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あんらくりついん ルート 安楽律院(12:30/13:10)〜飯室不動堂/長寿院
〜日吉大社〜旧竹林院〜宿
安楽律院
地  域 25s:大原/南東SE 概要 安楽律院は、延暦寺横川飯室谷の別所である安楽谷に、かつて存在した天台宗安楽律法流の寺院です。比叡山の三大磨所(四代磨所とも、魑魅魍魎狩籠(ちみもうりょうかりごめ)の丘、西塔付近)・天梯権現祠(東塔付近)・元三大師御廟(横川)・慈忍和尚廟(飯室谷))の一つである飯室谷です。放火を逃れた一部の建物と高僧の墓、藤原定家の碑と爪塚が残っています。境内は今なお荘厳な雰囲気が漂っています。開祖:叡桓、創建:寛和元年(985)。恵心僧都などが隠棲したところです。江戸時代の安楽騒動(妙立慈山、弟子の霊空光謙などが僧の戒律復興を主張した)で知られます。でもこの問題は現代にも通じるところがあります。映画やTV歴史ドラマなどのロケ地としても知られます。自家用車で訪問できますが、狭い山岳道路のため運転には注意が必要です。公共交通での徒歩も趣が有ります。
Mapion 滋賀県大津市坂本本町
標  高 246m/200m=46m
距  離 約―km、斜度:max―°
体力度 ―P、Θ
山行日 2021.10.14、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要00:40/歩行00:30
アクセス 自家用車、01:30
備  考 アクセス:山岳道路狭い
山門背面(帰路)
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本堂右側面
境内
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道標
飯室谷不動堂への参道
「TVドラマロケ風景」案内板
境内
境内
石塔
諸堂背面
諸堂右背面
倉庫
倉庫中景
本堂扁額
本堂正面
本堂右正面
本堂正面中景
本堂石垣・石段
本堂左側面
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「安楽律院」案内板
境内
階段参道
山門 詳細はこちらから
江戸時代の安楽騒動(妙立慈山、弟子の霊空光謙などが僧の戒律復興を主張した)で知られます。霊空は、元禄6年(1693)第五代輪王寺宮、天台206代座主の公辯法親王(こうべんほっしんのう)より、安楽院を四分律兼学の律院として与えられ、安楽律と称し改革を進めました。しかし、天台208代座主の公啓法親王により兼学律が停められ、安楽院住持には安楽寺派を批判していた円耳が就きました。明和2年(1765)、泰巌ら安楽寺派7人の僧が脱衣追放の刑に処せられました。天明2年(1782)、幕府により今度は円耳が追放され、兼学律復帰となり安楽寺派が復活しました。以後、幕府は兼学律に反することを禁じましたが、安楽寺も律受学を強要しませんでした。以後、寺勢は次第に衰えました。主義主張の主導権争い、この問題はいずれの時代も同じです。
地蔵菩薩像
石塔
本堂左側面中景
旅悠遊-滋賀/湖南
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき