標 題 | 栃ノ木峠(国道、舗装道路) |
山 行 日 | 平成27年(2015年)06.月02日(晴/曇) |
地 域 | 25nn:板取/南西N |
滋賀県旧余呉町/福井県旧今庄町 | |
付近状況 | 山岳国道 |
撮影場所 | 舗装道路 |
リ ン ク | 山悠遊:音波山・下谷山 |
概 要 | 栃ノ木峠(標高:538m)は、国道365号にあり、滋賀県旧余呉町と福井県旧今庄町との県境に跨る峠で、険しい山道を抜ける舗装道路です。また福井県における嶺南、嶺北を隔てる三つの峠(ヤマナカトウケ゛・木ノ芽峠・栃ノ木峠)の最南端に位置します。「酌子峠(しゃくしとうげ)」、「虎杖崩(いたどりくずれ)」といった別名があろそうですが、現地の案内板によると、峠付近に栃の大木があったことに由来するそうです。滋賀県側は、椿坂峠から栃ノ木峠まで、2015年にトンネルが完成し、安全にアクセスできるようになりましたが、福井県側は、ヘアピンカーブが織りなす山岳道路の難所として認知されています。戦国時代以前は、主要道路として栃ノ木峠ではなく、木ノ芽峠を今庄から敦賀にぬける北陸街道が通っていました。柴田勝家が北之庄一帯を治めることになり、今庄から栃ノ木峠を経由して東山道鳥居本に通ずる北国街道のうち、当時道幅が狭く厳しかった板取から木之本間を整備しました。名前が混同しやすいことから、後年、北陸街道を西近江路、北国街道を東近江路と呼ばれ、安土桃山時代から軍事的にも重要な要所とされました。 |