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よこね ルート 妛原路傍P(05:55)〜五僧登山口(07:25)〜張出峰
〜北横根〜東横根〜西横根(10:15)〜核心部
〜横根最高峰〜横根橋(12:20)〜妛原P(14:20)
ヨコネ(横根) シュミレーション
地  域 25ns:篠立/北西W 概要 ヨコネは、滋賀県/岐阜県堺近くにあり、横根最高峰、西横根(三角点)、東横根(県境)の三座を称します。東横根の北側にP700峰があり、編集子はこの峰を北横根(仮称)と称し、県堺尾根にある他のピークと区別しています。登山口は、多賀町の五僧峠から入山しました。縦走路全般にわたり下草は食害によりなく、馬酔木や石楠花、ユズリハなどが残っている程度です。見通しは良い分、ルート選択が難しくなっています。各山頂からの展望はなく、西横根の北側鞍部、核心部の岩稜からが可能です。五僧峠へは、森林管理道時山多賀線と多賀町の保月越えか権現谷林道から車で侵入が可能ですが、双方とも崖崩れや落石があり、通行の可否に関しては管理者への確認が事前に必要です。最高峰の東尾根岩稜には小さな切戸があるほか、北側の尾根は急傾斜地があり、支尾根の選択判断や、身体能力や読図能力が求められる高難度のコースです。
Mapion 滋賀県多賀町/上石津
標  高 764m/240m=524m
距  離 約14.5km、斜度:max34゜
体力度 58P、☆☆☆
山行日 2015.05.06、(晴)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要08:00/歩行06:40
アクセス 自家用車、00:30
備  考 核心部:通行注意

05:55 妛原駐車地出発、H/L:240m/0kp
時山林道が通行止めのため、権現谷から入山

06:20 行者橋、H/L:340m/1.7kp
権現谷で一番狭い箇所です

06:50 白谷橋、H/L:380m/3.5kp
起点から白谷橋までは常時落石監視が必要です

07:10 落岩橋、H/L:450m/4.6kp
多賀町保月地区からの道とこの橋で合流

07:10 五僧峠取付、H/L:450m/4.6kp

五僧峠への登山道:荒れています

五僧峠の廃屋
峠は関ヶ原の合戦時、島津隊の退却路です

07:25 五僧峠、H/L:510m/5.0kp
林道時山多賀線:道路崩壊工事中通行止め

07:35 五僧峠登山口、H/L:510m/5.0kp
取付きは杣道が左を巻いています
五僧峠詳細はこちら

登山口から登ること約13分
「測点 地理寮」石柱が尾根にあります
クリックすると表・裏面拡大で見られます

ユズリハがとうせんぼ

尾根は裸同然

土が流れて木の根道状態
他の所もこれからが心配です

08:10 張出峰から北展望、H/L:690m/5.8kp
左手前:県境尾根、左奥:谷山、右奥:ソノド

張出峰過ぎ樹間からの北横根、左奥:猿登

北横根(仮称)山頂

08:40 北横根(仮称)頂上、H/L:700m/6.4kp

北横根過ぎ樹間からの東横根

東横根中腹よりの北横根(仮称)見返り

東横根中腹からの北側展望、正面:ソノド

見上げてごらん

09:25 東横根頂上、H/L:757m/7.1kp

東横根山頂からの東側展望、正面:鈴鹿三国岳

東横根南東側展望、中左:焼尾山、、右:鈴ヶ岳

東横根山頂から進むには軽い藪

尾根は藪のため急斜面の尾根下を進みます

東横根西側樹間からの横根最高峰

東横根西側中腹樹間からの西横根

09:50 西横根北側鞍部、展望所からのパノラマ(60〜190°)、H/L:680m/7.5kp
左奥:烏帽子岳、中左:鈴鹿三国岳、中央:焼尾山、右奥:鈴北岳(雲の中)、最右:鈴ヶ岳
左手前: ダイラの頭(東横根から県境尾根で続いています)

烏帽子岳

ダイラの頭

鈴鹿三国岳

焼尾山

鈴北岳、鈴ヶ岳

西横根北側山頂直下よりの北東パノラマ(40〜140°)
左:東横根、中左奥:烏帽子岳、中:ダイラの頭、中右奥:鈴鹿三国岳

10:15 西横根頂上、H/L:759.6m/7.8kp
三等三角点、点名:西横根

西横根過ぎ樹間からの横根最高峰
最高峰の特徴である岩肌の一部が見えています

痩せ尾根、第一関門
ここからが難所の始まり・・・・、最初はなんなく

10:40 核心部(岩尾根)、第二関門
H/L:730m/8.2kp

西横根から横根最高峰間のうち、約0.3kmの間には、いくつのも難関が待ち構えています
痩せ尾根から小さな切戸まで、バリエーションに富んでいます
通り抜ける方法は巻道もあれば、直通せざるを得ない所もあります
極めつけは最後に待ち構える小さな切戸、左・右・直進の三つのルートが用意されいます
お好み次第ではないですが、自分の技量に応じたルートを選ぶことになります
追加ですが、四つ目のルートもあります、引き返すことです
過信は禁物、その時の体力に応じ慎重に進むべき道を選んでください 

岩尾根は中央で割れています、幅約1m
これでは岩の上を通れません

岩裾の巻道、左右に巻道があります
どちらも危険ですが左側を選択

第二関門の岩上の表情

第二関門岩上から隙間を俯瞰

第三関門岩稜の北側展望
中央:北横の(仮称)の尾根、右:東横根、左奥:ソノドの東稜線、中奥:高塚

第三関門岩稜上からのパノラマ(10〜140°)
左:北横根(仮称)、中央:東横根、右手前:西横根
左奥:ソノド、中左奥:高塚、中右奥:烏帽子岳、中左最奥:笙ヶ岳・養老山

北横根(仮称)

東横根

西横根 
第三関門からの横根三座

第四関門岩稜
どこにでもある岩場です

第四関門岩稜から東北東側展望
中央:東横根、中右:烏帽子岳、前右:西横根

第四関門岩稜からの南西側展望
左奥:押立山、中奥:八ツ尾山、最右:倉骨山
左下の谷:大君ヶ畑

第四関門岩稜からの南西側望遠
中左奥:八ツ尾山
中最奥:大タカ、中右奥、高取山

第五関門岩稜
直進は立木があったので右に巻いて進みます
ここまでくると緊張感が飽和直前

第五関門岩稜からの南側展望
最左:冷川谷ノ頭、中央左:鈴北岳
中央:鈴ヶ岳、中央右:茶野、右:大見晴

第五関門岩稜からのパノラマ( 180〜240°)、ようやく天気がよくなってきました
左:茶野西稜線、中右:滝谷山、中前:大見晴、右前:万野、右奥:押立山、最右奥:八ツ尾山

第五関門岩稜過ぎからの北側展望
中央:霊仙山
中央尾根筋の左下に権現谷

第五関門岩稜過ぎからの北東側展望
左前:横根張出峰、右前:北横根(仮称)
中奥:ソノド、右奥:高塚

霊仙南西稜
笹峠

霊仙山
リョウシ、コザト

ソノド
北横根西尾根

高塚
北横根西尾根

笙ヶ岳、養老山
北横根、猿登
第五関門岩稜過ぎからの北東側展望 

第六関門岩稜、右に巻道あり
このときは、これから先に待ち受ける関門が
最難関であることは知るべくもありません

第六関門岩稜がらの南東側展望
左:焼尾山、中央:鈴北岳、中右:鈴ヶ岳
この風景を見た後、壁が立ちはだかることに・・・・

第七関門岩稜左壁:高さ約10m
ここではた、と立ち止まってしまいました
壁に取付くのに岩裾の急斜面を巻く必要あり

第七関門岩稜右壁:高さ約6m
このルートが一番取付きやすいかも
でも上に樹木があり簡単ではなさそう

第七関門岩稜中央壁:岩壁垂直部約5m
小さな切戸、見上げて唖然まさに垂直の壁
結局のところこのルートを選択、恐怖感満杯

岩稜てっぺん、下の壁が見えません
岩稜突破です
緊張感の解放からかカメラを持つ手が震えます

第七関門岩稜からの南東側展望
前左:西横根
左奥:ダイラの頭、右:鈴鹿三国岳

11:25 横根最高峰、H/L:764m/8.5kp
展望なし
山頂の南斜面は植林帯

横根最高峰北尾根中腹からの北側展望
前方に連なる尾根は北横根(仮称)西尾根です

11:55 支尾根分岐、H/L:630m/8.8kp
選択おまかせ、いずれにしても登山道なし

横根最高峰からは、北尾根を下降ルートに選択しました
本ルート中最大傾斜の急斜面で、ザレ場状態で枯葉の斜面をジグザグに降ります
どの方向を向いても同じような景色のため、磁石のない方は苦戦を強いられるかも
降るにつれ、支尾根が出てきます、進路の選択は登山者の判断にゆだねられます
どの支尾根を選択するにしても
杣道か獣道のようなわずかな踏み跡があるだけで、明確な登山道はありません
尾根尻は沢になり、どの支尾根に乗っても同じところにたどり着けます
いずれにしても、地図や磁石の保持されない方や、体力に不安を覚えるような場合には
入山を慎重になさってください
編集子の感覚では、難易度の高いルートの一つです

尾根尻は二股の沢に出合います

小滝、一服の清涼感をいただきました

沢を林道から俯瞰

12:20 横根橋、H/L:470m/9.3kp

権現谷林道・林道時山多賀線出合

12:40 五僧峠取付、H/L:450m/9.9kp

12:55 白谷橋、H/L:380m/11.0kp

12.7kp付近から霊仙山南西稜が見えます

13:30 行者橋、H/L:340m/12.8kp
落石の音があたりにコダマしています

13:55 妛原駐車地到着、H/L:240m/14.5kp
他に車が二台、鍋尻山に登られているのかな
   
東横根↓ 西横根↓  ↓ヨコネ最高峰           、

霊仙山近江展望台からのパノラマ(140〜210°)、撮影日:2014.05.04
中奥左:御池岳、左:鈴鹿三国岳、中央左:ヨコネ(横根)、右:鍋尻山
手前左:リョウシ、中央谷:権現谷 
   
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 山里の彩:04種/13枚 ヨコネ山中にて
   
山悠遊-滋賀北鈴鹿
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき