さんぶつじおくのいん ルート P(13:00)〜三仏寺山門〜奥の院入口(13:30)
〜文殊堂〜投入堂(14:20/14:40)〜文殊堂
〜奥の院入口(15:10)〜山門〜駐車場(16:00)
三仏寺奥の院 シュミレーション
地  域 31:三朝/北東C 概要 鳥取県三朝温泉の東約9kmの所に、三徳山三仏寺という寺院があります。背後に三徳山(標高:900m)を頂く山岳寺院です。その奥の院には、岩屋(断崖に、侵食などによる大きなくぼみが出来ている)の中に、投入堂というお堂があります。その昔、役の行者が法力により、岩屋にお堂を投げ入れたといわれ、人々は「投入堂」と呼ぶようになったと伝わります。投入堂は、断崖に向けての舞台造りで、優美な姿が断崖に浮かんでいます。超一級の建築物で、国宝に指定されています。本堂から奥の院は、約700mの木の根道と岩からなる行場で、かなり厳しい道が続きます。投入堂のほか文殊堂・観音堂(各々重文)などの堂宇が険しい崖上に建っています。この奥の院道を歩くには、厳しいが故に入山/下山の届けが必要で、足元のしっかりした履物が要求されます。ハイキングの域を越えここは登山の感覚が必要です。管理人お勧めの所です。
Mapion 鳥取県東伯郡三朝町
標  高 490m/270m=220m
距  離 約2.0km
体力度 13P、☆
山行日 2006.10.17、(晴)
形  態 後1泊、3名
時  間 所要03:00/歩行01:40
アクセス 自家用車、05:30
備  考 木の根道、険阻な岩道
ルート・シュミレーション はこちらから
 ↑
投入堂

投入堂(なげいれどう)
流造、檜皮葺き、正面一間、側面二間の建物
正面と右側面に高欄付きの縁をめぐらす
三徳山の北側中腹の断崖絶壁の
オーバーハングした岩窟の中に
絶妙なバランスで建てられており
左隣に付属する愛染堂、棟札1枚、古材43点
とともに国宝に指定されています
参拝者は
投入堂をはるかに見上げる地点までは
立ち入りができるますが、堂に近付くことは
危険なため固く禁止されています
特別に許可されて入堂する者は、崖伝いに
堂の床下を通り縁に這い上がるしかありません

観音堂(重文)
投入堂には
岩屋の裏を廻りこんで進みます
観音堂の隣には元結掛堂
木の根道、土が洗われて、根っこがかなり露出
木の根道、木には申し訳ないのですが
根っこを持って這い上がるしか・・・・
奥の院への入口の門
文殊堂の縁側越に北側を眺めます
足元の岩にクサリで這い上がります
難阻の岩、ここで滑落事故がありました
馬の背、雨が降ったら非常に危険
馬の背、人一人が通れる幅です
宿入橋
付近には、千年杉と思えるほどの
大きくて立派な杉の木があります
奥の院、入山心得
この小山は、修験道の行場です
そのため、難阻の岩を這いながら
木の根や鎖を頼りに登るなど険しい箇所もあり
運動靴など登山の出来る服装が必要です
また、滑落などの事故が時折発生しています
低い山なのですが、細心の注意が必要です
本堂
奥の院への入山は
入山/下山の届けが必要です
輪袈裟(白いタスキ)をつけて入山します
雨天時は入山できません
入山時間 開門09:00、閉門15:00
三仏寺参道石段
三仏寺は天台宗の仏教寺院です
正式には「三佛寺」
山号を三徳山(みとくさん)
本尊は、釈迦・阿弥陀・大日如来の三尊
開基は慈覚大師円仁と伝えられています
山麓の遥拝所標識、道路際にあります
宿坊の一つ:輪光院、本堂は石段の上
三仏寺境内の案内図
案内図には赤い線は登山道とあります
遥拝所からみた投入堂、すこし判りづらい
右斜面の上からの投入堂、右の祠は不動堂、現在工事中のため仮囲いの一部が見えています
三仏寺奥院(投入堂)(国宝)
納経堂(重文)、小さなお堂です
文殊堂(重文)懸崖造り
地蔵堂(重文)、懸崖造り(舞台造り)
山の木々も少しではありますが色つき始めています
文殊堂を南面から眺める、前の大きな岩が崖を形成
前の岩にクサリが垂れています
文殊堂が建つ岩
ここを上り下りします、クサリはありません
本堂前庭より甍越しに山上を眺めると
樹間に地蔵堂が垣間見えます
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
山悠遊-鳥取県