門紀行:戸隠神社奥社随神門
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奥社随神門と杉並木の参道。参道は延長1.9kmありほぼ一直線に伸びています写真の場所は、その中間地点に位置します。杉並木の両側は、高木がなく光が充分に届くため、立派な大木に成育して、ほぼ10mの間隔で林立し、荘厳ささえ覚える空間を創出しています。
標   題 戸隠神社奥社随神門
山 行 日 2003年05.月11日、(曇後雨)
Mapion 長野県長野市戸隠
間 口 三間一戸
特 徴 随神門(戸隠神社の場合、一般には随身門)
リ ン ク 山悠遊:戸隠
概   要 天の岩戸が起源とされる霊山;戸隠山に抱かれ、戸隠流忍法や戸隠そばでお馴染みの処です。平安時代末は修験道の道場として都にまで知られた霊場でした。神仏混淆のころは戸隠山顕光寺と称し、当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えました。江戸時代には徳川家康の手厚い保護を受け、一千石の朱印状を賜り、東叡山寛永寺の末寺となり、農業、水の神としての性格が強まってきました。山中は門前町として整備され、奥社参道に現在もその威厳を伝える杉並木も植えられ、広く信仰を集めました。明治になって戸隠は神仏分離の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります。
山門を額縁にした杉並木