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歳時記-滋賀北鈴鹿
ひつじどきのほうもんしゃ 概要 梅雨が終わり、盛夏になると、灼熱の太陽のもと、池の水面に浮かぶ大きな葉っぱの間から、抜け出すように可憐な花が咲きだします。ここは、佐和山城大手口。鳥居本城下から天守へのメインストリートです。国土地理院の地図にも、池面の記載がありませんので、山間の耕作地の一部が水溜まりとなったような佇まいです。耕作が放棄され、荒れ放題となっていますが、ハイキングコースではあるものの、知る人ぞ知る所です。
未時の訪問者
地  域 25znw:彦根東部/南西C
Mapion 滋賀県彦根市
撮影日 2024.07.23、(晴)
スイレン、手持ち:800mm
2024.07.22、09:30の水面、スイレン、手持ち:40mm
スイレン、手持ち:270mm
スイレン、手持ち:800mm
スイレン、手持ち:800mm
スイレン、手持ち:800mm
スイレン、手持ち:800mm
大手口からの佐和山
2024.10.23、09.10の水面
ヒツジグサ(未草)は、スイレン科スイレン属に属する多年生の水草の1種です。水底に根を張った地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に円形の葉を浮かべます。花期は、6月から9月、長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲きます。花の大きさは、直径3〜7p、萼片が4枚、多数の白い花弁と黄色い雄しべがらせん状についています。
ヒツジグサの名の由来は、未の刻 (午後2時) 頃に花が咲くためとされることが多いようですが、10時頃から咲き始め、16時頃に花が閉じ始めます。一つの花は、2〜3日咲いた後、水中に沈んで実を付けるようです。
スイレンの花言葉は、「純粋な心」、「信仰」、「優しさ」、「甘美」で、これらはその美しい外見と生態から由来しているようです。
日本のヒツジグサの在来種は一種だけですが、明治時代に外国産のスイレンが輸入され、その花の美しさから一般に広まりました。掲載のスイレンは、花の色が薄桃色ですので、園芸種が野生化したもののようです。
スイレン、手持ち:220mm
スイレン、手持ち:800mm