山聲-TOP
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の滝めぐり
滝悠遊-滋賀中鈴鹿
あまごいだけ/くらたに−あき 特徴 渓流
雨乞岳/クラ谷−秋 概要 神崎川のクラ谷は、鈴鹿スカイラインの武平峠を経て、七人山の尾根に至る登山道にあり、雨乞岳の山深く、愛知川の源流となっています。数度の、アップダウンを繰り返しながら約1時間、樹間を進んで行くとクラ谷の渓流に出会います。秋、黄葉と清流が心を癒してくれます。落ち葉という形でベールをはがされた峰々が、その表情を一変させます。水量が少ないときは、軽快に歩を進められますが、増水時は手ごわいです。
地  域 25zc:御在所山/南西C
Mapion 滋賀県土山町
山行日 2004.11.14、(晴)
リンク 山悠遊:雨乞岳0411
この辺りは、岩伝いに歩くいわゆる沢歩きです
幸い水量が少なく、何度と繰り返す渡渉も、軽快に進めることができました
野鳥の鳴き声も、心なしかわびしく
鹿の泣き声が峰を越えて聞こえてきました

そしてこんな詩が思い出されました
奥山に もみぢ踏みわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋はかなしき
                
(猿丸太夫「古今集」巻四・秋上)

このあと山頂に向かうのですが
薮道(雨乞名物)の大変さを知ってか知らずか
我が足は軽快に前に進みます
切り出したような岩に水飛沫がたっています
直近で見たのですが岩(自然)か石(加工)かわかりませんでした
言葉はいりません、清清しさが伝わればと思います
この日は、今にも泣き出しそうな一日で、カメラには苦手な日よりでした
天候ひとつで、その時の気持のありようも大きく変わります
渓流瀑のオンパレードです