げなんぽ ルート 森P(08:00)〜小葉谷登山口(09:00)〜林道出合
〜極楽平始端(10:45)〜山頂(11:00/11:20)
〜前山(12:00)〜仁王の松(12:45)〜P(13:30)
銀杏峯 シュミレーション
地  域 18:宝慶寺/北東S 概要 銀杏峯は、「ぎんなんみね」ではなく「げなんぽ」と呼ぶそうです。かつては銀の鉱山があったことから、銀の字が使われたとの説もあります。大野市街地から南西方向に、部子山(へこさん、標高:1464mと穏やかな山並みを形成しています。山麓にある青少年の研修施設の「宝慶寺いこいの森」に駐車をし、ここから登り始めます。ルートは平成15年に東側に新ルート(名松新道)が整備され、在来の登山道と山頂でつながり、同じ道を通らずに周回が可能になりました。山頂からの眺望は抜群で、東側にある荒島岳を始め、遠くは白山連峰が望めます。また、山頂部は台地状になっていて、窪地では座禅草やカタクリなども見られます。ルート全体はよく整備されていますが、特に山頂部で霧に覆われた場合には、ルートを見失いやすいので要注意です。また両ルートとも、1200m付近に急坂があり、スリップにご注意を・・・・
Mapion 福井県大野市
標  高 1441m/470m=971m
距  離 約10.0km、斜度:max40°
体力度 61P、☆☆☆
山行日 2005.10.25、(曇・晴)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要05:30/歩行04:35
アクセス 自家用車、02:30
備  考 急勾配スリップ注意
ルート・シュミレーション はこちらから
撮れたてのキノコはこちらから
宝慶寺の楼門
奥に本堂、左に道場、右に庫裏があります
山麓にある宝慶寺(ほうきょうじ、曹洞宗の古刹)によりますと、この山を銀*(夘+皿)峰(ぎんなんぽう)と称され、山開き法要や拝登研修などが行われるそうで、信仰と結びついたお山でもあります。「ぎんなんみね」という読み方もあながち間違いではないように思います
名松新道第二登山口
ここまで車で進入できるようです
でも、やはり歩いたほうがいいのでは・・・・
仁王の松(標高:800m付近)
小枝新道の分岐です
林道をつたい山麓までつながっています
国土地理院の1/25000地図には記載がないので
編集子の山行マップもアバウトにて表現しています
このルートをいかれる場合は、現地に確認を・・・・
ほんの僅かな時間(1分間程)、雲の隙間から白山連峰の一部分が、雪をかぶった姿で視認できました。山の形から別山と思われます。
雲と同化して、はっきりとは撮影できていません。残念ながら写真を1枚しか撮る時間がなかったのです。荒島岳のときもそうでした、シャッターチャンスはなかなかです・・・・
下りは、新しく開かれたルート:名松新道を降ります。ここ、は前山(標高:1150m)と呼ばれている展望テーブルです。登山道は急坂で落ち葉が一杯、ガスの露がかかっていて、非常に滑りやすい状態でした
宝慶寺境内、山門から臨む
憩いの森、名松新道登山道
ここに降り立ち、銀杏峯のメイクドラマの完結です
左の道路が小枝新道までつながっているようです
山頂からの荒島岳です
左に白山連峰が雲の中に・・・・残念!
この位置に
白山連峰(別山)が
のぞきました
    ↓
山頂からの部子山(西)です、潅木のブラインド・・・
山頂です、お地蔵さんの祠が鎮座、広いです
眺望は抜群で、正面(東)には荒島岳方向
右(南)は能郷白山等岐阜県堺の山々を展望可
標高:1400m付近の部子山、一時霧雨でした
極楽平:なだらかな丘陵のようです、山頂を見る
標高:1380m、ここから極楽平(左進)の始まりです
銀鉱山があったころの石垣が残されています
標高:900m付近、これから急坂の連続
登山口から急坂を
約500m、15分ほど進むと
林道に再び出会います
右側の法面を登ってゆきます
林道は部子山の中腹を北側に
まいてゆきます(工事中)
林道は標高800m付近まで延びてきています
大野市街の直近にある飯降山(標高:884m)が
どこまでも後をついてきます
飯降山
 ↓
登山口駐車場にある標識
登山口までは約3.0km、約1時間
10台程駐車可、通行に際しては
土砂崩壊で工事中が多く確認要
小葉谷登山口
:鳥居から尾根を山頂へと一直線に進みます
林道中間にある砂防ダム
   :この沢沿いを登山口へ抜け道可
宝慶寺いこいの森、ここに車を駐車させてもらい舗装林道を左(西)へ進みます
山の彩り:9枚
銀杏峯山中に
(福井県大野市)
05:30 彦根発(快晴)
〜《北陸道》今庄(雨)、福井(晴)
〜福井市/大野市境(濃霧)〜07:50宝慶寺着(晴)
・・・・08:00 山行開始(曇時々晴)
〜13:40宝慶寺参拝(晴)
・・・・14:30宝慶寺発(晴)
〜《一般道》一乗谷・武生・今庄経由
〜18:00彦根着(晴)
目まぐるしい天気の変わり身の一日でした。
撮影日:2005.10.25

銀杏峯の紅葉
      と赤い実
ブナの色づきが
  目立つ山中です
銀杏峯の極楽平尾根をみあげました。天空との境目です。中央の尾根が今回の登りルート
                       左のピークが前山の尾根、左に進み下ります
閑話
鎌倉時代の頃、宗より入朝した道元禅師ゆかりの禅僧寂円は俗塵を払う地を求めてこの宝慶寺の地に来り、ここで寺を開いたのがこの宝慶寺であるといわれます。銀杏峰に対峙して寂円の座禅石が今も山中に遺存し、禅の修業において、この山の霊気が大きな役割りを果していた様で、銀杏峰を中心とする宝慶寺一帯の景観は、禅の修業における歴史的自然景観としても貴重である。と紹介されています。境内は杉の大木が林立し、樹齢700年という杉もあるそうです。2004.07.18未明、この地を襲った集中豪雨で、寺の裏山が崩壊し、土石流となって境内を飲み込みました。道路は寸断され、一時陸の孤島となったといわれます(現在境内はほぼ復旧され、裏山は大規模な防災工事中)。この災害の、8時間前に編集子は福井/岐阜/滋賀県堺の三周ヶ岳山頂にいて、黒い雲の襲来で急遽下山したことが思い起こされます。
宝慶寺から見る銀*(夘+皿)峰
左下に見える茅葺屋根は
旧橋本家住宅(重文)です
日・祭日には公開されるようです
羽衣の松(標高:700m付近)
急坂もここで一息、あとは一気に麓まで
あたりは紅葉、奥には荒島岳が見えます
急坂は続きます、気をつけていたのですが
やってしまいました、イタタ・・・臀部に洗礼
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
山悠遊-福井奥越