ぎょういちやま/さんぽうがたけ |
ルート |
集福寺P(09:20)〜郡境尾根(10:40)〜県堺尾根
〜行市山(11:40/12:20)〜林道出合(14:50)
〜Uターン点(15:15)〜奥麻生バス停(17:10) |
行市山/三方ヶ岳 |
シュミレーション |
地 域 |
25n:木之本/北西E |
概要 行市山は滋賀県北部の余呉町と福井県敦賀市との県境に位置し、三方ヶ岳はその西側約1.8km県堺尾根伝いにあります。行市山は、その昔賤ヶ岳の戦いがこの地で行われた際、柴田勝家軍が砦を築いた所です。南に賤ヶ岳、東に北国街道、西に塩津街道があり、頂上から見渡すと、小谷方面まで相手方の様子が見え、戦略的に重要な位置であったことから、ここに砦を築いたのだとうかがい知れます。地元の方々によって、保存整備されています。東側登山口にある毛受(めんじゅ)兄弟墓跡から登るのが一般的ですが、集福寺地区から入山する南尾根ルートを選択します。谷の湿地帯を抜け郡堺尾根に出ると行市山までの南尾根をたどります。樹木が邪魔をして展望はありません。三方ヶ岳の登山道は支尾根に迷い込みやすい不明ルートで、一部藪が刈り取られてはいますが大部分が藪漕ぎか獣道です。展望もなく難渋の道です。 |
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滋賀県余呉町/敦賀市 |
標 高 |
660m/150m=510m |
距 離 |
約13.0km、斜度:max21° |
体力度 |
56P、☆☆☆ |
山行日 |
2011.11.26、(晴) |
形 態 |
日帰り、2名 |
時 間 |
所要07:50/歩行06:50 |
アクセス |
自家用車、01:00 |
備 考 |
三方ヶ岳縦走路藪漕ぎ |
行市山
↓
己高山
↓
伊吹山方面
↓
呉枯ノ峰
↓
小谷山
↓
天吉寺山
↓
賤ヶ岳
↓
大岩山
↓
虎御前山
↓
山本山
↓
金糞岳/白倉岳
↓
己高山
↓
ブンゲン方面
↓
伊吹山方面
↓
呉枯ノ峰
↓
小谷山
↓
横山岳
↓
金糞岳/白倉岳
↓
墓谷山
↓
横山岳
↓
金糞岳/白倉岳
↓
呉枯ノ峰
↓
賤ヶ岳
↓
砦の堀切
行市山山頂
東側に大きく切り開かれています
行市山の砦と、県堺尾根を北に約4.0km進んだところに柴田軍の本陣である玄蕃尾城があります。当時この尾根は軍事用道路に作道されたそうで、雑兵が頻繁に行き交ったのでしょう。
兵どもの夢の跡です。それにしても、山頂からみおろすと北国街道と賤ヶ岳が一望できる好立地であることは一目瞭然です。
行市山砦跡の表示板
尾根道からの西側展望
11:20 県堺尾根出合、標高:620m
↑集福寺
↑三方ヶ岳/行市山→
↑
山中牧場
東ヶ谷山
↓
藪の尾根道は刈り込まれていました
前日に降った雨は辺り一面湿地帯と化していました
山の保護のためでしょうか杉の植林、きれいな三角錐が等間隔に並んでいます
行市山山頂からの南東側展望
標高600m以上には雪が積もっていました
山頂部の紅葉
登山道は谷沿いを登ります
丸太で仕切られた水路、苔むして水の多さを示す
行市山山頂からの南側展望
行市山山頂からの東側展望
イベントに対し、覚悟をしていても予想に反すると、気持ち的にダメージが大きいようです。今回の山行も、縦走路において藪漕ぎを認識していたのですが、1時間も続くと気力もなえてしまうものです。そして山頂を目前にして無念の撤退。残念より安堵の気持ちが強かったのはそれだけ苦難の道だったからかも・・・・
三方ヶ岳山頂直下まで延びている林道を、奥麻生地区にむかって約6.0km、延々と歩きます
日は沈み、星が目立つようになってきました
降りたところは、駐車場から山の反対の裏側
邪道ですがタクシーを呼び、無事下山完了・・・・
もちろん、ツエルトと懐中電燈は装備してました
このあと、再び三方ヶ岳に取付きますが、また藪
山頂をあと200m目前にしてタイムオーバー
やむなく撤退・・・・
でも、ここまでの苦労に免じて登頂としましょう
それにしても、35年山に入っていて一番の悪路
14:50 林道に飛び出す、標高:550m
17:10 奥麻生(おくあそう)地区、標高:170m
最初のピークまでは登山道の藪は刈り取られていました、しかし途中からはご覧の通りの藪
この藪漕ぎは一時間続きました。少しだけ刈るなら最初から刈り取られていないほうがありがたい
何故とならば:最初から藪だったら進むのをやめたかも・・・・
しかし、こんなところを歩く人もいるのも事実、そんな方たちには敬意を表します
12:25 三方ヶ岳分岐、標高:620m
福井県側の山を覆う杉
↑
余呉湖
↑
七々頭ヶ岳
行市山山頂からの東側展望:パノラマ
賤ヶ岳の戦いに於いて、柴田軍が砦をきずいた場所です。ここに佐久間盛政が陣を敷き、尾根伝いに賤ヶ岳に向かって南進、賤ヶ岳を守っていた秀吉軍の中川清秀を急襲、その後大垣から取って返した秀吉軍と合戦、これが有名な七本槍の戦闘です。柴田勝家は、ここで持久戦をしたかったようですが、佐久間盛政の意気にまけて深追いをさせてしまった。これがあだとなったというから、指揮者(リーダー)の采配は難しいものです・・・・
11:40 行市山、標高:659.7m
三等三角点、点名:行市山
余呉トレイルの会が登山道を整備されたのでしょうか藪の登山道は刈り込まれていました
郡堺尾根が目の前、急坂です
10:40 藪から飛び出すと尾根、標高:470m
09:25 集福寺登山口、標高:160m
撮影日:2011.11.26
01 紅葉
02 紅葉
03 紅葉
04 紅葉
05 紅葉
06 紅葉
07 紅葉
08 紅葉
山中の彩:08枚
行市山山中にて
(滋賀県余呉町)
09:20 集福寺川駐車地、標高:150m
北国街道(余呉町)からの行市山山容、撮影日:2003.9.16
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき
山悠遊-滋賀湖北