滋賀県の一番東にある境目の城です。ここは山東町大字柏原と長久寺の境の野瀬山の山頂にあり、昔、付近一帯を長比と呼んでいました。この地は近江と美濃の国境の防禦ラインで、中仙道に沿い、通行の監視等重要な拠点でありました。
たけくらべじょう | ||||
長比城 | ||||
別 名 | 野瀬山城 | 遺構等 | 土塁、曲輪、竪堀、虎口 | |
地 域 | 25ni:関ヶ原/南西C | 現 状 | 山林+山頂 | |
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滋賀県山東町長久寺/関ヶ原町今須 | 築城者 | 浅井長政 | |
標 高 | 391m/180m=231m | 築城年 | 元亀元年(1570年) | |
訪城日 | 2010年10月11日(晴) | 形 式 | 山城 | |
山悠々 | 野瀬山/向山(柏原)、 | 規 模 | 東西150mx南北200m | |
概要 近江と美濃の境目の城として重要な位置にあります。東の曲輪と西の曲輪からなり、両曲輪は30mほど離れた「別城一郭」となっている。東側の曲輪のほうが高い位置にあり、面積も3倍程度あるので、主郭であると思われる。 |
土塁の高さは3mに達するほど大変堅固であり、一部土塁の内側が凹地状と成っていることなど、浅井系の縄張りの特徴だそうです。西の郭は城塞の跡で、強風の場合にその風を避けるのに好都合な場所から、のろし台もかねていたと考えられています。
東側の遺構として岐阜県にもまたがっています。