ほうきだいせん/みせん ルート 駐車場(07:15)〜夏山登山口(07:25)〜阿弥陀堂
〜弥山頂上(10:50/11:50)〜元谷登山口(13:35)
〜大神山神社・金門・大山寺〜駐車場(15:20)
伯耆大山/弥山 シュミレーション
地  域 31:伯耆大山/北西S 概要 大山は、大山隠岐国立公園内にあり、その最高峰を誇り、日本百名山に選定されています。大山とは総称で、頂上は弥山(標識記載標高:1710.6m)、三角点峰(標高:1709.3m)で、最高峰は剣ヶ峰(標高:1729m)です。その形は、見る場所で富士形をした秀麗な表情(伯耆富士)と、峻険で野生的な表情を見せます。南北両斜面は、崩落によりラクダの背と呼ばれる急峻な崖になっています。そのため、頂上尾根は進入が禁止され、縦走は出来ません。弥山への登山道は夏山登山道と、大山寺からの行者コースがあり、五合目近くで合流します。全般的に急勾配で、土砂流出防止のためでしょうか丸太の階段が敷設されています。八合目から頂上までは比較的緩やかな台地上で、木道が敷設され、特別天然記念物のダイセンキャラボクの大群生地を見ながら周遊できるようになっています。独立峰のため、眺望は抜群で、360度の展望が満喫できます。
Mapion 鳥取県西伯郡大山町
標  高 1709m/750m=959m
距  離 約8.5km、斜度:max32°
体力度 56P、☆☆☆
山行日 2006.10.18、(晴)
形  態 前泊、3名
時  間 所要08:05/歩行06:10
アクセス 自家用車、05:30
備  考 ほとんどが階段
金門の磨崖佛
金門の右岸(東側)断崖南壁の下から約3mの所に地蔵菩薩像が刻まれていていましたが度重なる土石流により摩滅し輪郭だけが残っています。この磨崖佛は、大山寺が隆盛の頃「賽の河原」の守り神の地蔵菩薩として刻まれたものと伝えられています。

大山寺
奈良時代、修験の道場として開かれました。
大神山神社奥宮(標高:890m)、14:20
大神山神社 奥宮神門、参道
賽の河原
賽の河原とは、小児が死んでから赴き、苦を受ける所です。冥土の三途の河原で、小児の霊が救われる所といわれています。河原には、子どもを亡くした親が人知れずここにきて、我が子を偲びながらつくった石の塔が多く見られます。ゆめゆめ壊さないように・・・・
金門(標高:850m)、14:45
金門は、俗に「切分け」ともいわれ、大山が山岳仏教の行場として開かれた所です。切り立った崖が両岸に迫った景観は見事です。
堰堤が設けられ土石が堆積しています
大神山神社奥宮(おおがみやまじんじゃおくみや)
大神山とは大山の古名で、大黒主命が祀られています。文化2年(1805)の建立で神仏混淆時代の特徴である権現造りという形式です。参道の途中にある神門は、門の表裏が反対になっているので「後向き門」といわれています。
元谷堰堤出合(標高:1010m)、13:35
元谷登山口
三鈷峰
  ↓
降り
七〜六合目間からの眺望
雲が北壁を
覆いだしてきました
石室、12:05
この石室は、大正9年に地元の人々の奉仕によって夏山登山道が整備された翌年に避難用として作られました
ダイセンキャラボクの純林
大山山頂の緩やかな斜面の大半には、ダイセンキャラボクの純林が見られます。
キャラボクは、イチイの変種です。この純林は、日本南西限の分布地であり、さらに日本最大の群落を誇っています。
雌・雄が別の株で、雌株には美しい赤い実ができます。
大山では、八合目から上の8haの部分が国の特別天然記念物に指定されています。
(昭和27年3月29日指定)
      (鳥取県・環境庁)
国土地理院中国地方測量部は
弥山の三等三角点の標高が2000年10月の鳥取西部地震
により三角点がずり落ち
新しい三角点で再測量され
1.12m低くなり、1709.43mとなったと2001年5月30日に発表

地理院地図には1709.3mと
表示されています
三鈷峰
  ↓
象ヶ鼻
  ↓
剣ヶ峰
  ↓
弥山山頂からの三角点峰
頂上標識から三角点峰は
危険の表示板が
設置されています
槍ヶ峰
 ↓
槍尾根
  ↓
  剣ヶ峰
(大山最高峰)
    ↓
烏ヶ山
  ↓
九合目(標高:1620m)、10:30
頂上目前です、前方にある建物は頂上避難小屋
剣ヶ峰
  ↓
三角点峰
  ↓
八合目からの眺望
荒々しい北壁が眼前です
ユートピア小屋
   ↓
三鈷峰
   ↓
七合目(標高:1420m)、09:45
四合目(標高:1170m)、08:40
金門の堰堤上から下流を見ました
右岸の断崖壁に磨崖佛があるといわれていますが、見つけられませんでした
元谷、沢の中央から北壁を見上げます
大山寺阿弥陀堂(重文)、07:45
1552年に再建されたといわれています
室町時代末期の建物です
五合目(標高:1250m)、08:50
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
大山は2回目の訪問です
前回は1980.08.17で
26年前当時ラクダの背は
通行可能の時期でしたが
風雨のため通行できませんでした
今回は、紅葉時期には少し早めだと
思いながらの訪問でしたが
六合目付近では、丁度見頃でした
残念ながら日中は雲が湧き眺望が・・・・
写真を撮りながらの
のんびり山行となりました
出発 07:15
佐陀川にかかる大山寺橋からの大山山容です
朝霞のためすっきりしていません
左岸に駐車場があります
八合目(標高:1580m)、10:05
三鈷峰
  ↓
ルート・シュミレーション はこちらから
ここですよ〜
   ↓
元谷堰堤、右の森の中に元谷避難小屋があります
紅葉が見頃です、その先は北壁の斜面尻です
行者コース分岐(標高:1250m)、13:10、右下に降りてゆきます
ダイセンキャラボク群生地の木道
登山客が多いときは
降り専用として使われます
ダイセンキャラボクの群生地を縫う木道
弥山頂上から
避難小屋・ダイセンキャラボク群生地を眺めました
下山開始、11:50(50分の大休憩の後)
三角点よりの弥山山頂
三角点よりの剣ヶ峰
前方に人が立っているところの尾根道も崩落が激しく危険です
カメラの先は通行禁止の標識があります
弥山頂上から三角点への尾根から南壁二ノ沢を俯瞰
弥山頂上(標高:1700m)、10:50
「大山頂上1710.6m」のモニュメント
1980.08.17当時の登頂写真です
頂上の雰囲気が変わっています
頂上避難小屋から山頂を見上げました
避難小屋には水洗トイレがあります
九合目過ぎから八合目を見返りました
八合目の大崩落地(別山沢)が見えています
九合目直前の木道
あたりは
ダイセンキャラボクの群生地で
台地状の地形です
八合目過ぎの崩落斜面です、元谷堰堤が見えます
ここから別山沢がはじまります
六合目(標高:1350m)、09:10、避難小屋あり
五〜六合目間での眺望
尖っている峰が三鈷峰(標高:1515m)です
四〜五合目間での山麓眺望、紅葉のはじまり
阿弥陀堂から1合目に至る登山道
大山寺周遊のハイキングコースです
夏山登山道、脇登山口、07:25
本登山口はここから道なりに100mの所
三角点峰
    ↓
剣ヶ峰
元谷堰堤
     ↓
天狗ヶ峰
  ↓
三合目(標高:1070m)、08:20
剣ヶ峰
  ↓
大山寺本堂(標高:830m)、15:00
バス停から標高差約100m
高齢者の方にとっては大変な山登りです
大山寺参道、出発点の駐車場まであと少し
到着 15:20 降り3時間30分(休憩込み)
     ↑
元谷避難小屋
元谷堰堤までの約0.7kmは
急斜面で
木製階段の連続です
弥山の三角点、標高:1709.3m
11:05
出発から3時間40分
      (休憩込み)
一合目(標高:865m)、07:50
大神山神社
   ↓
宝珠山
  ↓
大山寺
  ↓
弥山
 ↓
弥山山頂からの剣ヶ峰
南壁の急斜面も
崩落がはげしい状況です
八合目過ぎの眺望です
バットレスがくっきりと浮かんでいます
尖っている岩は別山でしょうか
剣ヶ峰に雲がかかってきました
山頂に上がるまで
何とか待ってほしいもの・・・・
七合目からの山麓眺望
右上には
宝珠山(標高:1183m)
紅葉の見頃です
二合目(標高:970m)、08:05
山聲-TOP
山悠遊-鳥取県