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歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の沢めぐり
滝悠遊-京都洛北
いちのたき 特徴 2段分岐瀑
一の滝 概要 一の滝は、別名:音無の滝(おとなしのたき)と呼ばれています。紅葉の名所である、大原の三千院から、東の山中へ遊歩道を0.5km(徒歩約15分)程の所にあり、流域面積が小さく水量はあまりありません。水量が少なくて、流れ落ちる音が小さくて音がしないのではなく、修行をしていると無念無想となり、滝の音が聞こえなくなるという所から、名付けられたものと伝えられています。都会の喧騒から離れ、冥想するのも一興かと。
地  域 26:大原/南東N
Mapion 京都市左京区
山行日 2006.12.16、(晴/曇)
リンク 山悠遊:比叡山北尾根
滝前の休憩所
土曜日だというのに、訪れる人もまばら
暫くは静かに、滝の音を聞けるでしょう・・・・
滝の全景
2段分岐瀑、上段落差:4m(目測)、下段落差:5m(目測)
滝壺:滝の規模に比して小さく、中段には滝壺らしきものはありません
2006年師走、紅葉も最後の煌きでしょうか
この一本だけが、異彩をはなっていました
滝の下流にかかる橋
橋の左岸に会所枡があり
下流への水量調節がされているようです
←音無の滝/三千院→
遊歩道はここまで
上流には、名勝:二の滝、 三の滝があります
ここからは、沢を何度も渡渉する登山道になります
↑二・三の滝/三千院↓
  ↑
音無の滝
下段:分岐瀑、落差:5m(目測)
上段:分岐瀑、落差:4m(目測)
人物比較
てっぺんから滝壺を俯瞰
音無の滝の名前の由来
「聖応大師良忍上人は、来迎院を建立して天台声明(しょうみょう:仏教の儀式音楽)や、
融通念仏宗を興された高僧でした。その上人が、この滝に向かって声明の修行をしていると、滝の音と声明の声が和して、ついには滝の音が聞こえなくなったという故事からこの名があります。律川の上流にあって、春は新緑と藤の花、秋は紅葉の名所になっています。
                                    (NPO京都大原里づくり協会)
滝のてっぺん