ながばしりのたき 特徴 段瀑、斜瀑
長走りの滝 概要 東海自然歩道(県道784号赤目掛線)へ出て「横輪川」沿いに、少し急な坂道を西へ辿ると、道路上から右手に、「長走りの滝」があります。滝の全貌は、木立が邪魔をして見えません。今回の滝めぐりは、兜岳/鎧岳山行の途中に見かけました。川底は20mほど下にあり、簡単には降りられません。視界を下流にやれば、曽爾高原が樹間から見えます。急峻な山間を流れ下る川には、近寄りがたい所があるのもうなずけます。
地  域 29:倶留尊山/南西W
Mapion 奈良県曽爾村
山行日 2006.09.28、(曇・晴)
リンク 山悠遊:兜岳/鎧岳
この散策道は東海自然歩道です
更にこの川の上流には、「済浄坊の滝」があります
昔、修練の行者がその滝で行水をし
水煙大不動明王の霊を仰いだと伝えられています
道はそこから室生方面へと続いていきます
下流の上部にある屏風状の岸壁
このすぐ左側に左の写真の斜瀑があります
長走りの滝:大蛇伝説
室町時代、鉄砲が日本に伝来した頃のお話・・・・

横輪川の上流に大蛇が棲んでいたそうな
村人が被害にあっていたという
長野の住人で武勇に優れた井上喜曽という人が、横笛を吹いて大蛇を誘い出したそうな
そうすると、大きな口を割き、舌を三枚出して、火焔を吐きながら襲って来たという
さすがの彼も、腰に差した鉈(なた)を落としてしまいました
そのところが「ナタ渕」で、さらに縦に長く走って逃げました
そのところが「長走り」でした
散々逃げて、もうよかろうと覗いたところが「除き岩」
更に大蛇が追って来たので、彼は踏み止まり、矢を番え射殺しました・・・・とさ

                                     (曽爾村:一部脚色編集)
上部の滝
この滝の上流は樹木で全くみえません
下流の斜瀑:横側、滝壺部分は見えません
下流の斜瀑:天辺
上部の段瀑、落差約8m(目測)、滝壺:あり
樹木が邪魔をして全貌が見えない
山聲-TOP
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の沢めぐり
滝悠遊-奈良県曽爾