標 題 | 専宗寺 太鼓門 |
地 域 | 25znw:彦根東部/南西C |
滋賀県彦根市鳥居本町 | |
山 行 日 | 2013年01月31日、(晴) |
間 口 | 三間一戸 |
特 徴 | 二重門特殊型 |
リ ン ク | 社寺探訪:洞泉山専宗寺 |
概 要 | 専宗寺は、文亀2年(1502)および天文5年(1536)の裏書のある開祖仏を有する浄土真宗本願寺派の古寺で、聖徳太子開創と伝わります。かつては、佐和山城下町本町筋にあり、泉山泉寺と号していましたが、寛永17年(1640)に、洞泉山専宗寺と改め、ここ西法寺村に移ってきました。本堂などの建立時代は18世紀後半のものと推定されています。西法寺村は、佐和山山麓にあった元の集落(古西法寺村)から寛永年間に街道沿いに移されました。 山門の右隣の2階建ての太鼓門の天井は、佐和山城の遺構と伝わります。太鼓門そのものが移築されたものではありません。佐和山城が落城するとき、石田三成を慕った足軽が、せめてお城の痕跡をどこかに残したいと、門の扉板を持ち出したという伝承があります。その扉板が、この天井板だというのです。よく見ると、確かに取っ手の跡?のような痕跡があります。城郭は取り壊され、城下町さえも解体されてしまった佐和山城ですが、その面影はひとびとの心に刻まれ、こんなところにも痕跡を残しているのです。 二層門の特殊な形として、二重門の範疇でまとめます。 この門は、二層入母屋造り桟瓦葺。一階両袖納戸付き。 |