ芽古道」案内板

この付近、段々畑のあと植樹帯に変わっている

左20m先に爪描き地蔵(木ノ芽中坂地蔵尊)

09:00 橋を渡ると爪描き地蔵
H/L:470m/0.8kp

看板によると点線箇所に刻まれているとか
苔に覆われて判別できません

谷を100mほど遡ると大岩、そこに加工跡がある

岩に加工の跡、その他は判読できません

爪描き地蔵の分かれ道、上:木ノ芽峠

09:30 休み石(腰掛岩)、H/L:520m/1.1kp

休み石
 
休み石案内板

みあげてごらん 

10:10 木ノ芽峠、H/L:630m/1.6kp
木ノ芽峠詳細はこちら

木ノ芽峠案内板

鉢伏山登山道はスキー場ゲレンデを登ります

登山道からの南東側展望
右木立奥:音波山、正面奥:三周ヶ岳

鉢伏山スキー場山頂部からのパノラマ(330〜170°)
左リフト駅奥:日野山、、中央奥:三周ヶ岳、右奥:大黒山

鉢伏城址:虎口、カメラ位置両側は堀切

11:10 鉢伏山頂上、H/L:762m/2.5kp

二等三角点、点名:鉢伏山、標高:761.8m

中央土塁に三角点があります

鉢伏山山頂からのパノラマ(180〜310°)
最左:岩籠山、左尖峰:野坂岳、中央:三内山・寺山、右:西方が岳・蠑螺が岳

鉢伏山山頂から鉢伏城址パノラマ(300〜200°)
正面:本丸土塁、縄張りは、北尾根(左側)に向かって築かれています、最右奥:岩籠山

鉢伏城址
この城は、元亀元年(1570)織田信長が越前に侵攻した前年に、朝倉方によって築かれました
騒乱の後、織田方や、一向一揆勢(1574)も立てこもりました
城は、木ノ芽峠から北西約700mにあり、山頂から北尾根に下降するように築かれています

 京から近江を経て、越前につながる当時の幹線街道:北陸街道(西近江路・越路とも)の難所の
木ノ芽峠を中心に北西から南西に延びた稜線上に設けられた城塞群です
木ノ芽峠を挟んで
峠の北側に鉢伏城・観音丸城、木の芽峠の南側に木ノ芽峠城・西光寺城があります
4城(砦)は、互いに連携をしながら南方からの侵攻に防御態勢を敷いていたと思われます

一向一揆平定後、越前は柴田勝家が治めることとなり、府中(旧武生)に拠点を置きました
このとき、柴田勝家は
越前と近江をつなぐため栃ノ木峠を通る北国街道(今庄〜鳥居本)を新たに整備をしました
これにより、木ノ芽峠城塞軍重要性は薄れ、廃城とされたものと推定されます
 

 今庄365スキー場からの木ノ芽峠城塞群

右:野坂岳

中奥:雲谷山

手前中央右:三内山、左中奥:天王山

左奥:久須夜ヶ岳、 中央:寺山

中央右:西方が岳

左:蠑螺が岳、右下:敦賀原発

スキー場山頂部から南側展望
左:大黒山、中央奥:行市山

スキー場山頂部から東側展望
中左奥:部子山、右奥:美濃俣丸

スキー場山頂部から北東側展望
左:ホノケ山、中央奥:日野山、右奥:部子山

中央奥:日野山望遠

ゲレンデ中央から山頂部見返り

ゲレンデ中央部からのパノラマ(10〜130°)
左奥:部子山、中奥:笹ヶ峰

12:30 ゲレンデ峠道出合、H/L:610m/3.1kp

古道、言奈地蔵が見えてきました

12:50 言奈(いうな)地蔵堂、H/L:620m/3.4kp
 
言奈地蔵堂茅葺屋根

「言うな地蔵のいわれ」案内板

古道から木ノ芽峠展望
左奥:音波山、正面:木ノ芽峠城址

13:00 木ノ芽峠北側展望、H/L:630m/3.9kp
左奥:ホノケ山、中央奥:日野山

13:45 休み石(腰掛岩)帰路、H/L:520m/4.4kp

石仏のような自然石のような・・・・

14:00 爪描き地蔵帰路、H/L:470m/4.7kp

道標:木ノ芽峠1.4km/新保バス停1.2km

竹の秋

14:20 新保登山口、H/L:350m/5.5kp

今庄365スキー場パノラマ(40〜360°)
中央鞍部:栃ノ木峠方面、右奥:鉢伏山
   
ルート.シュミレーションはこちらから 
   
山里の彩:04種/11枚
   
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