門紀行:智恩寺 鐘楼門
扁額「暁雲閣」
右正面
正面遠景
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正面
右側面
上層部右側面
標   題 智恩寺 鐘楼門
山 行 日 2014年(平成26年)10月29日、(晴)
Mapion 京都府宮津市文殊
間 口 一間一戸
特 徴 竜宮門
リ ン ク 山悠遊:智恩寺
概   要 智恩寺は、臨済宗妙心寺派の寺院で、天橋立の門前寺の位置取りです。山号は天橋山(てんきょうざん)又は五台山。切戸(きれど)の文殊、九世戸(くせと)の文殊、知恵の文殊とも呼ばれています。奈良県桜井市の安倍文殊院、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊の一つとされます。大同3年(808)の平城天皇の勅願寺として創建され、延喜年間(10世紀初頭)には、醍醐天皇から勅額を下賜されたと伝わりますが、以後、中世までの歴史は判然としないそうです。
鐘楼門は、楼門で下層の両側に袴腰をつけて竜宮門形式とされます。宮津の商家木村氏が子女の菩提を弔うために、享保7年(1722)に建立したもので、二人の法名「暁山彗察」と「洞雲自照」から「暁雲閣(ぎょううんかく)」と呼ばれます。梵鐘は、天文年間鋳造でしたが、嘉永年間にさらに大口径のものに改鋳されたので、現在の鐘楼に移されました。その梵鐘も、昭和48年の再改鋳されたものです。
この門は、寄棟起(むくり)付造り桟瓦葺、両袖築地塀付