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古建築紀行:羽黒山五重塔
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東面夜景  (※手持ちです)
二層・三層部
相輪部
東面
参道樹間から
西面夜景-1
西面夜景-2
南面夜景
南面夜景
南面:正面遠景夜景
標   題 羽黒山五重塔
山 行 日 2015年(平成27年)09月13日、(曇/雨)
地  域 06:羽黒山/南東NE
Mapion 山形県鶴岡市羽黒町
間 口 三間
特 徴 五層、こけら(※木+市)葺き、素木造り
リ ン ク 山悠々:羽黒山
概   要 羽黒山寂光寺と称されていた時代、平安時代中期の承平年間(931-938)、平将門(真偽不明)の創建と伝えられています。現存する塔は、応安5年(1372年)に羽黒山の別当職:大宝寺政氏が再建したと伝えられ、慶長13年(1608)には山形藩主:最上義光(もがみよしあき)が修理を行ったことが棟札の写しから判明されています。三間五層の塔は、総高約29.2m、塔身高(相輪を除く)は22.2m。屋根はこけら葺き、様式は純和様で、塔身には彩色等を施さない素木の塔で、東北地方では最古の塔といわれます。明治時代の神仏分離により、神仏習合の形態だった羽黒山は出羽神社(いではじんじゃ)となり、山内の寺院や僧坊はほとんど破却されましたが、五重塔は取り壊されずに残された数少ない仏教堂宇の1つです。江戸時代は五重塔の周囲には多くの建造物がありました。昭和41年に国宝に指定。近世までは塔内に聖観音、軍荼利明王、妙見菩薩を安置されていましたが、神仏分離以後は出羽三山神社の末社として大国主命を祭神として祀られています。
南面
西面
案内板
東面
南面:正面遠景