門紀行:日光東照宮:坂下門
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背面梁飾り金物
左背面軒天
背面遠景
背面
標   題 日光東照宮:坂下門
山 行 日 2014年(平成26年)09月11日、(雨/曇)
Mapion 栃木県日光市山内
間 口 一間一戸
特 徴 平唐門、重文
リ ン ク 山悠遊:日光東照宮
概   要 日光東照宮は、徳川家康を神格化した東照大権現を祀る神社です。日本全国の東照宮の総本社で、正式名称は「東照宮」ですが、他の東照宮との区別のために、「日光東照宮」と呼ばれます。平安時代の源義朝による日光山造営までさかのぼり、源頼朝がその母方の熱田大宮司家の出身者を別当に据えて以来、鎌倉幕府、関東公方、後北条氏の歴代を通じて、東国の宗教的権威となり、こうした歴史を背景に、徳川氏は東照宮を造営したと考えられています。
坂下門は元和4年(1608)に建てられた一間一戸、銅瓦葺き、二脚平唐門控柱付で、この奥が初代将軍徳川家康が眠る奥宮に続いていた為、普段は閉められ将軍参詣の折しか開く事がなかった事から「開かずの門」とも呼ばれていました。
全体に胡粉を塗った清楚な感じですが、柱や天井を飾る金具は七宝焼、欄間には鶴、腰羽目には牡丹と唐草模様の彫刻があります。
この門は、平唐破風切妻造り銅版(本瓦状)葺。両袖格子塀付
東回廊越に坂下門正面がのぞく、回廊の通路上部には眠り猫の彫刻がある
正面
上部彫刻
袖塀、柱装飾、扉意匠