みくにやま/あかさかやま ルート 路傍P(09:00)〜黒河峠〜三国山分岐(10:05)
〜三国山(10:30)〜明王ノ禿〜赤坂山(12:45)
〜栗柄越・790峰(13:05)〜赤坂山〜P(15:15)
三国山/赤坂山 シュミレーション
地  域 25wn:駄口/南西C 概要 野坂山地北部で、福井/滋賀県境に位置する赤坂山(標高:823.8m)、三国山(標高:876.3m)は、共に三角点を有する山容の美しい山です。花の数や種類が多いことでも知られ、多くの人を迎えています。滋賀県側の登山口は、@白谷から黒河峠を登山口とする場合と、Aマキノスキー場を登山口とするコースがあります。一方、福井県側からは、美浜からアクセスし、栗柄越えで入るルートがあります。尾根筋にある明王ノ禿と呼ばれるガレ場は、奇岩が林立し、別の惑星に来たような錯覚さえ覚えます。天候が悪いときは、雨を避ける所も無く、滑落や突風などに対する注意も必要です。黒河峠への車でのアクセスは可能ですが、路面の状態が悪く、乗用車での乗り入れは避けたほうが無難です。三国山から明王ノ禿への県境ルートは登山道もなく、潅木に進路を遮られたり、獣道に行く手を惑わされてしまいます。展望もなくガス発生時の進入はNGです。
Mapion 滋賀県高島市(マキノ)
標  高 876m/490m=386m
距  離 約12.0km、斜度:max18゜
体力度 56P、☆☆☆
山行日 2007.09.26、(晴)
形  態 日帰り、2名
時  間 所要06:15/歩行04:50
アクセス 自家用車、01:40
備  考 明王ノ禿:滑落注意
白谷口からの赤坂山山容
ルート・シュミレーション はこちらから
赤坂山
 ↓
明王ノ禿
  ↓
この奥に三国山
    ↓
←大谷山方向
黒河峠方向
   ↓
木道、湿原帯(三国湿原)からの南東側展望
東山
 ↓
伊吹山
 ↓
13:50 明王ノ禿
赤坂山↓
↑明王ノ禿
琵琶湖
 ↓
山崎山
 ↓
東山
 ↓
赤坂山頂上からの西側展望

大御影山・三十三間山ともに
福井/滋賀県境に
位置しています
直感的には信じられませんが
地図を開いてみると確かに・・・
県境が大きく蛇行しているから
こんなことがおこっているのです
雲谷山
  ↓
大御影山
  ↓
三十三間山尾根
  ↓
13:20 赤坂山頂上
人々がこの道を往来した証でしょうか
岩をくりぬき不動明王が安置されています
爽やかな風を受け、一時の清涼感に浸っていたことが想像されます・・・・
岩をくりぬいて安置された石仏
粟柄越え(あわがらごえ)
琵琶湖を媒介として海津に集められた物産は、粟柄越えを通じて若狭に運ばれました
根来越えなどの鯖街道が
主な道でしたが、小規模ながらこの道も物産の通り道として多くの旅人と共に往来したことでしょう。また、黒河峠の道(現在の林道)も敦賀への物資の往来に一役買ったものと考えられます
790峰からの南西側展望
大谷山
 ↓
寒風山
 ↓
赤坂山
  ↓
東山
 ↓
12:50 粟柄越え峠(標高:760m)
←マキノ高原/大谷山↑
↓赤坂山/折戸口→
赤坂山(あかさかやま)
四等三角点、点名:赤坂山
標高:823.8m

山頂からの眺望はすばらしく
伊吹山系はもちろんのこと
若狭湾や条件がよければ
白山までも・・・・
この日も雲の上から
頭一つ出ていました・・・・
大谷山
  ↓
  ↑
粟柄越え
寒風山
 ↓
大御影山
    ↓
もうすぐ赤坂山頂上です
12:45 赤坂山頂上
東山
 ↓
鞍部付近からの岩稜
鞍部(標高:740m)付近からの赤坂山
人面岩付近の展望
伊吹山
  ↓
乗鞍岳
  ↓
崩れ落ちた尾根、この左の岩の向こうに人面石
東山
 ↓
乗鞍岳
 ↓
この奇岩の稜線を南に進んで奇岩を見返すと、下部に見出せるヒヒのようなモアイ像のような人面岩が疲れを癒してくれます
マキノ高原
 ↓
この風景と佇まい、どこかで見たような・・・・
そういえば、2007.08.08に歩いた北アルプスの
燕岳に似ているようにも・・・・
↑赤坂山
赤坂山
  ↓
大御影山
 ↓
三十三間山
岩稜から東側を展望
乗鞍岳
 ↓
明王ノ禿は
花崗岩が長い年月を経て風化したものであり
かつては水晶が取れたともいわれています
奇岩には近寄れないように鎖が張られていて
迫力充分のその奇岩の前方には
琵琶湖が広がっています
814峰
 ↓
三国山山頂
  ↓
赤坂山
  ↓
赤坂山
  ↓
大御影山
 ↓
乗鞍岳
 ↓
山崎山
 ↓
本道標識(標高:760m付近)
ここをまわると目の前に岩稜

※11:30 県境尾根と本道出合は
標識手前約300m(標高:800m付近)
結果的にルート探索に手間取り登山道での
ピストンより30分余計にかかってしまいました
県境814峰付近の樹間からの明王ノ禿展望
カメラ位置から県境にあたる位置(南側)に向かって
進むべきところなのですが、急坂なのと潅木に遮られ無理をせず本道(左方向:東側)に回りこみました
 ↑
県境
東山
 ↓
明王ノ禿
 ↓
三国山頂上からの南側展望
赤坂山
 ↓
大谷山
  ↓
比良山系
 ↓
三国山頂上からの東側展望
伊吹山
 ↓
乗鞍岳
 ↓
東山
 ↓
三国山がマキノ地域の山の主峰となります
名前の由来は、江戸時代の行政区である
若狭・越前・近江の三国の境に
位置するところからです
稜線が奥まっていてマキノ高原や
白谷温泉からはその山容が見えません
その代わりに、尾根上の明王ノ禿が
白い花崗岩の岩場を誇示しています
黒河(くろこ)峠からの赤坂山歩道を登り
頂上へは歩道から分かれて往復します
今回は、県境をトレースしてみました、しかし・・・・
登山道
三国山方向
 ↓
明王ノ禿方向
 ↓
 
黒河峠
09:40 見晴場(標高:690m付近)
乗鞍岳方面
  ↓
山の彩り:5枚
赤坂山粟柄越えにて
(滋賀県高島市)
09:25 黒河林道/登山道分岐
     (標高:620m付近)
↓黒河峠/林道行き止まり↑
09:00 黒河林道 路傍駐車(標高:480m付近)
黒河峠までは車の進入は可能ですが
道路が荒れているため乗用車での進入を
途中であきらめ路傍駐車をいたしました
撮影日:2007.09.26

01 ススキが原
02 ススキが原
03 ススキが原
04 ススキが原
05 ススキが原
赤坂山頂上からの三国山
三国山
  ↓
粟柄越えからの赤坂山(北側展望)
↓折戸口/大谷山→
↑マキノ高原/赤坂山↓
粟柄越え
赤坂山から粟柄越えへ・・・・
爽やかな秋風に乗って
ススキが波のようにそよいでいます
もう穂は開いています
乗鞍岳
  ↓
尾根道は赤坂山に向かってさらにくだります
明王ノ禿の岩稜

県境
11:50 明王ノ禿(みょうおうのはげ)
    (標高:790m)
尾根からの東側展望
明王ノ禿の岩稜
高度を上げるたびに岩稜の表情が変わります
マキノ高原
 ↓
明王ノ禿の岩稜が目の前に展開しています
大谷山
  ↓
三国山から県境を辿ると
一際目立った樹木が目の前に現れました
全体的に潅木が占めています

県境ルートは、明確な登山道はありません
獣道を選択しながら進みます
ヌタ場もあり、思いもかけぬ発見があるかも
ガスが発生したときには迷う恐れがあります
登山道のピストンをお勧めします
10:30 三国山(みくにやま)
    三等三角点、点名:三国岳
    標高:876.3m
黒河峠→
←明王の禿/三国山↑
木道、三国湿原、このあたりは湿潤状態です
登山道
黒河峠登山口
登山口
  ↓
←白谷/赤坂山↑
粟柄越えと赤坂山中間付近からの赤坂山
赤坂山→
09:15 黒河峠(くろことうげ、標高:560m)
     駐車場・WC有
敦賀→
15:15 黒河林道、路傍駐車地到着
15:00 黒河峠登山口
←敦賀
白谷→
赤坂山山頂からの東側展望
790峰からの北側展望
明王ノ禿のシンボル:人面岩
明王ノ禿↓
明王ノ禿からの北側展望
県境は白い岩辺りを通っています
814ピークからの降り道が判明しませんでした
ので尾根を右方向(東側)に回りこみました
県境尾根出合からの南東側俯瞰
10:05 三国山分岐(標高:800m)
山聲-TOP
山悠遊-滋賀野坂
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
赤坂山はカタクリの花を見たくて2001年4月に訪れているのですが、前回は雨に降られて強風で明王ノ禿を恐々通過、山頂では展望もなく三国山にも寄らず、無念の山行となったのですが、それに引き変え今回は絶好の山行日和。当時は峠まで乗用車で楽に乗り入れられたのですが、その当時とは比べ物にならないほど道が荒れていました。車から降りたときは緊張感から開放され、足が震え立っていられないほどでした。これも年を取ったせいでしょうか・・・・