じょうがくさんぜんこうじ ルート 定額山善光寺(13:00/15:30)
定額山善光寺
地  域 20n:長野/北東NW 概要 善光寺は、宗派:無宗派(天台宗・浄土宗)、山号:定額山、本尊:一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)、創建年:(伝)皇極天皇3年(644)、開基:(伝)皇極天皇(勅願)、別称:信州善光寺・信濃善光寺。善光寺は、天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されています。「大勧進」の住職は「貫主」と呼ばれ、天台宗の名刹から推挙された僧侶が務めています。「大本願」は尼寺で、住職は「善光寺上人」と呼ばれ、門跡寺院ではありませんが、代々公家出身者から住職(浄土宗では法主)を迎えています。現在、39の宿坊があり、それぞれに御堂があり住職がいます。宿坊に泊まったり、精進料理を食べることもできます。「院」がつくのは天台宗で大勧進傘下、「坊」がつくのは浄土宗で大本願傘下です。出開帳は鎌倉時代に始まり、境内堂社の維持費用を賄うための一種の募金事業として行われてきました。
Mapion 長野県長野市長野元善町
標  高 409m/391m=18m
距  離
体力度 ―、Θ
山行日 2023.06.06、(曇)
形  態 後泊、3名
時  間 所要02:30/歩行00:30
アクセス 自家用車、04:30
備  考 特に問題なし
本堂から経蔵への参道、右に陶器製奉納灯籠、写真クリックで灯籠拡大
拝観パンフレット-3/3、写真クリックで拡大
善光寺史料館(日本忠霊殿)正面
本堂前香炉頭飾り「獅子」
本堂正面中景
昔、長野の善光寺近くに住んでいた不信人で欲深い老婆が、さらしていた布を隣の家の牛が角に引っかけて走り出したのを見ました。 その牛を追いかけるうちに善光寺へ辿り着き、それがきっかけで度々善光寺に参詣するようになって、信仰の道に入ったという言い伝えから、牛に布を引かれて善光寺に行ったことがきっかけで、信心深くなり極楽往生を遂げられたというお話です。
このことから、現代では「思わぬ他人の誘いで、物事が良い方に向かうこと」を表すことわざとして使われています。ポイントは「他人の誘い」であることと、「物事が良い方に向かうこと」です。意図せずにした行動では足りず、他人から誘いがあって、したいと思っていなかった行動をとった場合に使う言葉です。また、物事が悪い方に向かってしまった場合には使うことができません。
駒返り橋
臥し牛像、『牛にひかれて善光寺参り』
「経蔵」案内板、写真クリックで拡大
境内御定め書き「定」、写真クリックで拡大
経蔵右正面
経蔵正面
山門(山門)中景
本堂正面
善光寺史料館(日本忠霊殿)正面中景
拝観パンフレット-1/3、写真クリックで拡大
「善光寺参道(敷石)」案内板、写真クリックで拡大
「謡曲と善光寺」案内板、写真クリックで拡大
仲見世(帰路)
信州長野善光寺のご本尊は、絶対秘仏であり、誰も見ることができません。それは、善光寺の僧侶も同じことです。ですから、今までに誰も見たことがなく、そして今後も誰も見ることができないということになります。本尊の善光寺如来は、日本最古と伝わり、由緒ある像として権威の象徴とも見なされました。鎌倉時代に「前立本尊」が造られ、戦国時代には大名がこぞって自領(本拠地)に善光寺如来を遷座させ、各地を転々としました。昔から多くの人々が日本中から善光寺を目指して参詣し、「一生に一度は参れ善光寺」と言われました。信州善光寺では7年に1度、御開帳により前立本尊が公開されますが、これは善光寺のご本尊を模鋳したものです。
善光寺縁起では、本尊(仏さま)が日本に渡られて約100年、信州長野に移ってから10年ほど経ったころ、如来の宣託を受け、秘仏となったとあります。つまり、自身のお告げにより秘仏化したということです。秘仏にされた理由は、詳細不明です。秘仏化することによって不可視となり、それが故に人々の心の中に、絶対的に実在をより強く感じることができる「仏さま」、ということで、全国的に善光寺信仰が広がったとも言われています。
拝観パンフレット-2/3、写真クリックで拡大
山門(三門)前から仁王門への参道
「輪廻塔」案内板、写真クリックで拡大
善光寺史料館(日本忠霊殿)前からの本堂甍
善光寺史料館(日本忠霊殿)前香炉
善光寺史料館(日本忠霊殿)扁額『忠霊殿』
本堂左正面見上げ
本堂向拝前香炉
本堂向拝前香炉
本堂前香炉『焼香偈』、写真クリックで拡大
本堂前香炉
本堂正面見上げ
大勧進、写真クリックで大勧進詳細表示
手水場
手水舎
山門(山門)、写真クリックで山門(山門)詳細表示
「六地蔵」案内板、写真クリックで拡大
六地蔵
「駒返り橋」案内板、写真クリックで拡大
仲見世、正面奥に山門(三門)
仁王門から山門(三門)への参道
仁王門、写真クリックで仁王門詳細表示
表参道
一年を通して、「お朝事」という行事が行われています。善光寺全ての僧侶が出仕して行われる法要で、法要は毎朝大勧進と大本願の順に二座行われ、法要の中では普段閉ざされている本尊前の戸帳が上げられ、善光寺如来が納められた瑠璃壇と厨子を垣間見ることができます。これには、一般参拝者も内々陣で立ち会うことができます。また、「お朝事」に向かう大勧進の貫主、大本願の上人が導師として本堂に出仕する際、「お数珠頂戴」という儀式(その往復の道中にてひざまずく参拝者の頭へ、手にされた数珠で触れ、功徳を授けるもの)が行われます。
鐘楼
山聲-TOP
旅悠遊-長野北信
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき