橋紀行:月ヶ瀬梅渓の二橋
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月ヶ瀬橋
標   題 月ヶ瀬梅渓の二橋
山 行 日 2012年(平成24年)03月27日(晴)
地  域 29:月ヶ瀬/南西NE
Mapion 奈良県奈良市月ヶ瀬
撮影場所 月ヶ瀬梅渓
リ ン ク 山悠々:月ヶ瀬梅渓
概   要 名張川下流域は五月川(名張川)と呼ばれ、渓谷沿いに梅の木が広がる様から月ヶ瀬梅渓とも呼ばれています。古くから有名な梅林で、日本政府が最初に指定(奈良公園・兼六園・月瀬梅林)した名勝の一つです。現在、約1万本以上の梅が栽培されています。起源は古く、文久2年(1205年)に真福寺境内に天神社を建立する際、植えられた梅の木が樹齢600年と推定されることから、月ヶ瀬梅林の起源は少なくとも600年前にさかのぼるのではないかと考えられています。
月ヶ瀬梅渓の五月川には2本の橋が架かっています。上流に架かるのは、八幡橋の吊橋で、1969年に下流の高山ダム建設に伴い水没した石橋の代替として作られました。全長160m 幅3.5mで大型車の通行はできません。四季を通して素晴らしい景色を堪能できます。また、この橋は瀬戸大橋のミニ版として知られています。 下流に架かるのは、赤く塗られた月ヶ瀬橋の下路アーチ橋です。旧月ヶ瀬村の中央で五月川を渡る橋で、1893年に木造で初めて架橋されました。現在の橋は高山ダム完成前に架橋された橋で4代目となります。
八幡橋
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上:八幡橋
下:月ヶ瀬橋