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歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の滝めぐり
滝悠遊-滋賀湖西
しらたきたに-スベリいし 特徴 滑滝
白滝谷-スベリ石 概要 白滝谷を1.5kmほど遡上すると、白い布を流したような、長い滑滝が、登山道から10m程降りたところに見られます。「スベリ石」と書かれた標識も設置されているので、見落とすことはありません。この谷での景勝地の一つです。大きな岩が足場としてあるのですが、斜めになっていたり、枯葉があったりで、雨の日などは滑りやすいので注意が必要です。新緑や紅葉に包まれたときは、気持ちを高揚させてくれます。非日常の世界です。
地  域 25w:比良山/北西
Mapion 滋賀県大津市
山行日 2005.09.19、(曇・晴)
リンク 山悠遊:白滝山
閑話広辞苑によると
『“岩”は石の大きいもの
“石”は岩より小さく砂より大きい鉱物質のかたまり』と記載されています
ちなみに“砂”は細かい岩石の集合で、通常2mmから1/16mm以上の粒子』

うろ覚えですが
『“岩”と“石”の違いは、大きさで区別するのでなく
自然のものが“岩”で、人工物は“石”と呼ぶ』
のだそうです
この論拠からしますと
「スベリ石」は人工物ということになるのですが
写真をみてみると自然のように思え
“岩”ではないのかな、という疑問がでてまいります
滝壺を真横から見てみました
「スベリ石」と思われている岩をとらえてみました
写真では、転げ落ちているとしか見えないのですが・・・・
大きな岩がそのスベリ石だと推察いたします
実際、この岩の上に載ってみると
すべるようで怖くて端先には寄れませんでした
「スベリ石」の標識
白い布を流したような滑滝が登山道から見られます。.
「スベリ石」とは、山肌から大きな石がスベリ落ちてきているところから
この名がついたのでは、という人がいました
あたりを見回していると、確かに滝壺付近に大きな岩が滑り落ちていましたが、編集子の見るところ豊富な水量から、削られたのでは・・・・
「スベリ石」の上から滑滝の全貌を捉えました
滑滝の下側から見てみました
足場はかなり傾斜していて
カメラを持つのは右手で
左手は近くにあった木の枝をつかんでの
アクロバット撮影でした
滑滝の滝壺の様子です
滝壺の右の岩が山肌から、滑り落ちているので「スベリ石」
いや、滝壺の左の岩が斜めになっていて滑りやすいので、これが「スベリ石」。
さて、正解は・・・・
滑滝の上流は岩肌が粗いところです
滑滝の勾配が変わるところを滝上から捉えました
もう少し端先に近寄れば、すべてを捉えられるのでしょうが
これでも足が震えているのです
スベリ石の面目躍如というところでしょうか、写真撮影も大変です