歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
ちゅうせんじ ルート 上開田地区P(09:55)〜仲仙寺越〜峠登山口(10:25)
〜仲仙寺山(11:40)〜仲仙寺(11:45/12:25)〜浦登口
〜大荒比古鞆結神社(12:55/13:15)〜上開田P(14:20)
仲仙寺
地  域 25wn:海津/北西E 概要 仲仙寺山山頂直下にある山岳寺院(現在、浦地区の地福庵の管理)。開基:泰澄、宗派:現・曹洞宗、本尊:千手観音立像(重文、秘仏、伝:泰澄自作)。古くは中善寺(浦地区の大荒比古鞆結神社文書に記載)と称されているそうです。古文書によると、天安2年(858)、藤原冬嗣の息子:良和と平城天皇の皇子:真如法師がこの地に来て、「西の山峯(白谷の白蓮寺付近)に八王子の神を祀って、これを「北の叡山」と称し、浦の付近は「剣隅之山王」と名付けて千手観音像を祀り「仲善寺と号した」、と伝わります。山名にもなり、かつては大寺といわれていた仲仙寺は、現在は観音堂だけが残されています。平地には、山水の落ちる所や墓所などもあり、往時の雰囲気を留めています。平安時代には、この地に白山系仏教文化圏に含まれ、天台宗の影響が及んでいたと推察されています。無住ですが、浦地区の世話人が見守り、お籠りをして信仰心を高め、法灯を守られています。
Mapion 滋賀県マキノ町浦
標  高 362m/161m=201m
距  離 約―km、斜度:max―゜
体力度 ―P、☆
山行日 2015.12.09、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要00:40/歩行00:10
アクセス 自家用車、01:30
備  考 登山道滑りやすい注意
階段参道下、(下階段:51段)
山名と寺号・山号との関係一覧   
山  名  山名:別名  山  号  寺  号 
繖  山 観音寺山 繖  山 観音正寺
繖  山 観音寺山 繖  山 桑実寺
松尾寺山 普門山 松尾寺
白鹿背山 東光寺山 白鹿背山 東光寺
仲仙寺山 仲仙寺
大比叡 比叡山:総称 比叡山 延暦寺
己高山 己高山 鶏足寺
太神山 太神山 不動寺
岩尾山 岩尾山 息障寺
大洞山  大洞山 長寿院
       
本堂背面に安置される石仏:西国三十三所石像
本堂向拝部
本堂(観音堂):建物遺構としては本堂のみ
中階段(20段)下からの本堂見上げ
階段踊り場から左方向に四阿(堂宇跡の基壇上に建つ)
下階段踊り場からの本堂見上げ
←峠登山道/階段参道下右側
階段参道下左側/浦地区登山道→
裏山(仲仙寺山)から本堂屋根俯瞰
  ◆ 豆知識
寺院を表示するには、「山号」と「寺号」によって特定します
特に、「山号」は寺院の名に冠する称号です

滋賀県内で山名が寺院名としてつけられた山は
次の四例に過ぎないとされています
・繖山(別名:観音寺山)・・・・・・・・繖山 観音正寺
・普門山・松尾寺山・・・・・・・・・・・・普門山 松尾寺
・白鹿背山(別名:東光寺山)・・・・白鹿背山 東光寺
・仲仙寺山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(山名不明)仲仙寺

      
 (サンライズ出版:「近江山の文化史」 木村至宏 著 から)

下の表に、「山名・山号・寺号」の相関関係を一覧にしてみました
参考に、ひとり言「山号 もご覧ください
四阿横の広場、左上に本堂、カメラの背後に墓地があります
本堂前広場
手水場跡
最上段階段から参道を俯瞰
上階段(12段)下からの本堂見上げ
山聲-TOP
探訪記-滋賀野坂