歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
なべくらやま/ふじくらやま ルート 役場P(08:45)〜登山口(09:25)〜峠分岐(09:45)
〜弘法寺〜鍋倉山(10:35)〜藤倉山(11:55)
〜燧ヶ城址(13:20)〜観音堂〜町役場P(14:15)
鍋倉山/藤倉山 シュミレーション
地  域 18:今庄/南西C 概要 今庄は、北国街道の旧宿場町です。市街地を包み込むような感じで西側に山並が迫り、出発点である町役場に佇みますと、峰々の全貌が目の当たりに見えます。大きく分けて、最高峰の藤倉山が西側に、弘法寺のある峰(標高:350m)が北側に、その間に鍋倉山(標高:516m)が位置しています。更に、藤倉山から尾根が市街地まで張り出し、その尖端の愛宕山(標高:270m)に燧ヶ城址が歴史遺産として名前をとどめています。登山ルートは、それぞれの峰を辿るため、当然ながらアップダウンがあり、実際の標高差以上の高低差があります。ガイドブックによるルート地図だけでコースを捉えていると、里山に近い山並でありながら、その山容の大きさに唖然とすることでしょう。6月はササユリ、秋は紅葉が愛でられます。なお、町役場の敷地内には、「ふれあい会館」という施設があり、入浴のみの利用ができます。
Mapion 福井県今庄町
標  高 642m/130m=512m
距  離 約10.0km、斜度:max27°
体力度 49P、☆☆
山行日 2004.07.03、(曇・晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要05:30/歩行04:15
アクセス 自家用車、01:40
備  考 アップダウンあり
今回降り口となった所
(燧ヶ城址登山口)
この山麓には多くの
寺院や神社が点在します
燧ヶ城址
平家物語や源平盛衰記に登場する木曽義仲にゆかりのある城として名を留め、その後太平記に再登場。戦国時代には越前一向一揆により、織田信長と対峙・・・・
このように、歴史の転換期に登場し、重要な軍事拠点として利用されてきたようです
燧ヶ城址石碑
燧ヶ城址の西側には
愛宕山があります
  愛宕山(あたごやま)
  標高:270.0m
  四等三角点、点名:燧ヶ城
山頂からの眺望(東側)
左の高い峰が日野山
手前の雲で黒くなっている
峰が鍋倉山
八十八ヶ所の峰は
その後に隠れています
藤倉山(ふじくらやま)、標高:642.3m
三等三角点、点名:今庄
鍋倉山を過ぎ
約90mを下り
200mをまた登る
藤倉山の尾根に出合う
樹林の中で風がとおらず
汗が滴り落ちる

ガイドブックには
ササユリが6月には
と書いてあったので
名残が見られるかと
期待していたのですが
残念ながら遅かったのでしょう
見つけられませんでした
藤倉山頂上
右後方に東側が開けている
展望良し
八十八ヶ所のピークを過ぎると
視界が開け
目の前に鍋倉山が現れる
藤倉山はその奥の山容

高圧線の鉄塔が
自分より下にあるので
相当の高度を
降らなければならない
と覚悟を決め降りてゆく
降りてみると、塔の高さは
見えている部分だけでした
湯尾峠分岐、標高:338.3m
 四等三角点、点名:八ケ所
ここは登山口、看板には八十八ヶ所参道とある
参道には数多くの石仏が置かれている
ピークに弘法寺という寺院があります
弘法大師にゆかりがあるのでしょう
湯尾峠からの参道出合い、右から登ってきました。左に進むと湯尾峠に降りる。ピークは背後
宿場町の佇まいを
今に伝えています
特徴としては
2階建ての平入で、両妻側の
庇下部分に袖壁を設けている
特に右側の建物は
立派なウダツがあがり
町の文化財として
大事に管理をされています

参考:卯立・卯建(うだつ)
民家特に町屋において、妻側の小屋を屋根より高く突き出して小屋根を設けたもの
(建築大辞典:彰国社)
ルート・シュミレーション はこちらから
山容:左奥の峰−藤倉山、右の峰−鍋倉山(今庄町町役場前から)
燧ヶ城址登山口から
鍋倉山(左の峰)と八十八ヶ所の峰(右の峰)を望みます
弘法寺の堂宇
この辺りが
この峰の最高点(標高:350m)
になっている
このあたりには、花が少なく
アジサイのアオ色が印象的でした
旧今庄宿
山聲-TOP
山悠遊-福井越前