山悠遊-滋賀湖南
鎧堰堤を右斜め上から
どうやま ルート
路傍駐車(10:35)〜迎不動/鎧ダム分岐(11:00)
〜鎧ダム(11:35)〜堂山東峰/堂山西峰(13:05)
〜4号堰堤(14:10)〜天神川渓谷〜P(14:45)
堂  山 シュミレーション
地  域 25s:瀬田/南東W 概要 三上・田上・信楽県立自然公園に指定された田上山地に位置し、通称:湖南アルプス(太神山・矢筈ヶ岳・笹間ヶ岳・堂山など)とも呼ばれ、堂山は田上山地の西北端に張出す形で位置しています。この山地の大部分は花崗岩からなり、古くから森林伐採がよく行われ、大量の土砂が流出し人々を悩ませてきました。このため、100年を超える砂防工事が、現在でも進行中です。堂山は、それらが顕著に現れている山で、砂防ダムや、禿山の尾根・奇岩などが露出し、特異な景観を呈しています。なかでも、鎧堰堤(鎧ダム)は、オランダ人技師:ヨハネス・デ・レーケの指導によるもので、明治22年(1889)に完成し現在に至ります。山頂からの眺望は低山ながら、琵琶湖が一望でき、いつまでも佇んでいたい気持に満たされます。登りは鎧ダムから入山し、下山のルートは天神川の支流を下ります。何回となく渡渉をしますので水量が少ない時の通行がお勧めです。
Mapion 滋賀県大津市
標  高 384m/140m=244m
距  離 約6.0km、斜度:max27゜
体力度 28P、☆
山行日 2007.12.23、(雨/晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要04:10/歩行03:10
アクセス 自家用車、02:00
備  考 天神川渓谷:滑りやすい
ルート・シュミレーション はこちらから
笹間ヶ岳
  ↓
矢筈ヶ岳
  ↓
堂 山
 ↓
14:40 渡渉、水深:約10cm
    登山靴のまま渡渉可能な所まで遡ります

14:45 駐車地点に到着
4号堰堤からは天神川支流の渓谷です
渓谷は深くはありませんが岩の造形が楽しめます
4号堰堤から眺める堂山の山頂部
堂山西峰
 ↓
岩間山
 ↓
  ↑
4号堰堤
笹間ヶ岳西尾根
 ↓
堂山西峰からの北西方向展望
比叡山
 ↓
音羽山山系
 ↓
千頭山
中峰から眺める堂山西峰、水準点はこの峰
三上山
 ↓
比良山/琵琶湖
 ↓
金勝アルプス
       ↓
笹間ヶ岳
  ↓
矢筈ヶ岳
 ↓
太神山
   ↓
新免登山口への分岐
堂山中峰
  ↓
堂山中峰
堂山西峰/水準点
         ↓
新免分岐峰
 ↓
堂山東峰
 ↓
11:35 4号堰堤分岐
阿弥陀河原から視界のない道を辿り
4号堰堤からのルートとの合流点を過ぎると
一気に視界が広がり、目の前に堂山の山頂がとびこんできます
堂山中峰
堂山東峰
 ↓
堂山西峰
鎧堰堤ができた時は
明治22年(1889)には、満々と水を湛えるダム湖(阿弥陀池)
でしたが、岩の風化で砂礫と化した土砂が池に流れ込み
河原となってしまいました
そのため名称が上記のように呼ばれているようです

なお、河原は約350mにわたり
堆砂しているといわれます
ヨハネス・デ・レーケはオランダ人土木技術者です。明治6年(1873)、明治政府の招きにより来日し、明治36年までの30年間、わが国の治水事業、砂防工事に大きく貢献しました。淀川流域でのオランダ堰堤を始めとした砂防事業では、日本人技術者は、デ・レーケから多くのことを学びました。そして、淀川を船の通りやすい、洪水に対して安全な川へと改修しました。堰堤は、礫・砂・粘土を固めて造り、堤体を石積みで保護しています。
             (国土交通省)

鎧堰堤は現存する同形式の堰堤では全国で2番目に古いのだとか・・・
11:35 鎧堰堤、通称:鎧ダム
オランダ堰堤の上流部の渓谷
2000年は日本とオランダの交流が始まって400周年に当たります。迎不動堰堤はこれを記念し、オランダ堰堤風に石積みの構造としています。(国土交通省)
堰堤を横から見つめます
オランダ堰堤を俯瞰、砂が埋め尽くしています
天神川に流れ込む鎧ダムからの支流の滝
笹間ヶ岳登山口、雨がふってきました
堂山 三等三角点、点名:森村
三等三角点は見つかりません
三級水準点(一級基準点)があるのみ
堂山東峰/中峰の間の岩場
西峰から見る堂山中峰
10:35 天神川堰堤脇に路傍駐車 出発
13:25 堂山(西峰/水準点)頂上標識
東峰の岩の間から見る琵琶湖(北方向)
東峰から見る堂山中峰(最高峰)
渓谷にかかる斜瀑、落差:約4m(目測)
山聲-TOP
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山の彩り:3枚
堂山山中にて
(滋賀県大津市)
撮影日:2007.12.24

01 モチツツジ
02 モチツツジ
03 モチツツジ
堂山北側山麓(森地区)からの山容(南東方向)
渓谷の小滝、落差:約3m(目測)
岩の造形:人面石
映画の「マスク」にでも出てきたような・・・・
14:10 4号堰堤
     標高:230m
堂山西峰からの
西南方向展望
堂山西峰の岩の造形
まるでからす天狗の鼻のようです
堂山水準点、標高:384.0m
東峰の岩場から見る展望(北方向) (2枚合成)
中峰から見る展望(南方向) (2枚合成)
堂山、山頂部は小さな峰が連なっています
11:45 阿弥陀河原
鎧堰堤を真上から
11:15 オランダ堰堤、通称:迎不動堰堤
11:00 鎧ダム/太神山分岐
前方は太神山不動明王の館、通称:迎不動
明け方に雨・・・・、山行に出掛けようと、05:30に目覚ましをかけていたのですが、雨戸を叩く音で起こされることに。山仲間から電話、今日は中止・・・・。夜が明けるとともに太陽の光が射す。08:00、また電話のベルの音。「いい天気、休むのは、もったいない・・・・」ということで、行き先を変更し、時間のかからない山ということで堂山にでかけてきました。少し雨に降られましたが天気は回復、気温も上昇、出掛けられることができてよかった・・・・