みのお/いずみはら ルート 箕面駅(9:15)〜箕面の滝(10:00)〜政の茶屋辻
〜開成皇子墓(11:50/12:20)〜勝尾寺(12:45)
〜湧水〜府道出合(14:45)〜泉原バス停(15:15)
東海自然歩道-箕面/泉原 シュミレーション
地  域 27:広根/南東NE 概要 東海自然歩道の西の起点である箕面から、泉原を目指します。このコースは、箕面の大滝、開成皇子の墓(最勝ヶ峰)、勝尾寺などの見所があります。阪急箕面駅から、箕面川に沿って北上し、日本滝百選に選ばれている落差33mの箕面の大滝に出ます。秋になれば、渓谷を紅葉が彩りを添えます。滝から約2kmに政の茶屋園地があります。ここは東海自然歩道の西の基点です。アップダウンを繰り返し、開成皇子の墓を少し過ぎた所では、大阪北部の市街地や生駒山系が望めます。山腹にある勝尾寺に参拝し、本道にもどりこのルートの最高点を過ぎると、後は下りのコースです。霊園の出合いを過ぎ、湧水場で喉を潤し、舗装道を泉原へと進めます。小規模ながら棚田があり、視覚的には楽しいのですが、車の排気ガスには閉口します。時間の余裕があれば、4km先にある忍頂寺まで足を延ばすのもいいでしょう。
Mapion 大阪府箕面市/茨木市
標  高 600m/80m=520m
距  離 約13.5km、斜度:max29°
体力度 52P、☆☆
山行日 2006.03.04、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要06:00/歩行04:40
アクセス 公共交通機関、02:30
備  考 一部車道と並行あり
撮影日:2006.03.04

01 アオサギ
02 アオサギ 拡大
03 アオサギ 拡大
04 アオサギ 拡大
ルート・シュミレーション はこちらから
泉原バス停:今回の終着点
道路の先は北側で、忍頂寺方向です
泉原の風景、左の森の方から降りてきました
左:茨木駅(南)、右:忍頂寺(北)方向です
棚田、安らぎを覚える風景です
湧水、やわらかい水です
沢山の方が汲みに見えていました
最高点を過ぎ
高圧線の下に出ると展望が開けます
これからは下りで
アップダウンも小さくなります
北摂霊園出合(大きな大きな墓地:お墓の団地)
道路には出ず、自然歩道は鋭角に折れ曲がります
本日のコースの最高点
標高:600m
新雪がありました
まさかの思いでした
堂宇域の最高点にある二階堂からの風景
築地塀越に見る多宝塔
その先には、法然ゆかりの二階堂があります
本堂前、築地塀からの山門方向の眺望
右端にあるのが山門で
駐車場はその奥
ここまでは相当な距離を歩きます
勝尾寺の公式hpには開山・開基についての
明確な記載がありません。お札や説明書きには
@:善中・善算、A:開成皇子、B:@+Aと色々です。
開山・開基・開祖とも、広辞苑では同じ意味でつかわれますので、よけいにややこしくなってしまいます・・・・
そこで、当hp上では、勝尾寺の基となる草庵を結び山を
開いたとのことから、開基は善中・善算といたしました。
この付近の石は
赤茶けた石で
チャートと呼ばれる中生代に
海の底で堆積してできた
硬い岩です
応頂山 勝尾寺
(かつおうじ)(かつおじ、とも)
春は桜、秋は紅葉で全山が彩られます
高野山真言宗、開基:善中・善算※
(※開基:開成皇子という説もあります)
本堂の千手観音像が本尊
西国三十三ヶ所の二十三番札所
自然の高低の地形を巧みに利用して堂宇が配置されています。奈良時代に草庵が結ばれたのが最初で、弥勒寺と称されましたが、平安時代になり、清和天皇の勅命で勝尾寺(勝王寺転じて)と改められ、広大な寺領を受けたといわれます。山岳信仰の寺として発展し、法然も来寺したことがあると言われます。源平の争乱で焼けましたが、源頼朝が熊谷直実等に命じ、再興に力を尽くしたと伝えられます。 (小学館:古寺探訪)
最勝ヶ峰南側眺望
開成皇子の墓から少し降ると
視界は一気に開けます
南側の展望が望め
北大阪の市街地や生駒山系の
山並みが望めます
勝尾寺本堂です、工事中で無粋なものがが少々・・・・
前庭は築地塀で囲まれ、高低差による恐怖感を緩和
入山料:400円、裏山から入山しましたので
入山料は支払えませんでした
代わりにお賽銭を・・・・
鐘楼、築地塀の下は高い石垣
閑話:勝尾寺の開基について
開成皇子は光仁天皇の皇子(桓武天皇の兄)として生まれました。神亀4年(727年)善中・善算兄弟によってこの地に草庵が結ばれ、天平神護元年(765年)開成皇子がこの霊山に入り、前出の二師と出会って大般若経を収め、勝尾寺の前身である弥勒寺を建立、初代座主に就かれたとあります。
開成皇子(かいじょうおうじ)の墓
今からおよそ1200年前の奈良時代に、勝尾寺を開いた善中、善算のお坊さんについて、大般若経を書き写して寺を建立した開成皇子(光仁天皇の皇子)のお墓です。墓石に刻まれた文字から、この墓は元亨4年(1324年)、つまり鎌倉時代末期にたてられたものであることがわかります。 (表示板)
東海自然歩道を進んで行くと
道に白いものが落ちていました
雪です
上のほうから降りてきました
一旦、カメラのほうにある
「開成皇子墓」まで進み
山中にある勝尾寺に行くため
再びここに戻り
左に下りることになります
府道にかかる歩道橋です
前方にかかるのが
東海自然歩道の歩道橋
カメラの位置には
自然研究路5号線の
(勝尾寺ルートの)歩道橋です
道路標識の向こうには
箕面川ダムの堰堤が見えます
幹線道路と歩道の分岐です
車道を離れ森に入って行くと
「政の茶屋園地」になります
東海自然歩道の
西の起点になっています
渓谷には小さな滝が散見できます
箕面の大滝 詳しくはこちらから
箕面大滝:落差33m直瀑
日本滝百選に選定
観瀑をすませて勝尾寺に向かいます
坂の段をあがりきると
「一目千本」呼ばれるように
カエデの木が沢山あります
山が赤く染まるところです
釣鐘淵:滝の少し下流にあります
     上流からの眺めです
この大きな岩は、その昔、唐の貴人が
箕面の滝の類まれないことを聞いて
この巨岩まで来たのですが
あまりの険しさに、驚き怖れて立ち帰った
との伝説があります
高さ約7.5m、幅約7.3m(大阪府北部公園事務所)

今は、遊歩道が脇を通り
威圧感こそあれ通行に支障はありません
唐人戻岩
散策道に大きな岩が覆いかぶさっています
箕面川
瀧安寺と箕面川
龍安寺は「みのお弁財天」と呼ばれ
日本四弁財天のひとつに数えられています
開基以来、修道院の根本道場として栄え
寺宝の如意輪観世音菩薩像は
重要文化財に指定されています
箕面川にかかる赤い橋が印象的です
箕面公園入口、箕面駅から約15分
右側の箕面川に沿って北に進んでゆきます
箕面渓谷に入り、モミジが目立ってきました
今日の山は、ことのほか寒く、樹氷がついていて
日照と共に、枝から氷の粒が落ちてきました
最終目的地は忍頂寺で、ハプニングに備え
勝尾寺と泉原にリタイヤ点を設定しての出発です
出発点の阪急箕面駅
JR米原06:50発〜大阪08:15着
阪急梅田08:30発〜箕面08:55着
経費:¥4,500-/人
川辺の休息:4枚
箕面公園にて
(大阪府箕面市)
勝尾寺から自然道に合流しました
標高差:160mの坂道の一気登りです
多宝塔
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
(写真-右)
左のほうに「開成皇子墓」が
あります、この木道は
墓地を避けるために
設けられているものです
東海自然道開通当初は
なかったそうです
丁度、勝尾寺の真裏にあたり
標高は約540mで
最勝ヶ峰(さいしょうがみね)
と呼ばれています
箕面の滝の遠景です
道路と滝壺は標高差約20mほどで
車道に出ます、数字以上に谷が深く感じます
小さな淵と小滝です
随所にみかけられます
渓谷は滝上から
政の茶屋までの約1.5km間
目と耳を楽しませてくれます
道路と渓谷の並走は
このあとも勝尾寺まで
暫く続きます
山聲-TOP
山悠遊-大阪箕面