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山の彩り-山野草
はんげしょう 本州から沖縄に分布し、低地の水辺や湿地に群生して生育する多年草。特有の臭気があり、また精油をふくみます。太く長い地下茎が、横に這いそこからのびた地上茎は、高さは30〜100cmにも達し、葉は互生します。夏に、香がある小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が送粉者への広告塔となり、白く変色します。花期が終わると再び緑色になります。利尿・解毒・解熱の作用がある生薬とされ、「三白草(さんぱくそう)」と呼ばれます。
半夏生
科 目 ドクダミ科
花 期 6月から8月頃
半夏生は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃、ハンゲショウという草の葉が、名前の通り半分白くなって化粧しているようになっているところから、名付けらたといわれます。かつては、夏至(2021年は06月22日)から数えて11日目とされていましたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっています。毎年7月2日頃にあたります(2021年は07月02日)。背丈は50〜100cmになる大型の宿根草で、冬期には地上部分はなくなります。
21e:御嵩町、花フェスタ記念公園、撮影日:2011.06.22