りゅうがたけ ルート 宇賀渓登山口(6:30)〜ホタガ谷分岐(7:00)
〜尾根出合〜頂上(10:00/10:40)〜石榑峠
〜ホタガ谷分岐(14:00)〜宇賀渓登山口(14:30)
竜ヶ岳 シュミレーション
地  域 24:竜ヶ岳/南東NW 概要 鈴鹿山系の中央部を横断する八風街道(R421:八日市〜四日市)の一番最高部に石榑峠があります。かつては、多くの物資や人物の往来があったのでしょう。峠から北側の稜線に沿って進むと、竜ヶ岳があらわれます。頂上は、一面の笹に覆われた平面頂で、その眺望は全方向が良好です。北側(北鈴鹿)は石灰岩地帯、南側(南鈴鹿)は花崗岩地帯であり、山の表情も変わってきます。三重県側の稜線は、急峻でガレ場も多く、ここを水源とする宇賀川は、急峻なる山容がゆえに、長尾滝や五階滝などの名瀑を有し、宇賀渓として素晴らしい景観を形成しています。初夏の新緑、夏の清流、秋の紅葉と、多くのハイカーを引き付けてやみません。頂上に至るルートは前出の石槫峠からが、最短ルートですが、なんと言っても宇賀渓登山口を起点とする、渓流と滝の飛沫を浴びるルートが魅力的です。ただし、距離が長いことを覚悟の上で・・・・
Mapion 三重県大安町
標  高 1100m/240m=860m
距  離 約11.0km、斜度:max32°
体力度 59P、☆☆☆
山行日 2003.08.22、(晴)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要08:00/歩行06:20
アクセス 自家用車、01:30
備  考 ガケ・沢滑落注意
「五階滝」
樹幹に覆われ、昼なお暗い状況です。段滝で、上方向に何段も続いていました。秋の紅葉で枯葉が舞う頃には、何ともいえない詩情を与えてくれるはずです。そんな時、また訪れてみたいものです。(渓流だけのコースも魅力的です)
この滝以外にも、直瀑や渓流瀑が、いくつもありました。沢の渡渉は、通常ですと、石伝いに渡れるのですが、今回は、台風10号の影響により、水量が豊富にあり、素足での渡渉を余儀なくされました。それも、5回もデス。でも、これが一番安全なのです
頂上から、石榑峠の途中にある「重ね岩」です。花崗岩をきれいに重ねたように見えます。風化でできた自然の妙に、暫しの間周囲の眺望を堪能しました。ここから、峠までの登山道は、花崗岩が露出し、表面がもろくなっていたり、ガレ場があるので、滑落や、落石に注意が必要です。
頂稜部からの南鈴鹿の眺望です。
雲が邪魔していますが、かろうじて、御在所岳もカメラに収めることができました。視界がいいと、御在所岳の奥にある鎌ヶ岳の槍の穂先が垣間見えるのですが。
手前の稜線を下って行くと、石榑峠です。白っぽいのがアンテナで、その足もとを、八風街道が左右に延びています。
釈迦ヶ岳
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御在所岳
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雲母峰
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三池岳
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雨乞岳
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ホタガ谷の詳 は
          こちらから
宇賀渓登山口からの山容
前衛峰の向こう側に笹で覆われた頂上がかすかに覗いています
渓谷沿いの樹木は広葉樹が多く、秋の紅葉時には、山が黄金色に染まります。
黒く映っているところは、宇賀川ですが、朝日は川面にはまださしていません。(カメラの露出の関係で黒くなっています)
ルート・シュミレーション はこちらから
宇賀渓の詳細 はこちらから
梯子を降りた所に、この「長尾滝」があります。滝壷が実にきれいです
6mほどの梯子(ほぼ2階の庇)を下りていきます。疲れた足に、恐怖感が襲います
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石槫峠
通称:裏道と呼ばれるホタガ谷の急坂を上り詰めると、尾根道に出合い、目の前にいきなり頂上が現れます。陣笠を伏せたような優雅な表情の頂稜部です。
稜線部を覆う笹は、きれいに刈り込まれ、登山道がはっきりとしています。アカトンボが出迎えてくれました。
頂稜部からの北鈴鹿の眺望です。
雲が邪魔していますが、御池岳と藤原岳との間から伊吹山があるのです。さらに、条件が良いと、御嶽山が見えるとのことです。霊仙山は、御池岳の山容に隠れてその全容が望めません。
頂上は平坦で、視界を妨げるものが何もありません。真夏の日差しをまともに受けてしまいました。
御池岳
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藤原岳
天狗岩
冷川谷頭
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銚子岳
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静ヶ岳
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山聲-TOP
山悠遊-三重/滋賀中鈴鹿
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき