かいがけ-びょうぶいわ ルート 駐車場(13:0)〜正法寺:藤の寺      
        〜屏風岩〜駐車場(13:40)
鎌掛-屏風岩
地  域 25zc:土山/北西C 概要 日野町の南東部にある滝谷に屏風岩という巨岩があります。刃物で切り取ったような滑らかな平面をしています。もともと、六曲屏風を立てたような巨大な岩だったそうですが、江戸時代に建材用に切り出され、現在は1/3のみが残っているそうです。国の天然記念物に指定されています。また、近くには、臨済宗妙心寺派の正法寺があり、樹齢300年の藤が、毎年見事に咲くところから、「鎌掛の藤の寺」として、多くの方が訪れます。この藤は、花房の長さが1m近くにもなり、「後光藤」という名で呼ばれています。五本の幹からなるこの藤は、正法寺の開基である普存禅師が京都から苗木を移植し、寺の興隆と共に咲き続けてきたという歴史が感じ取られます。当寺には重要文化財の石造宝塔や芭蕉の句碑などの文化財も多く、文化と歴史に包まれた寺院です。近くにある鎌掛谷には、「鎌掛のホンシャクナゲ群落」として知られる石楠花の咲く渓があります。
Mapion 滋賀県日野町鎌掛
標  高 262m/260m=02m
距  離 約 ―km
体力度 ―P、Θ
山行日 2006.05.09、(雨・曇)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要00:10/歩行00:05
アクセス 自家用車、01:00
備  考 特に支障なし
大岩から
崩れ落ちてきた岩です
層になっている状態が
わかります
岩石は
粘板岩と珪岩より成っています
この付近一帯の山々が
鈴鹿山系の造山運動による
褶曲
(しゅうきょく)作用をすべて
受けているにもかかわらず
この付近のみが
全くその作用を受けず
幅2〜3cmで
交互に重なる岩層は
すべて直線的です。
それにしても砥石で磨いたようなきれいな平面です
屏風岩の全貌
左下のほうにあるのも
大岩から崩れたものです
天然記念物
2005年2月1日現在
全国で971件が指定されています
うち 75件が特別天然記念物
滋賀県には 12件が指定を受けています
(うち、5件が日野町にあります)
鎌掛のほんしゃくなげ群落
綿向山麓の接触変成帯などもその一つです
ちなみに、滋賀県指定の天然記念物は、2000年3月10日現在、6件です
       (滋賀県教育委員会-抜粋編集)
滝谷にある小滝
詳細 はこちらから
鎌掛の屏風岩(天然記念物:昭和18年8月24日指定)
鎌掛の滝谷川右岸に位置する城山の山腹にあるこの屏風岩は、長さ約31m、幅約7m、厚さ約4mの一大巨岩です。・・・・中略・・・・
以前は、現在の三倍程の大きさで、六曲の屏風を山腹に立てたような形でしたが、江戸時代に石垣用などの石材として数多く切り出され、古来より、日野地方ではここのみに産する奇岩とも言われています。           (滋賀県教育委員会-抜粋編集)
屏風岩への道
滝谷川、屏風岩は明るい所の左上にあります
大岩から崩れ落ちてきた岩です
山聲-TOP
山悠遊-滋賀南鈴鹿
《豆知識》
屏風数え方
六枚のパネル(扇)の
ものを六曲と呼び
左右対の場合は「一双」
単独の場合は
「一隻(せき)」と呼びます
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき