つきがせばいけい ルート 県道P(10.20)〜梅林登山口〜真福寺(11:35)
〜月ヶ瀬橋左岸(13:00)〜一目万本(13:15)
〜八幡橋左岸(14:00)〜遊歩道〜県道P(15:00)
月ヶ瀬梅渓 シュミレーション
地  域 29:月ヶ瀬/南西NE 概要 名張川下流域は五月川と呼ばれ、渓谷沿いに梅の木が広がる様から月ヶ瀬梅渓とも呼ばれています。古くから有名な梅林で、日本政府が最初に指定(奈良公園・兼六園・月瀬梅林)した名勝の一つです。現在、約1万本以上の梅が栽培されています。起源は古く、文久2年(1205年)に真福寺境内に天神社を建立する際、植えられた梅の木が樹齢600年と推定されることから、月ヶ瀬梅林の起源は少なくとも600年前にさかのぼるのではないかと考えられています。元弘元年(1331)、後醍醐天皇が笠置山から吉野ヘ落ちのびる際、女官の姫若が村人に助けられ、そのお礼に真福寺境内に1本の梅を植え鳥梅(うばい)という紅染の媒染剤の製法を教えたのが「月ヶ瀬梅林」の始まりと云われています。15世紀ごろには五月川流域一帯は烏梅を作るための梅林で埋め尽くされたと伝えられています。五月川に架かる月ヶ瀬橋と八幡橋をループ歩行します。
Mapion 奈良県奈良市月ヶ瀬
標  高 260m/130m=130m
距  離 約10.0km、斜度:max10゜
体力度 31P、☆☆
山行日 2012.03.27、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要04:40/歩行03:00
アクセス 自家用車、02:20
備  考 車道:通行車に注意
↓ここまで登ります
月ヶ瀬梅林遊歩道入口
2012年の梅の開花はすごく遅れています。
地元では、2月14日から3月31日にかけて梅祭りを開催されるのですが、梅が咲かず観光客も予約がキャンセルできないツアー客だけとか。お土産の売り上げもさっぱりで、あきらめの様子。編集子も、開花の遅れを予想して本日の訪問でしたがそれでもまだ3分咲。満開のころには桜が咲きだすでしょう・・・・
撮影日:2012.03.27

01 白梅
02 白梅
03 白梅
04 白梅
05 白梅蕾
06 紅梅
07 紅梅
08 紅梅
09 スミレ
10 スミレ
14:55 月ヶ瀬橋
15:00 駐車場 到着
しだれ梅
八幡橋下流
八幡橋上流
まだ肌寒い日差しの中で写生をする老人
13:40 奥の谷梅林
        標高:140m
ここは、高山ダム完成以前は月瀬集落に通じる唯一の交通路上で、月ヶ瀬梅渓眺望最高の地だったといわれています。現在では電線や樹木が視界を邪魔していてスケッチできる景観ではありません。
一目万本からの月ヶ瀬橋
尼ヶ岳
 ↓
青山高原方面
    ↓
倶留尊山方面
   ↓
20世紀に入ると合成染料の発達により、烏梅はほとんど生産されなくなったため、月ヶ瀬梅林は観光資源として利用や食用の青梅の栽培に軸足を移した。1937年ごろからの戦時統制の時代に突入すると食糧増産のために梅の木畑は半ば強制的に伐採され、耕作地に姿を変えた。そして、戦前は2万本といわれた梅の木は戦後は半分以下まで減少した。
              (wikipedia)
当時の烏梅は収益率がよく、年によっては米や麦の数倍の値段となった。このため月ヶ瀬の住民は競って梅の植栽を行い、烏梅を生産した。享和、文化、文政年代の月瀬周辺に関わる借用書には梅木畑の入質記録が散見され、この時代には畑一面にまで梅が植えられていたことが窺える。1810年〜1830年ごろ(文化、文政年間)の最盛期には、月ヶ瀬梅林には10万本近くの梅の木が栽培されていたとされる
ここはほとんど蕾
明治時代に入り合成染料が伝来すると、烏梅を用いた手間のかかる紅花染めは徐々に行われなくなり、烏梅の価格は暴落した。梅樹の手入れはおろそかになり、畑地に植えられていた梅は伐採されて他の作物に植え替えられていった。梅林は徐々に衰退してゆく、しかし、風光明媚な風景を求めて観光客は増えていった。月ヶ瀬梅林は徐々に観光地に変化していく。
月ヶ瀬梅林の起源は古く、1205年(文久2年)に真福寺境内に天神社を建立する際、菅原道真の好んだ梅を植樹したとの口伝が残っている。
この記録の真偽は定かではないが、「桃仙の梅」が樹齢600年と推定されることから、月ヶ瀬梅林の起源は少なくとも600年前にさかのぼるのではないかと考えられている
(wikipedia)
11:35 真福寺境内、標高:260m
     本日の最高高
姫若の梅
姫若(ひめわか)の梅
元弘2年(1331)、後醍醐天皇が笠置山に遷幸されし折り、この地に難を避けるべく逃げる途中、精根尽き園生の森で倒れていたところを村人に助けられ、姫は村人に感謝し、真福寺の境内に梅の木を植え、烏梅(うばい、染料の原料)の製法を教えたのが梅林の始まりとされます。           (真福寺)
真福寺参道
月ヶ瀬橋左岸
月ヶ瀬橋上流
遊歩道
遊歩道
月ヶ瀬橋俯瞰
月ヶ瀬橋下流
月ヶ瀬梅林山中にて
 (奈良市月ヶ瀬)
山麓の彩り:10枚
ルート・シュミレーション はこちらから
一目千本の展望所からの月ヶ瀬橋
遊歩道
八幡橋左岸からの五月川(名張川)上流
八幡橋右岸展望所からの八幡橋
八幡橋右岸展望所からの八幡橋パノラマ
14:00 八幡橋左岸、標高:130m
コケ石梅林
「春もやゝけしきとゝのふ月と梅」と刻まれているが、松尾芭蕉が月ヶ瀬の地に来た事実を実証する資料は存在せず、本当に芭蕉の句であるか否かははっきりしない。(wikipedia)
13:15 一目万本
    芭蕉句碑、標高:190m
13:00 月ヶ瀬橋左岸
月ヶ瀬梅林入口
一目八景

五月川と梅林が織り成す景観が美しい場所です
真福寺の茶屋のバルコニーからの五月川(名張川)
↑上流/下流↓
月ヶ瀬梅林
10:20 県道駐車場 出発、標高:150m
真福寺の茶屋のバルコニーからの五月川(名張川)
↑上流/下流→
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
山悠遊-奈良県
月ヶ瀬梅渓の二橋 詳細はこちらから