標 題 | 岡山後楽園の三橋 |
山 行 日 | 2014年(平成26年)04月07日(晴) |
地 域 | 33:岡山北部/南西SW |
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岡山県岡山市北区 |
撮影場所 | 岡山後楽園 |
リ ン ク | 山悠々:岡山後楽園 |
概 要 | 後楽園は、日本庭園(大名庭園)で、日本三名園(兼六園・偕楽園・後楽園)のひとつで国の特別名勝。江戸時代初期に造営された元禄文化を代表する庭園です。貞享4年(1687)に着工し、14年の歳月をかけ元禄13年(1700)に完成。岡山市内を流れる旭川をはさみ、岡山城の対岸の中州に位置し、藩主が賓客をもてなす建物・延養亭(えんようてい)を中心とした池泉回遊式の庭園です。江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼ばれていました。明治4年(1871)、園内を一般開放するにあたり、後楽園と改められました。築園の際、「延養亭」に次いで建てられたのが「栄唱の間」。栄唱の間は、能舞台の正面にあり、能の見所(けんしょ)や接待の場所としてつかわれました。その南側には、「花葉の池」などの眺めに優れています。その池に架かっているのが「栄唱橋」です。藩主が来園の際には、必ず渡ったと言われています。 栄唱橋は、高欄つきの折れ曲がった板橋で、「花葉の池」を斜めに渡ることになります。園の古地図では、どれもがこの橋を異様に大きく描いています。園内で「栄唱橋」の占める重要性が、よくわかります。花葉の池に架かる栄唱橋のたもとでは、ヤエベニシダレが美しい姿を見せます。この橋を渡れば、すぐ目の前に、高さ約7.5m、周り約23mもある巨石が池を臨むように屹立しています。この石を「大立石(おおだていし)」と呼ばれます。 曲水の宴を楽しむ水路をさかのぼりると廉池軒があります。この建物は、戦災を免れた建物の一つで、池に架かる石橋や対岸の小島なども往時の姿を今にとどめています。 園内の中央にある池は「沢の池」と呼ばれ、島茶屋のある中の島、釣殿のある御野島、白砂青松が美しい砂利島があります。庭園から中の島には反橋が架かっています。 |