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歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の滝めぐり
滝悠遊-福井越前
杣山は北、西、南の三方を川ではさまれ、頂上からは北陸道が見渡せるという立地にあり、南北朝期に杣山城が築かれて以来、戦略上重要な役割を果たしてきました。山麓には、はすはな公園や温泉があり、登山道も整備され、今庄ICにも近く、気軽に登れる山として、多くのハイカーが訪れます。
中世の城の多くは山城で、ご多分に漏れず、杣山城も急峻な山肌や地理的条件を満たした要害の地として、その役割を果たしてきたものと思われます。登山道は、主要3コースがあり、それぞれに趣があります。ブナの木が多く、紅葉時期も見逃せません。頂上は、特に北方に開け、北陸道が日野山に飲み込まれていく様が眼下に見え、さらに嶺北の山々の重なりが延びています。山腹には、所々に岩肌が露出し、この山が要害だったことが想像できます。高度を上げるたびにそれを実感します。
昼なお暗いところです
こんな狭い所ですべってころんだら
がけ下へまっさかさま
そまやま-まぼろしのたき 特徴 幻の直瀑
杣山-幻の滝 概要 普段はただの岩肌、ひとたび豪雨となると滝が出現します。名前はあるのでしょうが、勝手に「幻の滝」としました。この場所は、切り立った崖にあり、滝の下を巾が約50cm程の杣道が作られています。山行時は、滝に打たれながら、細い道をこわごわ通りました。もう少し水量が多いと、通れなかったかもしれません。大きい山では、想像もできない鉄砲水が行く手を阻みますが、此の山は流域面積が小さいため、それなりです。
地  域 18:今庄/北東S
Mapion 福井県南条町
山行日 2003.07.12、(曇)
リンク 山悠遊:杣山0307