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山の彩り-山野草
ひとりしずか 北海道から九州に分布し、山野の林内や草地に生育する多年草。草丈は10〜30cmほど。茎は直に立ち、上部に4枚の葉が茎を囲むようにつき、その中心から1本の白い花序(かじょ:花をつけた茎)が立ちます。花序の長さは3cmほどで、白いブラシのようです。白く見えるのは、すべて雄しべで、花びらも萼もついていないところが特徴です。花が終わると、直径約2.5〜3mmの球形の実をつけます。和名の由来は、花をつけた花序の姿を優雅に舞う静御前に例えたことから。
一人静
科 目 センリョウ科
花 期 4月から6月頃
25zns:多賀町、茶野/鈴ヶ岳、撮影日:2008.05.04
25ni:伊吹町、ブンゲン(射能山)-山麓、撮影日:2009.06.03
25ni:伊吹町/岐阜県春日村、国見岳/御所峰、撮影日:2008.05.21
25zns:多賀町、鍋尻山、撮影日:2010.05.01
25znn:米原町/多賀町、霊仙山-西南尾根、撮影日:2014.05.04
25znn:米原町/多賀町、霊仙山-西西尾根、撮影日:2013.05.04
山中の木陰に、ひっそりと咲いていると思いきや、群生しています。ヒトリシズカが群生すると、一人静とは言えないのでは、などとヒネクレ者は言うかもしれませんが・・・・。花びらも萼(がく)もなく、花のように見えるのは雄しべという変わった花なのです。花穂が一本で密に多数の花をつけます。同類種に、2本のフタリシズカがあります。別名:ヨシノシズカと呼ばれています。
25znn:彦根市/多賀町、イワス(原石山)/比婆之山、撮影日:2006.04.28
25nn:木之本町、横山岳-白谷/東尾根、撮影日:2016.05.05
25zns:多賀町、鍋尻三山/向山(芹川南)、撮影日:2008.04.12