おおりやま/むこうやま ルート 男鬼峠P(09:35)〜男鬼山山頂〜向山(11:20)
〜580峰(11:55/12:15)〜林道出合(12:40)
〜明幸地区(13:25/13:45)〜男鬼峠P(15:00)
男鬼山/向山 シュミレーション
地  域 25zn:彦根東部/南東W 概要 彦根市の東部山地に横たわる男鬼山(標高:683m)と向山(芹川北、別名:武奈山(ぶなさん)標高:659.8m)は、鈴鹿山系が西に張り出す形で山並みを形成しています。高圧線が通っているので、市街地から一目瞭然に視認できます。この山懐には、男鬼、武奈、明幸などをはじめとする多くの集落がみられ、江戸時代にはそれぞれ100人を越す人口を抱えていたといわれています。石灰岩のため貯水できないこの一帯は、農業に適さないので彦根藩の放牧地として活用されていたと伝えられています。炭焼きなどの山仕事の衰退と共に、市街地への移転が進み、今では多くが廃村となっています。往時は杣道が峰々を縫っていたのでしょうが、今はその跡も消え、電力会社の巡視路が山頂へと導いてくれます。所々にドリーネや窪地のカレンフェルトがみられ、向山から林道に至る経路は、踏み跡も無く、ケモノミチにいざなわれ軽い薮漕ぎも求められます。
Mapion 滋賀県彦根市
標  高 683m/430m=253m
距  離 約10.0km、斜度:max23°
体力度 42P、☆☆
山行日 2005.03.21、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要05:25/歩行04:10
アクセス 自家用車、00:30
備  考 向山:ルート不明瞭
山の彩り:3枚
男鬼山山間部にて
(滋賀県彦根市)
撮影日:2005.03.21

01 ウメ
02 福寿草
03 福寿草
ルート・シュミレーション はこちらから
武奈町近くの林道から見た向山、高圧線鉄塔の右が山頂、無名峰は樹林帯の向こうに隠れている
明幸、現在は廃村になっています
石碑は小学校分校跡地
登山道では、谷筋にしかなかった雪が、ご覧のとおり
山間であることを裏付けています
無名峰山頂直下の木立の中から見た男鬼山(左側)と向山(右側):2枚置きあわせ
踏み跡の明瞭な登山道はなく
ケモノミチを進みます
雪道と同じように
自分でルートを作ります
冬期は木の葉が落ちていて
視界がよく、不安感は減少
クマササのブッシュがあるものの
冬期の積雪により笹が
麓に向かって倒れているので
登りの薮漕ぎは楽ではありません
逆に降りるのは比較的楽ちんデス
山中のカレンフェルト
男鬼山から向山に行く高圧鉄塔の
近くにありました
登山道からは
直接見ることはできません
ルート探しの産物です
山中のドリーネか?
谷にできた水みちがここで地中に
吸い込まれています
前に立つ石碑には手前に「西」、向こう側に「東」と刻まれています。向きは、地図上の方位と整合しています。この石碑がなぜここにあるのか不明。足元には石組みで囲われていますが、古くは無いようです
登山道中腹からの東側眺望
目の前に霊仙山の雄姿が見える
樹林の只中の男鬼山の山頂
男鬼峠
峠の向こう(西)は
琵琶湖の展望が広がります
男鬼山への道は
標識の位置に三叉路があり
右手前方向に登って行きます
男鬼山の山並、武奈町から男鬼峠にいたる林道からの展望
無名峰ピーク(標高:580m)、向山から東方向にあります
向山山頂(三等三角点)
向山山頂が間近、登山道は潅木を縫って行く
見晴らしの無い山頂から少し東に進むと、見晴らしが良いところに出る。これを見るだけでも価値があります。ただし夏場はクマササに阻まれます
展望:1 伊吹山
※写真の「松」は、展望:2のカットと同じものです
展望:2 霊仙山
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
男鬼山への登山口
アスファルト舗装の道路は林道で
男鬼山の山裾を縫っている
杉小立があり、春は杉花粉の
飛び交う中を通ります
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