山聲十選:冬日向 極彩色を まとう宮
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標   題 冬日向 極彩色を まとう宮
山 行 日 2015年(平成27年)02月12日(晴)
地  域 22:静岡東部/南東S
Mapion 静岡県静岡市駿河区
撮影場所 久能山東照宮境内
リ ン ク 社寺探訪:久野山東照宮
概   要 久能山(標高:216m)は、海底の隆起によって形成され、浸食作用などにより、現在のように孤立した山となりました。推古天皇(592-628年)の頃、久能忠仁が久能寺を建立し、奈良時代の行基を始め、多くの名僧が往来し、隆盛をきわめました。永禄11年(1568)、駿府へ進出した武田信玄は、この山頂に砦を造って久能城としましたが、 武田氏の滅亡とともに徳川家の支配下となりました。家康の死後、その遺骸は遺命によって久能山に葬られ、元和3年(1617)に2代将軍:秀忠によって東照社(現・久能山東照宮)の社殿が、死後わずか1年7か月で造営されました。徳川家康を祀る最初の神社、それが久能山東照宮です。
時の権力者のなせる業でしょうが、それに応えうる技術があってのこと。現代にその姿をとどめ、なおかつ人々の関心と注目と感嘆を与えます。冬の日向が差し込む久能の森に、鮮やかに生える金色の装飾金物、極彩色の蒔絵、流麗な社殿の甍、技術の粋を今に伝えています。
そこで一言、「 冬日向 極彩色を まとう宮 」