まんねんさんしょうりじ ルート 万年山勝利寺/紙遊苑(14:10/14:30)
万年山勝利寺
地  域 30n:橋本/北西SE 概要 勝利寺は、宗派:高野山真言宗、山号:万年山、院号:世尊院、本尊:十一面観音菩薩、開創年:伝・平安時代初期、開基:弘法大師空海。高野山開創:弘仁7年(816)の1年前に十一面観音を奉納した寺として信仰を集めています。また、かつては天皇や上皇の遺髪を高野山へ納める使者の宿舎としても利用されていたそうです。本尊の十一面観音は弘法大師が42歳の時、厄除けのため彫刻したものと伝えられます。本尊の脇仏として観音像二体があり、紀州領主 湯浅権守(ゆあさごんのかみ)が悪疾を病んだ時に、本尊観音に平癒を祈願して、病が癒えたので寄進したものといわれています。南海電車高野線九度山駅下車、徒歩30分。階段参道(非常に急な自然石の階段)の直上に仁王門があります。壇下に町営駐車場がありますが、ここに至る道路が狭いため、「道の駅」などの里の駐車場を利用し、徒歩で訪れるのが賢明です。
Mapion 和歌山県伊都郡九度山町
標  高 119m/101m=18m
距  離
体力度 ―、☆
山行日 2025.05.28、(晴)
形  態 前泊、3名
時  間 所要00:30/歩行00:10
アクセス 自家用車、03:30
備  考 道路極狭い(事前調査要)
紙遊苑拝観パンフレット-3/4
紙遊苑拝観パンフレット-2/4、※写真クリックで拡大
紙遊苑拝観パンフレット
「周辺イラストマップ」案内板、※写真クリックで拡大
「紙遊苑」案内板、※写真クリックで拡大
勝利寺・紙遊苑駐車場
「紙遊苑ご案内」案内板、※写真クリックで拡大
紙遊苑長屋門
仁王門左背面中景
紙遊苑(しゆうえん)
鐘楼
「鐘楼」案内板、※写真クリックで拡大
渡廊下、鐘楼
地蔵堂向拝扁額『地蔵大菩薩』
地蔵堂向拝
地蔵堂向拝
向拝扁額『本尊 十一面観音』、※もうすぐ水月なのに注連縄飾り
本堂向拝
本堂右正面
本堂左正面
「本堂」、※写真クリックで拡大
本堂正面
本堂右正面中景
本堂正面中景
主家勝手口
急な階段参道を上がると仁王門、※写真クリックで詳細表示
敷地内にある「紙遊苑」は、元は勝利寺住職の方丈としての建物でしたが、現在手漉き和紙(弘法大師縁の高野紙)の伝統と文化を後世に伝えるべく創設された施設です。茅葺きの趣きある建物です。館内には高野紙づくりの道具を展示、ジオラマや和凧などを展示。紙漉き体験することができ貴重な体験をさせてくれるスポットです。
弘法大師空海は、九度山の地に手漉き和紙の技術を伝えました。この和紙は、紀州高野紙(古沢紙)と呼ばれ、厚手で丈夫であったため、傘紙、障子紙、合羽、砂糖などの紙袋、提灯に張る紙などとして、大いに利用されました。最盛期には、九度山町古沢地域を中心に約100軒の家々が紙漉きを行っていました。紙漉きの技術は、大切に守られ、期間を決めて作ることで他村の者には伝えない定めがあったそうです。当時100軒あった紙漉きは、現在は一軒もないそうです。
紙遊苑拝観パンフレット-4/4
高野山町石道、※ここから高野山に至る
紙遊苑主家玄関
「地蔵堂」案内板、※写真クリックで拡大
地蔵堂正面
大師堂正面
山聲-TOP
紙遊苑拝観パンフレット-1/4
旅悠遊-和歌山高野
歩ッ歩ッ歩:山もゆる、一歩一歩の山あるき