さいほうがたけ/さざえがたけ ルート 常宮神社P(08:00)〜奥の院(08:30)〜銀命水
〜オーム岩〜西方ヶ岳(10:50)〜蠑螺ヶ岳(12:00)
〜長命水〜浦底登山口(14:20)〜色浜(15:30)
西方ヶ岳/蠑螺ヶ岳 シュミレーション
地  域 18:杉津/南西NW 概要 西方ヶ岳は敦賀富士とも呼ばれ敦賀半島に浮かぶ秀峰です。野坂岳と岩篭山と合わせて敦賀三山とも呼ばれ、市民からも親しまれています。北陸自動車道の杉津PAから西方ヶ岳を眺めると、西方の海上に浮かぶ島のようにも見え、名前の由来も、西方浄土ように見えたからかも知れません。常宮(じょうぐう)神社脇から登り始め、花崗岩が立岩のように露出する奥の院、巨岩のオーム岩があり、それぞれ岩の上からの眺望が楽しめます。西方ヶ岳の広い山頂には避難小屋も建ち、潅木が邪魔をして眺望はありません。山頂の北側には蠑螺(さざえ)ヶ岳があります。サザエの殻の角のように何度も何度もアップダウンを繰り返します。片道で約1時間、2.0kmの距離にあります。尾根からの眺望は敦賀湾が眼下に見え、海上浮かぶ白砂青松の水島が印象的です。今回のルートは浦底に下り、徒歩で常宮地区に戻る縦走コースを設定しました。
Mapion 福井県敦賀市/美浜町
標  高 764m/10m=754m
距  離 約11.5km、斜度:max29°
体力度 61P、☆☆☆
山行日 2005.09.02、(晴)
形  態 日帰り、1名
時  間 所要07:30/歩行05:40
アクセス 自家用車、01:30
備  考 夏場虫除必要
撮影日:2005.09.02

01 シロヨメナ?
02 シロヨメナ?
海岸線沿いの道路はバス路線が通ってはいるのですが、本数が一日に三本と非常に少なく、バスの利用はお勧めできません。複数台の車で、登山口に乗りわけておくのが懸命な策です。今回の場合のように、単独行ではそうはまいりません。もしくは、常宮神社近くに車を止め、バスで浦底に至り、浦底登山口から蠑螺ヶ岳経由で西方ヶ岳〜常宮登山口に縦走するコースがよろしいかとおもいます。
今回は、約8.0kmの道程を歩いて戻ろうというのが計画でした。浦底地区から色浜まで進んでくると、回送タクシーが偶然(運よく)通りかかり、交渉するとOKの返事。残りの6.0kmを楽して戻りました。6.0kmは歩いて約2時間。編集子にとってはいつものことですが。今回は事情が違っていました。それというのも、高温化における体力の消耗が著しく(熱中症の恐れ)、万一のことを思ったからです。やせ我慢も時と場合によります・・・・
標高:400m付近の展望
突き出した崎の白く輝く水島が眼に飛び込んできます
この日は無風状態で敦賀湾は穏やかでした
敦賀原電は写真の左のほうにあります
花崗岩の重なり
蠑螺ヶ岳から更に100mほど北側に進むと、この岩に出会います。ここからの敦賀湾の眺望は絶景です
この日は、霞がかかっていて
対岸の敦賀市内や嶺南の峰々が見えず残念でした
蠑螺ヶ岳の山頂です
この山系の特徴である
花崗岩がゴロゴロしています
岩の上に載ると絶景とは
まいりませんが眺望があります
三重に折り重なる峰々
一番奥が西方ヶ岳の764.1m
次が720mピーク
手前が700mピーク
それぞれに40mほどの
登り降りを繰り返します
西方ヶ岳(標高:764m)と
蠑螺(さざえ)ヶ岳(標高:686m)の
稜線は、50mの等高線には
現れてこない上り下りで
いくつものアップダウンを
余儀なくされます
またか、またかと、うんざりしますが
時折見える眺望に気を紛らせて
踏破いたします
山頂です、三角屋根の建物は避難小屋
残念ながら眺望はほとんどありません
オーム岩展望所の岩の上に上って眼下を覗きました
写真では、今ひとつ怖さが伝わらないようです
オーム岩の展望所です
大きくはない水がめですが
小さな洞窟になっていて、天井から雫がポタリポタリ、木の上に置いてあるコップで清水を汲んでゴクリ・・・・
冷たくはありませんでした
階段を上がるとお社の磐座があります
奥の院、足場が悪くて全体が視野に入りません
奥の院までは階段が続く樹間の登山道
高温多湿のこの時期は虫の襲撃を受けます。虫除けが必需品です
常宮の集落から奥の院を望みます
登山口近くの常宮神社は、豊臣秀吉が持ち帰った新羅製の朝鮮鐘(国宝)を所蔵しています。また安産祈願でも知られています。近くには駐車場がないため、奥の院参拝という名目で置かせていただくことに・・・・
集落の路地を曲がり、青い屋根の小屋近くから林の中に入ってゆきます
写真の高圧線の鉄塔直下に岩が露出しているところが奥の院でその左下にある岩が展望所です、所要時間は約30分ですが、階段の登山道がつづき
心臓が踊ることを請合います。ゆっくり、ゆっくりとお上がりを
山の彩り
西方ヶ岳山中に
(福井県敦賀市)
ルート・シュミレーション はこちらから
敦賀市街から海岸線沿いに敦賀半島を車で走っていると海上に浮かぶ西方ヶ岳が現れます
手前は敦賀市街方向です。敦賀富士と呼ばれるのが良くわかります    (2枚合成)
浦底地区の登山口(写真右)、海岸道路までは
ここから更に400m先、まだ気を抜けません
銀命水:水場です
山頂までのほぼ中間にあたります
展望所から奥の院がある立岩を見上げます
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山聲-TOP
山悠遊-福井嶺南