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山の彩り-山野草
みずばしょう 北海道と中部地方以北の日本海側に分布し、山地帯から亜高山帯の湿原や林下の湿地に群落を作って生育する多年草。地下に太い根茎を持ち、葉に先立って高さ10〜30cmの花序を出します。白色の部分は、仏円苞と呼ばれ、本来の花は黄色い円柱状の棒に多数ついている両性花です。葉は楕円形の軟質で、花後高さ約30p、幅30cmほどに大きく成長します。根には毒があります。和名の由来は、水辺に生え、芭蕉(バナナ)に似た大きな葉をつけることから。
水芭蕉
科 目 サトイモ科
花 期 4月から7月頃
15m:妙高市、いもり池、撮影日:2017.05.27
21om:高鷲村、蛭ヶ野高原、撮影日:2005.05.23
20n:戸隠村、戸隠神社-森林植物園、撮影日:2003.05.11
20n:鬼無里村、鬼無里-奥裾花湿地、撮影日:2003.05.12
25an:白馬村、白馬岳-猿倉/栂池、撮影日:2005.07.21
尾瀬の代名詞「水芭蕉」。湿地に自生し、発芽直後の葉間から白い花が咲きます。実は、これは花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(つぼみを包んでいた葉のこと:葉の変形したもの)を開きます。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序(かじょ:枝上における花の配列状態)です。
20an:新潟県糸魚川市、蓮華温泉-兵馬ノ平、撮影日:2011.09.13