歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
さわやま ルート 公民館(12:40)〜南登山口〜佐和山頂上(13:45)
〜西尾根曲輪跡〜清涼寺墓地〜龍潭寺門前
〜かもう坂(15:15)〜内町登山口〜公民館(15:50)
佐和山1010 シュミレーション
地  域 25zn:彦根東部/南西N 概要 佐和山は、関ケ原の合戦の西軍の将である石田三成の居城:佐和山城があったところでも知られます。合戦後、東軍徳川家の将の一人であった井伊直政が、この地に知行を与えられ、井伊家ニ代目直勝によって佐和山の西側約1.5kmのところにある金亀山(彦根山)に彦根城が造られました。その城郭の一部に佐和山城の城門が使われているという説もあります。現在、建物の遺構は、ほとんど残おらず、天守の石垣の一部や、千貫井戸などにその面影を残すのみです。平成16年から西尾根一体が測量調査され、平成22年(2010年)に資料整備され、道標も一新されました。現在の西曲輪跡は展望もなく、少々の土塁が残るのみで顕著な遺構はありませんが、1808年設置された石田群霊碑まで行くことができ、カメラに納めました。また西側山麓にある清涼寺の井伊墓所が、2007年11月16日に国の指定史跡となり、その存在が広く認められました。
Mapion 滋賀県彦根市
標  高 233m/90m=143m
距  離 約6.5km、斜度:max20°
体力度 23P、☆
山行日 2010.10.02、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要03:10/歩行02:30
アクセス 自家用車、00:10
備  考 西尾根:一部不明道
ルート・シュミレーション はこちらから
撮影日:2010.10.02

01 シュウカイドウ
02 マンジュシャゲ
03 ヤブラン
04 キノコ
05 新幹線と彼岸花
06 線路際の彼岸花
佐和山
 ↓
太鼓丸
 ↓
野田山西尾根からの佐和山山容、撮影日:2006.12.11、佐和山から南東に約2.1km
佐和山
 ↓
弁天山
 ↓
大洞山
 ↓
物生山
 ↓

名神高速道路
大津方向
高尾山からの佐和山山容、撮影日:2010.01.30、佐和山から東北東に約2.1km
佐和山
 ↓
荒神山
 ↓
弁天山
 ↓
15:30 鳥居本地区公民館 到着
イワス
 ↓
イブキ
 ↓
摺針山(仮称)
  ↓
野田山
  ↓
15:30 内町登山口からの大手口方向のパノラマ
三の丸
   ↓
この奥に
 大手口
    ↓
   ↑
鳥居本城下町
かもう坂道往還、登山口
尾根出合、↑佐和山山頂方向/龍潭寺→
門前には、駐車場と便所等の施設のほか、ガイド詰所が新しく設けられています。この日も、ガイド氏の案内で山頂まで説明を聞きながら登城する人がみうけられました。また、TVにでているという方ともしばし雑談。NHK大河「龍馬伝」最終回に台詞つきで出演するからみてね、などと・・・・
道標や案内冊子も整えられ、彦根城一辺倒だった観光行政も、ようやく佐和山城址にも目を向けられるようになり、佐和山城址を好んで散策するものにとって、とても喜ばしいことです。しかし、NHK大河ドラマ「直江兼続」の石田三成ブームも過ぎ、遅きに失していることは否めませんが・・・・。
清涼寺門前、入口には結界が設置され一般の入山は許可が必要だそうです
清涼寺墓所の入口部分です
まるで城郭のよう
彦根市清涼寺、東京世田谷豪徳寺、東近江市永源寺に分散して遺存。あわせての一括指定です
清涼寺墓所、2007.11.16、国指定史跡に指定
14:25 清涼寺墓所に出てきます、標高:110m
石田群霊碑
石碑の裏には「文化五年」の刻文字があります
石田氏はじめ佐和山城の戦死者を手厚く弔ったもので、1808年にここに設けられました
西尾根曲輪跡、一部に平削地などもあります
現在は林地で展望はありません
西尾根曲輪跡への道、堀切のようにも見えます
佐和山城址の碑、樹間からは伊吹山
山頂からの彦根城(金亀山)俯瞰
佐和山城の資材はことごとく撤去され、彦根城の一部にも・・・・
13:45 佐和山三角点、標高:232.5m
     三等三角点、点名:石ヶ崎
現存する往時の石垣。城址内で現存これだけ
徹底的に破却されたのは何を恐れた・・・・
千貫井戸からの西側展望
前面に視界をさえぎる樹木がないため展望がひろがります
山頂からの同じ方向が望めますが、樹木があるため、ここの展望より劣ります
雨壺山
   ↓
平田山城址
  ↓
荒神山
 ↓
湖東山地
 ↓
繖丘陵
   ↓
13:10 南登山口、標高:100m
12:40 鳥居本地区公民館出発
    東山麓からの佐和山、標高:110m
東山麓からの佐和山、10日遅れの彼岸花
13:25 太鼓丸分岐、標高:10m
太鼓丸→
↑佐和山/南登山口↓
10月に入ってようやく平年の気候が戻ってきたと思っていたのに、またぞろ夏に逆戻り。汗ばむ陽気、行きつ戻りつで、一歩づつ季節は移り変わってゆきます。鳥居本地域では10.03日に宿場祭りがおこなわれ、佐和山城址も少しだけ賑わいます。
それに感化され・・・・
佐和山山中にて
(滋賀県彦根市)
山中の彩り:6枚
 2010.10.02
彦根市駅前通り某ビル塔屋屋上からの佐和山、撮影日:2010.05.28、佐和山から北西に約1.1km
彦根市古沢近江鉄道跨線橋からの佐和山山容、撮影日:2004.01.31、佐和山から南西に約0.5km
内町登山口からの大手口方向
15:15 北尾根出合、標高:160m
案内書によると「かもう坂道」とよぶらしい
龍潭寺玄関
龍潭寺山門
14:35 龍潭寺参道前
関ヶ原合戦直後、佐和山城攻略する15,000人の徳川軍に対し
佐和山城守備兵2,800人の防戦むなしく落城
それを雨壺山の平田山城で家康は観戦していたといわれています
この攻防に際し、女郎谷の逸話などが残っています
まさに、兵どもの夢のあと・・・・
千貫井戸、往時からの遺構の一つ
山聲-TOP
山悠遊-滋賀北鈴鹿