門紀行:清水寺轟門
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「梟の手水鉢」の手水の龍吐水
あいにくと沢山の人出で、「梟の手水鉢」の全景をとらえることができませんでした
門手前にある勾欄は「轟橋」と呼ばれています。
轟門の入口には、水が流れていないのに橋がかかっています。これは手水鉢の手水を流す溝をまたぐためと、世俗から、ご本尊が祀られている最も神聖な場所・本堂を区切りため。
なお、手水鉢は左に人がたむろしているところ
正面
扁額「普門閣」
右正面見上げ
正面
標   題 清水寺轟門(とどろきもん)
山 行 日 2012年11月21日、(晴・曇)
Mapion 京都府京都市東山区
間 口 三間一戸
特 徴 八脚門、重文
リ ン ク 山悠遊:清水寺
概   要 清水寺は、山号を音羽山。本尊は千手観音、開基(創立者)は延鎮です。もとは法相宗(南都六宗の一)に属していましたが、現在は独立して北法相宗大本山を名乗ります。広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ京都では、数少ない寺院の1つです。また、石山寺(滋賀県大津市)、長谷寺(奈良県桜井市)などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、鹿苑寺(金閣寺)、嵐山などと並ぶ京都市内でも有数の観光地で、季節を問わず多くの参詣者が訪れます。古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されています。
轟門は、江戸時代初期、寛永8〜10年(1631〜1633)の再建。妻や天井の構造は東大寺転害門を縮小して写しています。正面には左右両脇に持国天と広目天を、背面には阿・吽形(あ・うんぎょう)の狛犬を安置しています。
この門は、切妻造り本瓦葺。